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TMOフォーラム  2003保存版   

T022
タイトル TMOとTMO構想
投稿日 : 2003/12/26(Fri) 23:40
今さらながらの話題ですが、この二つの概念の関係がよく理解されていないと担当者はいずれのたうち回ることになります。

と今頃言っても遅いかも(W

TMOは、タウンマネジメントオーガニゼーション。
中心市街地の商業集積を一個のショッピングモールと見立てて、整備・運営にあたる組織ですね。
TMOは、「TMO構想」をつくって市町村に提出、受理=認可です。

TMO構想とはなにか?
「小売商業高度化事業構想」のこと。当該市町村の『中心市街地活性化基本計画』に記載されている高度化事業について、基本計画よりもちょっこと具体化した「構想」を作ったら即・TMOとなるわけです。

つまり、中心市街地活性化推進の中核となる組織は、今後実施する商業高度化事業のあらましについて記載した「構想」を提出したところがあたる、というのが『中活法』のスキームですが、ちょっと考えればすぐ分かる(W ように、ここには大きな問題があります。
タイトル TMOとTMO構想のミスマッチ
投稿日 : 2003/12/27(Sat) 12:42
> つまり、中心市街地活性化推進の中核となる組織は、今後実施する商業高度化事業のあらましについて記載した「構想」を提出したところがあたる、というのが『中活法』のスキームですが、ちょっと考えればすぐ分かる(W ように、ここには大きな問題があります。

「中心市街地活性化」は、国が「中心市街地に立地するすべての商業集積を・・・」と示しているように、中心市街地内に立地する個店・商業ビル・商店街すべてを網羅して活性化することを意味します。
他方、「中小小売商業高度化事業」は、ハードについては点もしくは線の施設取得・整備改善、ソフトの場合は販売促進事業の一環というように、とても単独で中心市街地全体の活性化の命運を左右するような力を持った事業ではありません。

これは何を意味するか?
つまり、「TMO構想=中小小売商業高度化事業」を提出した組織が、提出したと言うことをもって中心市街地全体の活性化を推進していくTMO(タウンマネジメント機関)に認定される、というのはよほど提出する側がしっかりしてないとミスマッチになる、ということです。

『中心市街地活性化基本計画』が活性化の基本方向として「ショッピングモールへの転換」を掲げ、街区や集積ごとの事業取り組みについて立案計画済み、中小小売商業高度化事業についての基本的な計画がその中に位置づけられている、という場合は、『中活法』のスキーム通り、『中小小売商業高度化事業構想』のとりまとめ・提出団体=TMOということでOKです。

しかし、実際には多くの都市の『基本計画』において、「ショッピングモールへの転換ないしはそれに代替される一体的推進の目標」に基づいて個別商業高度化事業の位置づけ・計画を行っているものはほとんどないと思います。なかにはバブル崩壊以前の広域商業ビジョン、商店街活性化ビジョン、再開発計画等に記載されていたハード事業がそのままこちらに転記された、ということも結構多いはずです。

これでは本末転倒、このようなことがまかり通るような取り組みの状況では、「中小小売商業高度化事業構想」提出団体に中心市街地タウンマネジメント機関たるにふさわしい能力が備わっている、ということはまずあり得ないでしょう。
都市がそういう能力を持っていればTMO構想とTMOのミスマッチなどは生じなかったはずですね。

「中小小売商業高度化事業構想」とTMOを結びつけるためには、『基本計画』段階でよほど中心市街地&商業流通問題に識見を有していることが必要だった、ということになります。
『中心市街地活性化基本計画』は、行政・民間が協働して取り組む事業計画の作り方、中心市街地の商業をめぐる環境変化の理解等々、「理論装備」が前提されていてはじめて実践可能な計画として作成することが出来る、という性格を持った計画だったのですが、多くの都市でそのことには気付かないまま、計画作りが着手されました。

事業が進捗するにつれて、このあたりの齟齬が問題になってきます。
個別事業を高度化事業構想〜実施計画に基づいて取り組み・完成しても、そのことが目的である中心市街地活性化の推進に寄与しない、という事態がどんどん起こります。

活性化にまじめに(W 取り組んでいると、いずれはTMOとTMO構想のミスマッチ、果ては計画体制そのものと事業とのミスマッチもいやというほど分かってくる。
計画作りや事業実施が進んでいれば進んでいるほど、実効ある修正が難しくなります。

関係者には厳しい判断を迫られます。
勇気を出して決断することが必要です。
タイトル もとはと言えば
投稿日 : 2003/12/29(Mon) 13:09
> つまり、中心市街地活性化推進の中核となる組織は、今後実施> 活性化にまじめに(W 取り組んでいると、いずれはTMOとTMO構想のミスマッチ、果ては計画体制そのものと事業とのミスマッチもいやというほど分かってくる。
> 計画作りや事業実施が進んでいれば進んでいるほど、実効ある修正が難しくなります。

『基本計画』において、「一体的推進目標(何のことか忘れた人もあるかも(W)」に「中心市街地の商業はショッピングモールに転換する」と掲げていれば、あるいはそれと同等の「中心市街地の商業を活性化する方向・目標」を掲げていれば、TMOは自動的にその目標達成に向けて計画・統制・評価=経営管理にあたる組織であるということになります。そうするとTMO(構想を作成してTMOとなる組織)は、目標達成に必要な『実施計画』を作成、その一部、「中小高度化事業」を利用する事業について「TMO構想」を作成、はれてTMOとしてスタートする、という段取りが描けたはずです。

もちろん、時間的な条件から、『実施計画』と『TMO構想』とは前後するかも知れませんが、『基本計画』がきちんと作られていたら、後先関係は修正可能でした。

もとはといえば、やはり『中心市街地活性化基本計画』の内容に問題あり、ということでしょうか。



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