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■視点・知識の転換という課題

2003/01/27(Mon)

 私たちは、もの不足からもの余りへ、これまで全人類が経験したこのない新しい時代への転換期に直面しています。
あらゆる分野で「転換期」という環境条件を認識して行動することが必要になっています。
転換期ということを考慮に入れない企画では、いくら優れた才能を集めて作ってもものの役には立ちません。なぜか? なぜならばそれは問題そのものを間違えているからです。

 商店街は、「もの余り」時代特有の状況が大変強く現れている場所、商店街を活性化するためには、「もの余り」時代の生活や、ショッピングの様相をしっかり把握して、「さまざまの条件にも関わらず、こうすれば街ぐるみで活性化できる」という方向と方法を考え出すことが必要です。
いつも申しあげているとおり。

 いくら街がきれいになり、施設が整備されても関係者の視点・知識が過去のまま、変わっていないならば、事業の成果を活性化に結びつけることは出来ません。現在、事業は進んでも活性化が実現しないのは、視点、知識の転換というもっとも基本的なレベルの仕事をおろそかにしているからです。

 「もの余り」という新しい条件のもとで繁盛する個店、商店街を作り出していくためには、これまでとは全く異なった視点、知識が必要です。
新しい時代に対応する=新しい店づくりは、これまでのような「見よう見まね」の経営では実現できません。真似る対象がないからです。

 「見よう見まね」から「試行錯誤」へ、小売業の経営は抜本的な転換が必要であり、その第一歩は視点、知識を「新しくすること」です。
新しい視点、知識を入れない限り、これまでの「見よう見まね」の視点、知識に基づいて行動する以外に方法はありません。

 「勉強無くして繁盛無し」、もちろん何を勉強するのか、内容が問題です。知ってのとおり、長年に渡って巨額の教育投資を行ってきた量販百貨店(ダイエー、ジャスコなど)の実態は、勉強の中身を間違うと役に立つどころか間違った方向へ進んでしまう、ということを物語っています。
勉強は不可欠ですが、手当たり次第にやればよいというものではありません。転換期を踏まえた、「にもかかわらずこうすれば繁盛を実現できる」という方向と方法を学び修得することが必要です。

 今日は昨日の続き、延長のようですがけしてそうではありませんし、今日何をするか、ということが明日のありかたを大きく左右します。
遠回りのようですが、まず、「経営上のものの見方・考え方」の基礎となる視点、知識の転換を実現する、そのための取り組みを考えるべきです。