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S033■『行動計画』Q&A

2002/10/05(Sat)

 『行動計画』に関する質問、何事によらずこのスレで回答します。
お気軽に活用してください。

『行動計画』の核心

「平成商人塾・各地の取り組み」欄に現在のTMOの活動状況についてレポートしましたが、多くのTMOがTMO計画の推進に追われており、商店街の活動の支援にまでは手が届かないようです。

 TMOの活動とは区別&連関させて商店街の活性化に向けた行動計画を作る、というのは当の商店街とってはもちろんですが、TMOにとっても大変重要な課題です。行動計画があって始めて個別商店街に対するTMOによる支援がうまく機能することになります。TMOにとっても個別商店街の行動計画は作成を促すことが必要です。

 行動計画は文字通り行動計画、施設整備計画や販促企画でありません。
それらを一部含みながら、本論は商店街のモールへの転換の計画、個店の取り組みを中核にした街をモールへと成長させていく取り組みの計画になります。計画に基づいて行動する個店が次々に繁盛店へと成長していく、これが行動計画の核心になります。

『行動計画』はこれまでにない手法

 これまでの商店街の計画と言えば、高度化事業など共同で取り組む施設整備の計画が主でした。私が提唱している「行動計画」は、これまでの計画とは大きく内容が異なります。

 ショッピングモールという我が国にはこれまで存在しなかった新しい商業集積を実現するために、@必要な知識・技術の修得、A個店の転換、B販売促進、C施設整備などを上手く組みあわせて実施する、これが「行動計画」です。
 この「行動計画」とこれまでの計画が違うところは、これまでの計画が、個店からみれば、「与えられるもの」であったのに対して、行動計画は「つくりあげるもの」である、と言うことでしょうか。

 高度化事業は、計画策定まではいろいろ難儀がありますが、計画が出来さえすればあとは精製と出来上がっていきます。一方、行動計画は、計画自体はすぐにでも作れそうですが、計画を作った後、実現していくために行動することが必要です。
(したがって計画作り自体も「自分たちの力でモールを実現できる」計画になっていることが必要。作ること自体、簡単そうで実は難しい)

 これまでの商店街の計画は、「作ってもらうため」の計画でした。行動計画は「自ら動いて作りあげるための計画」です。このことは移設整備の考え方でも同じです。「施設整備」はそれだけを全体から切り離して取り組むわけではありません。その前後、平行して、街区、個店の取り組み、変化があってはじめて施設整備は生きてきます。街区、個店の変化は施設整備では不可能、施設整備と相まって多様な取り組みが行われて始めて施設整備が街づくりに活用される、活性化事業の一環になるわけですね。

 行動計画、計画さえ作れば後は補助制度を活用して実現できる=これまでの商店街の施設計画や現在取り組まれているTMO計画とは全く異なる性格の計画であることを理解してください。街区に関係するTMO事業は、行動計画の一環に組み込まれ、他の事業と連携されてはじめて「活性化を実現するための事業」というポジションを持つことが出来ます。

 「行動計画」に位置付けられていないTMO計画は、当社が定義している意味での商店街活性化には十分機能することが出来ません。現在、各地で取り組まれているTMO事業は、「作ってもらう事業」であり、しかもその施設を「活用するために自分たちがやらなければならないこと」に取り組まないまま実施されています。整備が行われていの間は、大きな期がを寄せられますが、整備が終わると元の木阿弥、まちが活気を取り戻すことはありません。このことに疑いの余地はありません。「お客はなぜ来街するのか=来街目的=ショッピングはどこで行われるか」ということを考えてみればたちまち分かることですね。

 「行動計画」の必要性、しっかり理解することが大切です。行動計画がなければ商店街の活性化は実現できない、ということを確認すること、これが今現在、活性化を望む全ての商店街が直面している、目に見ず」気付かれてもいない「本当の課題」です。