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「平成商人塾・各地の取り組み」で連続レポートしている武雄市中心商店街の「ナイトバザール」、感想は如何でしょうか。
この取り組みは商店街のみならず、いわゆる「買い回り商品(本当は買い回らない)」小売業の新しい事業機会を実証するものです。これまで新業態特有の営業形態で商店街には無関係と思われていた営業時間戦略が買い回り品小売店の営業ミックスに大きなウエイトを占める、ということですね。立地、客相、店舗面積等々を変えずに商圏が拡大する!
これはまっことコロンブスの卵、言い出しっぺの栄誉は佐賀県武雄市中心商店街のみなさんにあります。
商店街の公式サイトも現在企画中です。これはナイトバザールのサイトと違ってはっきりネット経由の売上げを狙うもの。それも通販で「普通の商店街で当然売っていてしかるべき商品、もちろん武雄の商店街では売っているが、何故かあなたのまちでは手に入らない商品」を特集して全国規模で販売したいですね。結構あるんですよ、これが。 これをやるとまた個店の品揃えがとんがってきます♪ そうするとまたリアルの店頭売上げがアップする、良いことずくめ。そうそう、あなたのまちのお店の品揃えの参考にもなるかも知れないし。
それやこれやで今年あたりは大ブレイク、方々の商店街の皆さんが視察に見えるはず、そうすると武雄温泉が潤います(今でも好調なんですが)。そうすると旅館も喜んでポイントカードに加入する(まだ出来ていませんが)、そうすると商店街に活動原資が還元される、そうすると組合は購買促進システムの充実を実現できる・・・(w
武雄温泉の観光は、
http://www.saganet.ne.jp/takeo-kk/
ついでに旅館がアップしているナイトバザールの記事もみてください。
http://www.saganet.ne.jp/kyotoya/top/index.html
(トップから「武雄の町の人とふれあう一夜ナイトバザール」を開く。)
なんだか「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話ですが、実はこれはみーんな「武雄市中心市街地活性化基本計画」に基づいた取り組みです。
(その詳細はあらためて展開します。待ちきれない人は「武雄市中心市街地活性化基本計画」を入手してください)
儲けなきゃ、という私利私欲と子孫に「美街」を残す、というDNA欲(w
をエンジンに、構想と妄想、信念と邪念を渾然融合させて燃料とする「活性カー(c)takeo」を駆使、「基本計画」をナビにひた走る商人道=金儲けの道でありますね(w。
ったく、何はともあれ、自分が儲からなきゃ商売人じゃないっすからね。
あれ、ちがったかな? でしょ?
ナイトバザールについての質問、疑問、批判その他こちらで承ります。
ナイトバザールと個店の転換
TMOが発進し各種の事業に着手し始めたところでは、事業の成果を享受するには、各個店のシャッターの内側に入店目的=購買目的が実現されていることが大前提だになる、ということに今度こそしっかりぶちあたって途方に暮れているはずです。
え?別段途方に暮れることもなく整斉と事業を進めている?
それは大変結構なことですが、それで本当に商店街が活性化できますか?
そもそも商店街が活性化されるとはそこに立地している個々の店舗がどうなることでしょう? 事業の結果として一時的に来街者が増えたとしても、肝心の買い物先である個々の店舗が旧態依然の状況では、せっかくショッピング気分で来街したお客も買い物が出来ません。買い物が出来ない商店街に買い物に来る人はいませんから、事業のかいもなくやがて街にはもとの静けさが・・・。
本論に戻って。
商店街に対して実施される各種の施策、これは全て個店にはお客が見れば欲しくなる・買いたくなる・満足する品揃え・情報・サービス、環境が整っている、という暗黙の前提があります。イベントなどで店頭までお客を誘導すればたちまち来街客は入店客・買い上げ客に転化する、と想定されていると考えなければ既存の事業メニュ−で活性化が実現できるという結論には至らないということはこれまで何度となく指摘してきました。
ご承知のとおり、実際の個々の店舗の実態は「来店目的」の確立にはほど遠い状況です。街に魅力がないから魅力のあるお店にお客が来ない、という既成施策の前提は間違っており、全く逆に魅力のあるお店がないから買い物客が街にやってこない、と考えなければならない。
したがって、活性化事業を成功させるためには、事業に先行してあるいは事業と平行して「売れる個店づくり」に何が何でも取り組まなくてはならないわけですね。
当社が支援している松原通り商店街、平成5年度に作った商店街活性化構想で「アップスケールモールへの転換」を掲げて以来、イベントなどは極力省き一貫して個店の転換に取り組んできました。ちなみに、アップスケールモールとは「今までなかった新しい買い物目的のために作られる商店街」ということで、今日いうところのショッピングモール、ラグジュアリィモールと同義です。街ぐるみでのモールへの転換、実現手法としての個店の転換という路線を掲げたおそらく日本で初めての商店街だったと思います。
以来、これまでずうっと取り組んできたわけですが、これはいうは易く、実際に取り組むとなるとなかなか難しい。方向を定めてこつこつ試行錯誤をするわけですが、直ちに効果が上がるとは限らないし、間違った方向へ行ったら軌道修正をしなければならない。そのためには在庫処分が必至だし、これまで以上に販促も必要だ、というようになかなか大変です。
実際の取り組みでは、各個店は多様な事情をかかえておりなかなか横一線での取り組みは難しい、それぞれのペースで取り組むというのが一番やりやすい方法です。しかしこれは着手は簡単ですが実効ある取り組みにしていくのは大変、転換を成就させるには相当の意欲と根気が必要です。
方向には確信を持っていても現実の改革は試行錯誤、先進事例のない手探りの連続ですから心細いことおびただしい。ついつい安全パイを、というのが人情でしょうから改革のスピードがにぶる・・・。
そこでナイトバザールの登場です
ナイトバザールは、毎週否応なくやってきます。それぞれの店舗が店づくりになにがしかの変化を創り出していかないとアピールできません。品揃えであったりサービスであったりおもてなしであったり様々ですが、やはり大事なことは、ナイトバザールを皮切りに1週間の商売をどう組み立てるか、ということでしょう。店づくりを1週間単位で考えていく、という作業が必要です。
お客の生活を考え、品揃えを考え、アピールを考える・・・・、商品の手配があるので先へ先へと手配が伸びていきますね。一方では今週の成績をみながら来週の企画を再検討する、という仕事も必要になります。
というようなことでナイトバザールは、「店づくりの転換」の間断の無い実践そのものです。
これはコロンブスの卵、先例のない松原通りにとっては大変な取り組みですが、次に取り組む街にとっては「やれば出来る」という実例が出来上がろうとしていますから、思い切って短期間で転換出来る可能性があります。
ただし、転換について街にまったく「個店の転換」に取り組んでいる個店がないという段階でナイトバザールに取り組む、というのはこれまた前代未聞です。果たしてどうなるのか、取り組むならば十分考えてからにし手いただきたい。まあ、ほとんど推進力が無いので実現はしないと思いますが。
当社の提唱するショッピングモールへの転換をめざす場合、大切なことは自分自身のリスク負担で今すぐ転換へのスタートを切る個店グループを組織することです。多分、この作業は省略できないと思います。また、このグループが出来るだけでは不十分、彼らが街の針路について提案する力量を付けなければ街は動き出しません。これには時間がかかります。
一日も早く転換のモデルとなるグループの結成、実践着手が望まれます。街全体の動きとなるまでの段取りを考えるならば、このグループの立ち上げが本当に寸秒を惜しんで進めなければならない課題です。
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