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1.
なかなか言い出しっぺを務める人が出てこないというのが大方の組合の実状でしょう。実はこのあたりに勉強に限らず商店街組織が、組織としてやらなければならないことを認識し・企画し・組織して取り組む、という組織として当然出来なければいけないことが出来ない、というより大きな問題が見えています。
組合は、もとはといえば高度化事業をはじめ、国や県などの支援制度を利用するために作られた組織です。このような組織の生まれた経緯を考えれば、組合がほうっておいて新しい活性化を実現するために、組合員にとって無くてはならない組織に自動的に変わっていくわけがない。
商店街に立地する商業者が新しい経営環境・立地条件の下であらためて繁盛していくためには、個人、個店の力だけではとても大変です。どうしても組織的な行動が必要であり、組合のあり方が大きく変わることが必要になっています。事業や補助金を取ってくればそれで名執行部と言われた時代はとっくに終わっています。
2.
最近自分たちの組合の定款を読んだことがありますか?
みなさんの組合の「目的」には何が書かれていますか?
目的を達成するための事業としてどういうメニューがありますか?
今となっては、定款に記載されている事業に取り組んで、100%成功したとしても商店街を活性化することはできません。組合は、出店してきた大型店の「規模」に対抗するための高度化事業の受け皿組織であり、そのための要件を備えることを主眼に作られているはずです。
一方、現在商店街が取り組まなければならない課題は、既存個店の努力を中心に、商店街をショッピングモールに転換する、ということです。
活性化を実現するためには、事業の目的を「規模の確保」から「モールへの転換」に大転換することが必要です。
組合の事業メニューは全て頭に「モールへの転換を実現するための」と冠をつけることが必要です。
「モールへの転換」を組合の目的達成の最終目標とすることが出来れば、組合活動は一挙に活性化されます。少なくとも組織を上げてなにをやらなければならないか、という目標が決定されます。
3.
1.連合組織あるいはTMOが発議すれば、総論であり決定される。
2.単位組合に持ち帰れば中心市街地全体の方針ということで全員賛成。
となりますが、では組合はどこからどう手をつけて活性化していくか、という肝心のことになると元の木阿弥。結局堂々巡りしただけ、ということになりそうです。
組合の活性化、結局、下から行こうとしても上から行ってもなにも変えることは出来ない、というのが実態でしょう。
この問題で一番困っているのはたぶん市役所でしょうね。
計画は出来たがTMOが立ち上がらない、TMOまでは行ったが実施計画が上がらない実施計画は出来たが、着手が困難、ハード事業は終わったがなかなかとおりが活性化しない、などなど、問題の段階は様々ですが、いずれも組合活動の活性化〜個店の活性化というもっtも大事なところを動かすシナリオが見あたらない。
現在、どこかの段階で足踏みしているところは、その原因についていろいろ考えられていることでしょうが、とどのつまりはこの、組合活動の活性化〜個店の活性化=繁盛店続出というシナリオが見えてこない、というところに事業が進まない本当の原因があるのです。
4.
さて、組合活性化の秘策です。
モールへの転換を組合内部で個人が発意する、というのは無理だ、連合組織ないしTMOが決定して下部に流しても総論賛成、各論無視で何の効果も上がらないことはすでに検討したとおりです。
もとはといえば、「こうすれば商店街は活性化できる」という確たるシナリオを持っている人が点在している、というか一人二人しかいない、というところに問題があるのですから、中心市街地全体を対象にリーダーを育成する。これらのリーダーが各組合の要所に陣取って、時が来たら一斉にモールへの転換を牽引する。
これが秘策です。
なーんだ、とがっかりしないでください。こリーダー育成では、モール理論から個店の転換まで、街区の街並み整備から自店の品揃えまで一貫した理論体系を修得します。
理論を修得する過程で自店の転換に取り組んでいきますから、研修終了と同時に理論的な裏付けのある成功体験を持ったリーダーが一挙に生まれます。このような取り組みを行っているところはたぶん当社が「商人塾」などを引き受けて支援しているほんの少数の都市だけだと思います。
その他の都市では、活性化のためには理論・実践両面でのリーダーが必要だ、育成しなければならない、という問題意識までたどりついていないだろうと推測しています。
とにかくリーダー育成という段階は絶対にパスすることの出来ないプロセス、ここをパスしたら組合こぞって活性化に立ち上がるという機運はまずほとんど期待できません。
よしんば一時的に盛り上がっても永続するとは考えられません。
なにやら、組合活性化の話が当社の企画の宣伝になってしまいましたが、リーダー育成という課題は避けて通ることが出来ない、中心市街地活性化、「モールへの転換」に向けた組合活動活性化の秘策はリーダーの育成、回り道のようだがこれが成功への唯一の道だということは了解いただいたことと思います。
5.
リーダー育成ということで、月1回づつ勉強をする、という企画の話を聞きました。え?週1回でしょ?と私。月1回ならホント、やらない方がマシ。それくらいの取り組みで何かがどうにかなると考える方が絶対おかしい。
武雄市の中心市街地活性化基本計画を作っていた99年の今頃、松原通商店街の執行部は週3回、午後8時〜10時という時間帯で会議というハードスケジュールでした。計画のワーキングが1回、次年度実施する予定のファサード整備事業の計画作りが2回です。毎回終わると1時間ほど夜食プラス一杯。「女房といる時間より執行部といる時間の方が長い」とぼやきながら半年間続きました。
精進の甲斐あって執行部はばりばりの論客揃いになりました。もちろん店づくりの転換も率先して進めています。
皆さんも手始めに30時間ほど集中して勉強してみたら如何でしょう。
組合の雰囲気、確実に変わりますよ。
ちなみに、はじめに書いた勉強会、週1に変更になったとのこと。
あとは勉強の中身です。
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