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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 『コンサルタントの眼』 No.62 2004/03/22 (Mon) # コンセプチュアライザーtakeoが様々な事象を批評 # http://www.quolaid.com mailto:info@quolaid.com ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◆ 「暗黙のご了解」 ◆ (批評と提言04/03/20より) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「暗黙のご了解」 定義:ある特定の集団、組織のメンバーにとって「当たり前」と見なされている こと。 あまりにも当然のことなのでいまさらその内容について疑ったり、議論すること さえはばかられるようなことがら。 商店街における「暗黙のご了解」は、「商店街活性化とは活性化事業に取り組む ことである」ということ。 変な話だが、商店街活性化とは商店街が活性化することではなく、「そのための 事業」とされている事業に「取り組むこと」なのである。ホントに不思議な話であ るが、商店街の現状を理解するには、そう考える他はない。 1.商店街活性化とは商店街がどうなることをいうのか、当社をのぞき誰も定義し ていない。 2.活性化事業への取り組みはしょっちゅう、至る所で行われているが、活性化に 成功した、という話はほとんどない。 3.いい加減、「活性化事業の取り組み方はおかしいのではないか」という声が挙 がりそうなものだが全然気配がない。 4.今日も活性化事業への取り組みが行われており、明日からはまた新しい活性化 への取り組みがスタートすることだろう。 という状況から考えられることは、上述のとおり、「商店街活性化とは、活性化 事業に取り組むことである」という暗黙のご了解がある、と考えれば納得がいく。 このような、ふと我に返って考えれば何とも信じられない暗黙のご了解、どうし て発生するのだろうか? それにはちゃんとした訳がある。 活性化事業がスターとしたころ、事業の目的は、街区内に進出してきた大型店へ の対抗策だった。アーケード、カラー舗装、イベント、スタンプ事業等々、活性化 事業の定番はすべて大型店の施設、販促の「見よう見まね」で「規模のメリット」 に集団で対抗する、という立て前で始められたものである。 結果的にこれらの事業は大型店対策にはならなかったが、隣接する商店街との域 内競合の武器としては効果があり、大型店の核的機能も大きくはたらいて、結果的 に地域一番商店街の位置に着くことが出来た。 つまり、このころ、商店街活性化を目的に活性化事業に取り組めば商店街にその 効果が現れたことから、商店街活性化=活性化事業に取り組むこと、という短絡的 理解が暗黙のご了解として成立したのである。 暗黙のご了解の恐ろしいところは、暗黙のご了解がたしかに成立する条件が消滅 した後も、暗黙のご了解だけは人々の心の中に生き残り、肝心要の状況で「暗黙の ご了解」として猛威を振るうことである。 今日、活性化事業に取り組めば取り組んだだけの成果が得られる、という条件は とっくの昔に消滅している。対抗しようとした域内の大型店はすでに郊外型SCの 前に敗退し、活性化事業で蹴散らして地域一番商店街の位置に着いた隣接商店街は とっくの昔に消滅してしまっている。 つまり、いまや活性化事業が事業として効果を挙げられた条件はすっかり無くな っているのである。 にもかかわらず、暗黙のご了解のもと、今日も明日も事業が続けられている。い い加減で「活性化事業では活性化は出来ない」という声が挙がって良さそうなもの であり、一声上がればたちまち活性化事業はおじゃんになってしまうのだが、寂と して声無し。何故か? もはや、誰も活性化事業に何の期待も期待もしていないからである。 組合執行部とは商店街の店主のうち、商店街のお世話をすることになっている人 たちのことであり、それ以上でも以下でもない。 執行部を押し上げている商店主の皆さんは、「商店街で商売をしている以上、出 来るだけ事業などのおつきあいはしていかなきゃ」という考えであり、自店の活性 化=売り場としての活性化にその事業が貢献するなどということはハナから全く期 待していない。 ということで、暗黙のご了解のもと、誰も何にも期待していない活性化事業が今 日も明日も取り組まれる・・・。 これこそが「暗黙のご了解」の恐るべき結果である(W ----------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------- ◆quolaid.com情報◆ ・都市経営フォーラム http://www.quolaid.com/cgi/tkf/wforum.cgi ・経営フォーラム http://quolaid.com/cgi/kforum/wforum.cgi ・商店街活性化フォーラムhttp://www.quolaid.com/cgi/j-forum/wforum2.cgi ・各地の状況 http://www.quolaid.com/cgi2/kakuchi/index.html ◆次号:NO.63 3/29(mon)予定・・・ ご意見・ご感想も、掲示板へもお気軽にどうぞ! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ご意見・ご感想をメールまたはHPのBBSへどうぞ。 バックナンバー→ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000073321 HPにもあります。http://www.quolaid.com/library/megbn.htm 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 『まぐまぐ』http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000073321) →このメルマガ解除はこちらで http://www.quolaid.com/magazine.htm ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ <発行> nobuo takeo (有限会社 クオールエイド) <担当>チワタ 佐賀県武雄市武雄町大字武雄5598 TEL 0954-20-1170 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ |
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