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『コンサルタントの眼』 No.34 2002/9/24 (Wed)
# コンセプチュアライザーtakeoが様々な事象を批評 #
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◆ 中心市街地をまるごとビジネスモデルに ◆
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いつも申しあげているように、中心商店街の業績が低迷するということは、単に
商店街一個の問題にとどまることではない。ここに立地する専門店を取引先とする
問屋、メーカーの業績も自ずと長期低落傾向にある。彼ら消費財メーカー、商社、
問屋が立地してい都市中心市街地においてもまた空洞化・地価下落が続いているの
である。
中心商店街関連の製造業・流通業・小売業(以下、「製・流・販」という)が、
全体として「ラグジュアリィ・ニーズ」をターゲットにそれぞれの事業内容の抜本
的な革新に取り組む、チャネルぐるみで各都市の中心商店街のショッピングモール
への転換を実現する、という方向のみが唯一、我が国の消費財産業、とりわけ中小
製造、流通、小売業の再生のための戦略である。
私は個人的には非力を顧みず10年余にわたって主張してきているところである。
クオールエイド社は2年前から製・流・販を通貫するラグジュアリィニーズ対応
型消費財産業への脱皮を提唱、製・流・販各分野に所属する企業、組合等に提案を
行ってきた。残念ながら、問題意識は了解しても主体的な取り組みについては言を
左右にして決断することができないところが多かった。だからといって企業や組合
にこの企画に変わる何の展望もないわけだから、困ったことである。
商店街のモールへの転換は街に立地する個々の店舗の転換からスタートするが、
第一に取り組まなければならないのは品揃えの転換であり、これは、新規取引先の
開拓という課題を含んでいる。全国各地の商店街でそれぞれの業種の小売店が各個
に開拓しなければならないとコストと時間がかかって難しい。当社の経験では相当
の条件が整わないと難しい。一方、メーカー、問屋は新しい商品企画などを提案す
るにも標的となる店舗数が圧倒的に不足している。
相互にすくみあっている状態である。
商品開発という課題から、メーカー、卸売業、問屋が率先して商品開発、集荷に
挑戦してくれると好都合、システムは簡単、業種ごとに店づくりのプロトタイプを
いくつか作っておき、希望者の立地条件に合わせて店づくりをコーディネートする、
という仕組みである。ボランティアチェーンに近い。
「店づくりの転換」と「空き店舗を利用した新規出店」という中心商店街の差し
迫った二つのニーズに対応することが出来るから、これが実現すれば全国のTMO、
商店街から声がかかることになる(W。
仕組みに参加した企業は、追随者が立ち上がるまで一人勝ち状態、なかなか追随は
困難であることは言うまでもない。
提案に対して「当社が取り組めないこれだけの理由」を並べ立てるメーカー、
商社ばかりの中で、本格的な取り組みを目指す組合が現れた。これは本当に画期的
な取り組み、IT込みのビジネスモデルを構築する本格的な取り組みになることは
確実だ。これから企画に取り組み、次年度、実験的な取り組み、実験(小売店にと
っては店づくりの転換の実践になる)に参加する小売店を近く当サイトで募集する。
言うまでもなくこのプロジェクトを上手く立ち上げることが出来れば、我が国の
流通構造を根底から革新してしまうことになる。
経産省もこういう企画を官邸に持っていくと本物の構造改革が出来ると思うのだが。
まぁ当面、小社が取り組みましょう。
◆quolaid.com情報◆
クオールエイド社掲示板「経営フォーラム」では既報のとおり『失敗学のすすめ』
をテキストに「輪講」を試行している。初めての試みでもあり、なかなか盛り上がる
にはいたっていないが、一人で読む以上の収穫は保証する。興味のある方はどうぞ。
http://quolaid.com/cgi/kforum/wforum.cgi
◆次号:NO.35 02年9月27日(Fri)
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