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K070■客相とライフスタイル

投稿時間:2003/10/07(Tue) 13:25
タイトル:客相とライフスタイル
定義として上に書いたライフスタイル、日本の現状は、生理的・社会的な属性(性別・年齢・職業・所得・住所などなど)からかなり自由に自分の生活を構想し、作りあげる、ということが可能であり、現に実行されている、ということです。

これは大変重要なことですからうよ〜く理解してください。
分からなかったらメールで質問するのだ(W


投稿時間:2003/10/08(Wed) 09:21
タイトル:
定 義
例によって当社独自の定義を考えます。といっても、通常用いられている文脈を踏まえて。

ライフスタイル:
「習い性となった生活パターン」のこと。日常の生活のありかた。特に日常の生活のうち、特定の局面のありかた・作り方」
地域、宗教、民族などの伝統を受け継いでいることが多い。

新しい流れは、従来「客層」によってライフタイルが推測可能だったのに、「面々の繰り合い」、個々の価値観がライフスタイルを決めるようになっている、特に我が国においてその傾向が顕著だいうことです。(アメリカの伝統的なライフスタイルの変貌は、たとえば「浪費するアメリカ人」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000025848/qid%3D1065576654
/250-0306505-4815404

などを参照。新しいマーケティングの方向として「ライフスタイル対応」は不可欠です。)

抽象的でわかりにくいかも知れませんが、ぼつぼつ確定していきます。

ライフスタイル、とりあえず、
1.日常的な生活のなかで
2.繰り返されているパターン
ということが基本です。これは「ライフスタイル」の使用例に共通していると思います。

「ライフスタイルの提案」とは日常生活(のある局面)はこうあるべきだ、という提案ですから、とうてい一企業が出来ることではないし、提案すべきことでもありませんね。

企業が狙うのは、ライフスタイルの変化を察知して、その趨勢に対応すること、です。

セブンイレブンは、「深夜に起きていて活動する」と言うライフスタイルの変化に対応して「深夜営業」を始めました。その結果として「終日いつでもセブンで買い物する」というライフスタイルが生まれましたが、これは「ライフスタイルへの対応」の結果であり、けして「提案」を目指したものではありません。
もちろん、提案の結果、「深夜徘徊(W」というライフスタイルの拡大普及を助長した、ということは確かです。しかし、セブンが提供したのはあくまでもライフスタイルに対応した提案であって、ライフスタイルを提案したのではありません。

ライフスタイルの提案、いったい誰がどういう方向でやるというのか、不思議なことです。
きっと、「ライフスタイルの提案」とは何をどうすることか、考えないままの「口先だけ」でしょう。

(以下はwhat's newコーナーから引用)

欧米版の基本文献としては
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938661055/ref=sr_aps_b_/
250-0306505-4815404

などがあります。これから本格的にマーケティングをやろうと考えている人は必読だと思います。もう読まれているかも知れませんが。


投稿時間:2003/10/09(Thu) 00:56
タイトル:
たとえば
中食がどんどん進展、SMの総菜売り場の充実、セブンの総菜への進出など、「家庭内食事」プロセッサーが進化しています。
つまり、食事の前後の行程がアウトソーシングされている。

これはライフスタイルの変化ですね。主婦(相)の活動領域の拡大と相まって家事労働時間の短縮というニーズが生まれ、これに対応するSMなどの経営努力が趨勢をさらに押し進める、というわけです。

このような状況において陶磁器業界(紙など)では「ライフスタイルの提案」ということが叫ばれています。いったい、どのようなライフスタイルを提案しようと言うのか?
ライフスタイルとは何か、ということなど考えたこともないただのスローガンでなければ結構ですが。

中食、昼食はパック食品によるリプレイスメント、夕食は同じく個人の嗜好や当日の気分で個人別にソリューションを調達する個食の時代、さて、どのようなライフスタイルを提案しょうというのでしょうか?

夕食は家族みんなで、お母さんの手作りの料理を!とか。
美しい話ではあるかも知れませんが、いらぬお世話ということもある、第一そういうキャンペーンで家庭内食事という局面のライフスタイルが変わるとも思われません。

陶磁器業界の期待はライフスタイルの変化ではなく、陶磁器に対する需要アップのはずですね。それなら「ライフスタイルの提案」など出来もしないこと(出来もしない課題を掲げると物事が進まない、進んでもあらぬ方向に進みがち)ではなく「ライフスタイルへの提案」でOKだと思います。「への」提案ならいくらでも考えられる。



冒頭述べたような家庭内食事の変化(つまりライフスタイルの変化ですね)にどのように対応すれば食器の需要が生まれるでしょう?

投稿時間:2003/10/10(Fri) 01:38
投稿者名:りてる
タイトル:
Re: たとえば
>
> 冒頭述べたような家庭内食事の変化にどのように対応すれば食器

> 需要が生まれるでしょう?

たとえば、冷凍庫→電子レンジOKの食器とか、金がついていても電
子レンジで火花が飛ばない食器、或いはコレールのように軽い丈夫な食
器のような機能的な面を強調する。

大き目の器なら電子レンジはもちろん電磁調理器にも使える。或いは
食器洗い機に問題なく入る。手洗いの場合でも洗いが簡単、欠け難いデ
ザイン、食器棚に重ねやすい。など、普段使いの食器の場合、機能性に
重きを置く人が増えているように思います。


今の料理が映えるようなデザインの食器を作る。
魚料理の多い海の近い地域では食器屋さんが多いのもそのひとつだと
思います。魚料理の見栄えは器の影響が大きいですから。

一方、ある雑誌で、白い大き目の楕円のお皿が料理に応用が効く、と
提案されていました。使ってみてなるほどなーと思います。お惣菜屋さ
んから買ってきた料理も、ちょっとがんばって作ったイタ飯料理も色が
派手ですから白いシンプルなお皿の方が料理が映えるのです。

でも、ご飯茶碗は違います。ご飯の色が白いだけに、いろいろな柄が
楽しめます。個人個人の服装の好みと同じく、いろいろバラエティに富
んだデザインを洋服のように少数多種あると楽しいと思います。ご飯茶
碗は直接口に当てることも多いだけに、手触りや口さわりなどが快適な
もので毎日食べていると、ご飯茶碗に対するこだわりが出てくる人も増
えると思います。

ただ、お茶碗は割れるものだから高いものは要らないという人もなか
なか多いのも現実です。最近は一概には言えませんが、安いから割れや
すいというのもあるんですけどね。


投稿時間:2003/10/11(Sat) 12:35
タイトル:
課 題
お久しぶりですね。

>> 冒頭述べたような家庭内食事の変化にどのように対応すれば食器の需要が生まれるでしょう?

> たとえば、冷凍庫→電子レンジOKの食器とか、金がついていても電
> 子レンジで火花が飛ばない食器、或いはコレールのように軽い丈夫な食
> 器のような機能的な面を強調する。
>
> 大き目の器なら電子レンジはもちろん電磁調理器にも使える。或いは
> 食器洗い機に問題なく入る。手洗いの場合でも洗いが簡単、欠け難いデ
> ザイン、食器棚に重ねやすい。など、普段使いの食器の場合、機能性に
> 重きを置く人が増えているように思います。
>
> 今の料理が映えるようなデザインの食器を作る。
> 魚料理の多い海の近い地域では食器屋さんが多いのもそのひとつだと
> 思います。魚料理の見栄えは器の影響が大きいですから。

いちいちごもっともだと思いますが、これらは「家庭内食事の中食化」という「ライフスタイルの変化」に対する提案というよりも、もっと広い範囲、現代の食器が具備すべき特性、というような気がしますね。
なかでも「食事の中食化*」という趨勢への食器の提案・提供はどう考えたら良いのか?

*中食:家庭外、「外食産業」でとる「外食」と家庭で調理して食べる「内食」の中間に位置する食事スタイル。テイクアウトを持ち帰って自宅でとる食事のこと。


> 一方、ある雑誌で、白い大き目の楕円のお皿が料理に応用が効く、と
> 提案されていました。使ってみてなるほどなーと思います。お惣菜屋さ
> んから買ってきた料理も、ちょっとがんばって作ったイタ飯料理も色が
> 派手ですから白いシンプルなお皿の方が料理が映えるのです。

「万能・白いお皿」は洋食器への需要のシフトという趨勢の説明の一環として指摘されているかも知れませんね。
しかし、これをそのまま納得したのでは食器専門店はあがったりです。りてるさん先刻ご承知の通り。
特に有田焼など高級和食器=「ラグジュアリィなダイニング」の材料に限りなく近い商品のマーケティング、ラグジュアリィマーケティングは、「もっといっそう堪能できますよ」という提案ですから、さらに一歩奥へ進みたいものです。

白い食器と料理という組み合わせも新しい「ライフスタイルへの提案」というよりすでに現在普及していることですね。
ここでは、新しい家庭内食事の傾向=中食化に対応する専門店〜産地・窯元の対応について何か新しい考えは無いものか、ということを考えてみたい。


> でも、ご飯茶碗は違います。ご飯の色が白いだけに、いろいろな柄が
> 楽しめます。個人個人の服装の好みと同じく、いろいろバラエティに富
> んだデザインを洋服のように少数多種あると楽しいと思います。ご飯茶
> 碗は直接口に当てることも多いだけに、手触りや口さわりなどが快適な
> もので毎日食べていると、ご飯茶碗に対するこだわりが出てくる人も増
> えると思います。

ミールソリューションと家庭で炊きあげたご飯、という組み合わせは大いにあり得ます。そのとき利用する食器群はいかにあるべきか? 提案を考えてください。
飯椀のありかたも含めて考える。新しい商品群が生まれるかも知れません。

> ただ、お茶碗は割れるものだから高いものは要らないという人もなか
> なか多いのも現実です。最近は一概には言えませんが、安いから割れや
> すいというのもあるんですけどね。

有田焼の販売トークには、割れにくい、というのもあるようです。
だから高いんです、という説得が通らなくなりました。他産地の技術面の追い上げが厳しく、製品レベルの格差がなくなっているらしい。

その中で有田らしさを踏まえながら新しい「ライフスタイルへの提案」を考えて行くことが必要になています。
もちろんこういう課題は産地・有田に限ったことではありませんが。

「ライフスタイルの提案」と「ライフスタイルへの提案」の違い、ご理解いただいたでしょうか?
「へ」一字が入るかはいらないかの違いですが、この間には深ぁ〜い断絶があり、前者は無明の彷徨、後者は「店づくりの転換」のテーマそのものです。




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