投稿時間:2003/08/20(Wed) 16:26
投稿者名:takeo
タイトル:デフレってほんと?
頭がいいのに手を抜いているのか、他に理由があるのか知りませんが、我が国の「デフレ」の定義はビミョーですね。
「デフレ=持続的な物価の下落」ということらしい。
そういうことなら、デフレなどと専門用語を使わないで、ふつうに物価下落といってもらいたい。そうしないといろいろと混乱が起きることになります。現前のとおりです。
持続的な物価下落、原因はいろいろ考えられます。オーソドックスなところでは、生産性が高まって→供給が過剰になる→需要がそれに伴わない→そうしますと競争が激しくなりますから→需要が受容(wできるレベルに価格を落とすことになります。こういう状況が長引くとスパイラルでどんどん「値下げ」が蔓延していきますね。つまり、「持続的な物価下落」です。
ここで大切なことは、この場合の「物価下落」は需要が乏しく・競争は激烈、これまでの価格では売れない、」という状況での「値下げ」だということです。
一方、「持続的な物価下落」には、生産方式などの変化で加工賃が低落したことが原因で起こるものもあります。ユニクロなど実例がたくさんあるとおり。これまで商店街で2,000円で買っていたTシャツ、ユニクロに行ったら500円でそこそこのがあったので2枚買った、「けっこー満足」、という状況があったとして、これは確かにTシャツについての「持続的な物価の下落」ですが、このときユニクロはTシャツが定価で売れないから値下げしているわけではありません。ユニクロに限らず、低価格路線を追求している企業はきちんと利益がとれる経営構造を作っています。
というわけで、今起きていることは、常識的な「デフレ=持続的な価格下落」ではなく、「持続的な購買価格の下落」が供給側の努力で実現している分野がある、ということだと思います。
ユニクロのTシャツが500円だとして、商店街のお店が「じゃあ、うちは450円で出血サービスだ」と力んだからといってお客がそっちに移動することはありません。
デフレ=持続的な物価下落などという定義で「デフレ対策を考えていると経済の舵取りを誤る可能性、山ほどありますね。
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