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各地の状況 ログ
次年度事業計画
Date: 2004-04-12 (Mon)
商店街ではいよいよこれから事業計画の作成〜決定という時期ですね。
通常総会を5月末に設定、事業報告(決算)と事業計画(予算)を一度で済ませることになっています。
これはもちろん、補助金のスキームに沿っているわけですが、この結果、4〜5月の活動は恒常的なものをのぞき、開店休業というのが組合の通例。さらに補助事業をメインにしていると交付決定までさらに2ヶ月くらい待機、どうかすると事業スタートはお盆過ぎになりかねません。

このルーティーンは打破しないと「ショッピングモールへの転換」はおろか、組合の存続自体が危うくなります。
もはや、「自店の業績好転に組合は役に立つか否か」と言うことを考えていない組合員はいないでしょうから。

新しい組合活動のあり方を確立する、ということが最重要課題ですが、この間、さんざん分析してきたとおり、組合の過去〜現在と今後の課題との間には大きなギャップが横たわっています。
これを突破しない限り、組合、ひいては商店街の将来は真っ暗闇、今年の総会でどのような事業計画が作られるか、「商店街フォーラム」にも書きましたが、事業計画の作成、特に8月までにどのような取り組みを実施できるか、ということが今年〜来年の組合〜商店街の活動のあり方ひいてはその命運を左右します。

中心市街地活性化、本年度の各商店街組織の事業計画に「モールへの転換」につながる事業がどのように組み込まれているか、ということにかかっているといって過言ではありません。

今年の事業計画の作成プロセスに一言できる位置にある人は、勇気を出して一言すべきではないでしょうか。

  商店街立地できらりと光る店
Date: 2004-03-30 (Tue)
当社が知っている限りでリンクを作りたいと思います。

全国レベルでピックアップ、出来れば各店の経営者に質問など出来るようになったらいいと思いませんか。

たまに武雄市にお出でになる人たちと話していると、リアルでの訪問もいいと思いますが、インターネットを利用した交流も効果的でしょうね。

小規模ですが、近くリンクを作ってみようと思っています。

  モラージュ再訪
Date: 2004-03-30 (Tue)
オープン以来1年が経過しました。早いものです。

この間、出掛ける用事はありませんし、興味をそそられるような話も聞こえてきませんでしたが、本日、うち合わせ場所に使いましたので、現状見たままを報告しておきます。

セイユーは、すっかり量販百貨店(いわゆる日本型GMS)に先祖帰りしていました。
すなわち、家電、雑貨売り場が充実、食品部門はすっかりSM化、グロサリー売り場は至る所に割引価格表示。
特にグロサーりー部門は、はて、EDLPってこんな手法でしたっけ、という状態ですね。

2階は。
当初は一階レジ外に量陳・価格で目玉という位置づけの家電
が2階にきちんとゾーニングされています。雑貨も充実、というか売り場が拡張されました。衣料品はライン拡張、すっかり量販百貨店・低価格訴求型山積み平場、というたたずまいになっています。

ふ〜む、セイユー単体は量販百貨店に業態転換、近隣の当該ニーズ対応で売り上げは上向いたかも知れませんが、広域デスティネーションとしては、当初よりも乏しくなっていますから、さて、ウオルマートとしては、何か得るところがあったのでしょうか?  

一方、セイユーの方針転換で厳しくなったのでは、と感じられるのがもう一方の核・ディスカウントストア、MrMaxです。オープン当初のクリニックで指摘していたとおり、モラージュの「2核」は量販百貨店の売り場構成を2分割、かたやセイユーが食品と衣料、かたやMrMaxが雑貨と家電、という「棲み分け」でしたが、セイユー側売り場の量販百貨店への業態転換で、MrMaxのポジションは大きく侵食されました。

個人的な好みで言いますと、倉庫型はやめ、コトバの真の意味での「エキサイティングな売り場づくり」に挑戦すると面白いのではないでしょうか。

いろいろあると思いますが、例えば、売り場表示をすべて廃止してもお客が全く困らない、というレベルでの売り場づくり。これを実現できたらたぶん素晴らしい売り場になりますね。
「倉庫型店舗からの脱皮」はディスカウントストア業界全体の課題だと思います。

アメリカ直輸入業態からの脱皮には、SMの経験が役に立つのではないでしょうか。
興味のある方には、『日本スーパーマーケット原論』のご一読をおすすめします。

以下、話は変わりますが。

このところ、あらためて郊外SC=人工商店街説を再確認しておりますが、今どきの店前通行量頼りの小売店は、SCテナントショップ並の店づくりは必要でしょう。
だって、標的客相の「購買論理」は一緒なんですから。

で、商店街立地のあなたのお店が一所懸命頑張って、「今どきの店前通行量目当てのショップ」に変身したと仮定しましょう。あなたのお店の業績はアップするでしょうか?

アップしませんね。
だって、店前通行量がありませんもん。

ということで、商店街立地の各店はSCテナントレベルの物まね・追随という路線で再び陽の目を見ることが出来る、などということはあり得ません。

「モールへの転換」一直線!
と、モラージュの話が最後はやっぱ商店街でした(W


  組合の破綻?
Date: 2004-03-26 (Fri)
高度化事業による共同施設設置に取り組んだところ。

TMO発足時期から考えればそろそろ償還が始まりますね。
例えば駐車場。開設に至った経緯はひとまず措くとしまして、このところの来街者の減少から、償還原資を確保することが出来ません。本会計からの補填となると折悪しく大型店の撤退による賦課金収入の激減と重なり、とてもそういう余裕はありません。

もともと、おつきあい感覚で加盟している組合ですから、万一こういう状況になったりすると皆さんシビア、脱退届が束になってやってくる。組合は破綻、ということになりかねない。

というような事例がいつ何時、どこで起きてもおかしくない、というのが現状です。「ショッピングモールへの転換」を掲げ一歩でも二歩でも踏み出すことが起死回生の唯一の方向ですが、さて、そういう事態に陥っている組合の役員さん達が聞く耳を持っているはずもなく・・・。

これからこういうニュースが飛び交いそう・・、杞憂ですめばいいのですが。

  @商店街の味方
Date: 2004-03-20 (Sat)
を自称するtakeo、このたび機会がありまして東北地方の商店街、「シャッター通り消店街連合」が結成されれば、有力な加盟候補と目されている?商店街を2個所ほど駆け足で見て参りました。

シャッター通り消店街
http://www.shutter-street.com/

いろいろ考えさせられましたが、何といっても強く思ったことは、@商店街ウオッチャー vs 商店街の味方 では、同じ商店街を対象にしながら、視点・所感が全然違うな、ということでした。
@味方としては、現に営業を続けている店舗のうち、有志を募り、店づくりを革新することで、繁盛再現・その現実性をアピール、後続店を増やし・空き店舗の活用を図り・街区の繁盛を隣接街区へ波及させていく、「ショッピングモールへの転換」の可能性、ということをテーマにしていますから、空き店舗よりも充?店舗の可能性、プラス要件をしっかりつかもうとします。

対する@ウオッチャーさんは「消店街ウオッチング」ということで、淡々と「消店」という状況の静態的把握に努められる。
客観的にどちらが優れている・いないということではありませんが、対象を見るにあたっては立場・視点が先行しており、対象の理解は視点に大きく左右されるということですね。

この時期、空き店舗が多いのは当たり前、残っているお店のがんばりで街全体を商業集積として再生するためには、どう手を打っていくべきか、というところに知恵を出していくことが求められているのでありまして、当社としては言わずと知れた「ショッピングモールへの転換」、まずはもっとも効果・効率的な一角に一点集中、可能性を実顕したのち全面展開、というシナリオでの取り組みがおすすめです。


  鳥栖 ミレニアム アウトレット モール
Date: 2004-03-17 (Wed)
行ってきました。
大変な人出。「客出」ではありませんよ(W
http://www.premiumoutlets.co.jp/tosu/index.html

アウトレットの定義は取りあえず、こちら。
http://www.quolaid.com/yougo2.htm#auto
アウトレットモール:メーカー直営アウトレットショップが集積してモールを形成している。

コンセプト=デスティネーションは、「わざわざ出掛けるからにはいい物を安く」:トレジャーハンティング。

施設としてはさすが本場仕込み、なかなか結構ではないでしょうか。

さて、アウトレットモールは商業集積の一類型ですから、商業集積一般が備えている条件については、デスティネーション相応のレベルで整備されていなければならない。

例えば、テナントミックス。
トリアス久山、セキアヒルズと比較すると「テナントミックス」とは本当は何を意味しているのか、ということがよく理解されることでしょう。

ハード面では、第一に「回遊性」とは何か、ということを五官で「体得」することが出来ます。
@面白いのでどんどん先に進む
Aどんどん行くとスタート場所に帰ってくる
という二つの条件がそろって「回遊性」であり、「歩き回っても疲れない」ということを実現する。

さて、肝心の商業機能としての見通しについては、当サイト内に「紹介スペース」の開設を予定していますので、そちらで考えることにします。

  消費者懇談会
Date: 2004-03-16 (Tue)
本当に何年ぶりかで組合主催を傍聴しました。

こういう催しに参加される人はたいてい商店街が好きな人ですね。街が好きで、なんとか存続・繁盛してもらいたい、という気持ちが発言の端々に感じられます。

一方、商店街の皆さんは、街や個店の現状についての繰り言は一切無し、ひたすら購買行動の実態把握に集中されていて、なかなか緊張感がありました。
いずれ報告書が出来ることでしょうが楽しみです。

特に「商店街のお店は入りにくい」という意見はいつでも・どこでも聞かれますが、さらに踏み込んで「入りにくい理由」や「入りたい店」などについて、消費者同士で話し合ってもらうと、ふだんなかなか気が付かないところが発見されるかも知れません。

よく言われるのは「買わずには出られない空気があるから最初から入らない」という人もいるようです。
「そんなことはありませんよ」ということを店づくりでどのように伝えられるか?


  活性化はプロジェクト志向で
Date: 2004-03-11 (Thu)
至急、今日明日にも、いや来週、ということで出掛けます。
区画整理がらみで「3カ年で活性化」プロジェクトの立ち上げについてのオリエンテーションです。
活性化の取り組み、プロジェクト志向をする都市が増えているような気がするのは当社だけでしょうか。

「モールへの転換」どこが一番乗りか、すでに競争が始まっているようです。

  産地のリテイルサポート取り組み
Date: 2004-03-06 (Sat)
大消費地中心商店街立地の陶磁器店の『店づくり転換マニュアル』というのを作っています。
産地商社の営業マンが取引先への「リテイルサポート」に活用する、という趣旨で取り組んでいるものです。

昨日は同じ趣旨で取り組んでいる販売士検定試験が行われ、19名受検で12名合格。合格率63%はまずまずというところでしょうか。本当は全員合格を目指していたのですが。
それでも急遽私が担当した直前対策講座の受講者は全員合格で、結構なことでした。

これを皮切りに地区販売士協会の立ち上げ、2級講座の開催と進行、やがてリテイルサポートの革新、空き店舗を利用した陶磁器専門店の立ち上げなど新しい流通経路の切開として結実することでしょう。

  ラグジュアリィ マーケティング
Date: 2004-03-06 (Sat)
方向としてはこれしかない、ということで当社の棲息地帯ではだんだん普及してきたようです。

一方、スーパーブランドなども相変わらずラグジュアリィを頻発しています。
先方が使わなくなる、というところまでいくと、日本経済もホントに再生できるのでしょうけどね。

楽ジュアリィ、ラグジュアリィ マーケティング、最近の用例、どうなっているか検索掛けてみてください。


革 新
Date: 2004-02-28 (Sat)
この言葉、きわめて含蓄がありますねぇ。

かってはマルクスゆかりの左翼の専用語の観がありましたが、いまでは経営革新、はては資本主義の革新などと使われます。
経営フォーラムで取り上げています。

ラグジュアリィニーズに向かって進路を取る、これはとりもなおさず「革新」ですね。
ラグジュアリィという色眼鏡を一個かけただけ、これで旧市場のフルセットをまんまで新市場に持ち込もうという、いまだかって地球上にありえなかった大それた発想でありまして、これが産地やら流通やら商店街やらにぽつりぽつりと出て来はじめました。

このところ、「商売人」らしい眼の光をみることがちょくちょくあり、欲と同行二人、フットワークも良くなっちゃって(W。
いいですね〜、アニマルスピリット。

  モデル個店事業
Date: 2004-02-28 (Sat)
昨年提唱したところですが、いよいよ最終段階に入りました。

空店舗事業で取り組んでもらう組合も内定、いよいよ出店企画の最終検討という段階です。

興味のあるかたは「モデル個店事業」で当サイト内を検索してみてください。引っかからなかった場合、なおかつ、知りたいという人はメールでどうぞ。

  『基本計画』の全面改訂
Date: 2004-02-24 (Tue)
2年前、基本計画の診断を行い、全面改定を提案、関係各方面から総すかんを食らっておりましたが、ここに来て機運再燃、あらためて提案することと相成りました。

当サイトとは全然無縁のところ(たぶん)です。
当社としてはさらにバージョンアップ、改訂せずにはおれない方向・方法を提案し直したいと腕によりをかけています。

もちろん、方向は「ショッピングモールへの転換」ではないんですね、これが(W


ちなみに、平成10年、当社が支援して作られた某市の『基本計画』、中心市街地活性化にむけた「一体的推進の目標」は、「中心市街地を一個のリゾートホテルと見なした時間堪能型マルチデスティネーションとしての整備」ですからね。
もちろん、商店街部分はショッピングモールですが、他の集客機能もしっかり射程に入れています。

今回提案する内容は、国中でここしか出来ないと言う取り組み、実現すると面白いのですが、なにぶん、当社内部のことではありませんから・・・。

  販売士検定試験
Date: 2004-02-18 (Wed)
本日実施されました。

当社が支援している組合の能力開発に販売士制度を導入、延べ16時間の受検セミナーに当社から講師を出しました。

セミナー受講者19名が全員受検しました。
難しかった、という感想が多かったようです。試験範囲は相当広く、かつ、用語などしっかり専門的ですから、これまでもっぱら販売業務に携わっていた人が短期間の学習でパスできるかどうか・・・。

現地では1,2年同じ方法で事業に取り組み、やがて販売士協会を設立して、地域全体の販売従事者の能力向上に貢献していくという構想です。

販売従事者が自分の「FOR」を整備する機会として大変便利な制度です。まだ取り組んでおられない都市など、思い立たれたらいかがでしょうか。
販売士協会、TMOの事業展開にしっかり力になってもらえると思います。

  東京都心の視察ツアー
Date: 2004-02-11 (Wed)
結果については、
再開発事業:六本木ヒルズ・丸の内・汐留について【都市経営フォーラム】、

商店街:個別には論評せず、「元気のいい商店街」の自然発生プロセスを【商店街活性化フォーラム】で

それぞれ論じています。

ラグジュアリィ度合いの評価は、特に論じるに値するものではありませんでしたが、あらためて論じる機会を持ちたいと思っています。

  ラグジュアリィモール
Date: 2004-01-28 (Wed)
南青山、代官山、六本木界隈、丸の内、汐留、元町などを貸し切りバスでまわる視察ツアーを企画しました。首都圏の商業集積、有名どころのラグジュアリィニーズ対応の実態を視察、今後の経営戦略策定に参考にする、というものです。

終わりましたらこの欄(たぶん)にレポートを書きます。
お楽しみに。


  販売士検定講習会
Date: 2004-01-20 (Tue)
組合と会議所の共催という形でスタートしました。
当社がコーディネート及び講師を担当、科目ごとに講師を派遣しています。
受講者は組合外からの参加もあって20名、社長、店長、売り場担当など様々な立場の人が受講しています。
本日全員受検手続きを終わりました。

検定は2月、「第1期生」として全員合格させ、この人達を核に○○販売士協会を立ち上げ、やがては地域の小売業従業者のレベルアップについては、協会が中心となって推進するという計画です。

販売士制度、販売担当者の能力向上がきわめて重要な課題となっている今日、あらためて取り組みを検討されることをおすすめします。もちろん、単に資格を取るだけではあまり意味がありません。御地における小売業全体のレベルアップの一環と位置づけて取り組んでいただきたいものです。

なお、他にも会議所・TMO共催という形式で取り組みを検討中のところもありまして、会議所さんってどうやら相方が欲しかったようですね(W

  共通の土俵
Date: 2004-01-17 (Sat)
と一口にいいますが、いろいろありまして。

「要請により問題解決過程を支援する」というのが当社のコンセプトですが、これは、依頼される問題の領域、主体の状況、プロセスを問わずお手伝いします、ということでありまして、もちろん「問題の領域」は当サイトの範囲内におおむね限定されていますが、問題は、主体の状態と取り組みの現在の状況。


中心市街地活性化に関して当社がもっぱら提唱しているのは、「理論の共有」ということでありますが、もちろん、共有しなければならないことはちろんだけではありません。

「共有した理論に基づいて行動すること」
「約束は守ること」
「会議には定時に出席すること・欠席するときは連絡すること」
などなど、土俵以前の常識についても今一度確認しておいた方が良いときもあります。

共有の前に「事業と自分の利害」をしっかり結びつけておくことももう一度確認しておきたいところです。

「初心忘れるべからず」、こういうことが必要な理由は、もちろん、初心なんかどっかに置き忘れて、いい加減な動機で行動してしまう人が多い、ということですね。


  県内都市の中心市街地
Date: 2004-01-10 (Sat)
今週、歩き回ったところ、下段の情報とはいささか異なりますが、県内のいくつかの都市でこれまでとはまったく異なったアプローチが始まりそうな気配です。

新しい取り組みはトップダウン方式。
まず、都市経営のトップから行政〜TMOの体制を固める。
商店街の意思を確認、取り組みの推進に向けた「共通の土俵づくり」に着手する。

このような取り組みの企画を複数の都市で聞きました。

実現すると、商店街のほうにボールが飛んでくるわけですが、上手にキャッチ、投げ返すことが出来るでしょうか。

該当都市・関係の皆さんは、今年は正念場になります。




  ご挨拶
Date: 2004-01-06 (Tue)
佐賀県・中央会など関係各方面に挨拶回りです。
どこに行っても挨拶もそこそこに情報交換・情勢分析。

三人寄れば、などといいますが、中心市街地ばかりは別、30時間の荒行(W をこなす以外に窮地を脱する方途は無い、とあらためて力説しましたが、県下の各都市中心商店街、笛吹けど踊らず、という気配が濃厚になっているような。

補助事業も自己負担が負担になって手が挙がらない。

自己負担って市町村が負担すればいいんじゃないの、というのがtakeo流。だって、活性化失敗して困るのは行政ですからね。
『基本計画』作りっぱなし、「中心市街地」指定しっぱなしでは済みません。一方、商店主は廃業すればそれでおしまい。どっちが目の色を変えなくちゃなんないのかはっきりしていると思うのですが(W

中心市街地をこけにして地域経営が出来ると思ったら大間違いですね。


  TMOワークショップ
Date: 2003-12-21 (Sun)
中心市街地活性化推進室主催の標記事業に参加しました。
得るところが多く、結果はTMOフォーラムに書きます。

  盟約集団
Date: 2003-12-17 (Wed)
行政、商店街、会議所、TMOが一体となって『ショッピングモールへの転換・基本構想』を策定、各単位商店街のリーダーに提示して所要の改訂を行ったのち、まちの命運、個人の資産と寿命を賭ける事業として推進を決定、TMO社長差し入れの銘酒で「堅めの杯」を交わした、という事例があります。
中心市街地活性化に各自の時間と資産(商店主)を賭ける、という人たちの集団が出来たわけです。

中心市街地活性化の取り組みは、関係組織の中核メンバー相互の間に「計画に基づいて自分の責務を完遂する」という約束が交わされないと不可能です。計画を共有し、それぞれがそれぞれの仕事に取り組む、「別個に取り組み・成果を共有する」ということが中心市街地活性化を成功させる根本条件、取り組みの特徴です。

これを実現するには、計画が活性化の可能性を示し、個々の取り組みが実行可能であり、関係各組織・中核となる個々人に共有されている、ということが不可欠です。これはいうは易く実現はなかなか難しいことはどなたもお分かりの通り。

事例の都市では、今年7〜8月に『商業塾』を開催、以来半年で「計画を基礎とする盟約」まで到達しました。何十年にもわたるまちづくりへの取り組みの蓄積のたまもの以外のなにものでもありません。

これは本当にあるべき取り組みのモデル、模範事例にふさわしい取り組みです。近くどこかで発表されることでしょうからお楽しみに。


  TMOの課題
Date: 2003-12-16 (Tue)
『中心市街地活性化基本計画』に基づいて実務をマネジメントすることが任務ですが、事態が進展するにつれて、というか、実務本位の組織を考えれば、その権限のよって来る淵源が問題になります。

TMOは、「中心市街地活性化の推進」という立場から関係各方面に対してものを申していくわけですが、TMOの発言がそれとして受け止められるには、それなりの権限が前提になることが必要です。これは「企画調整型」の場合でも、企画調整する根拠、ということで必ず必要になります。

こういう問題は、TMOの重要性なり組織としての権限の範囲の必要性なりがぼんやりしているうちに決めた方が話が早いかも知れません。TMOはこれまで市役所、会議所、商店街組織果ては個店経営者の権限?に属していた事項について、どんどんものをいっていくことになりますからね。

現時点ではOKでも将来はどこがどうつむじを曲げるか分かりません。そのときのために、といえばいささか語弊がありますがTMOの権限のよって来るゆえんはきちんとしておいた方がよいと思います。TMOは自分自身がTMOとして活動していくために必要な根拠を、都市の実情に即してうち立てなければならない、ということですね。

これは私が自分の目で見て「もっとも理想的」と評価しているTMOの問題状況から敷衍した実務的な提言です。

  アーケードの美化で活性化?
Date: 2003-12-07 (Sun)
今朝来た新聞によれば、佐賀市の商店街では市民有志、店主有志が集まり、老朽化著しいアーケードの支柱の錆落とし、ペンキ塗り替えに取り組んだとのこと。

貴重な自由時間を割いて取り組んだ皆さんの善意は疑いませんが、もし、これが「商店街活性化への一歩」とか、「やれることから始める」といった趣旨で取り組まれたものであるとするなら、とんでもない、いらぬお節介というものです。

商店街がダメになったのは、「買い物行き先」として魅力が無くなったから。けしてアーケードその他の施設が老朽化したからではありません。こういうイロハで言えばイにあたる部分を間違うと、出来ることも出来なくなります。
「買い物行き先」になるということは、@買って帰る商品があるA使って大満足 ということをお客に保証できる、ということですね。つまり、シャッターの内側、品揃え、情報・サービス、店内環境あgお客から見て「私好み」であることが必要条件です。
こういうところに考えを至らせないまま、刷毛なんか握っちゃったりして。

アーケードの美化が活性化につながるというのなら、アーケードを新設した商店街は全部・軒並み活性化しているはずですが、そういう事例がありますか? ただの一カ所も無い、と断言できますね。薩摩の国には「泣こよいかひっ飛べ」、やらないよりもやった方がまし、というモットーがあったそうですが、これは考えあぐねた末のこと、まずは、商店街活性化とは街がどうなることか、個店がどうなることか、そもそも商店街・商店の存在理由はなにか、というあたりを考えてみることをおすすめします。
その上で「入りたい店、買いたい商品がな〜んも無い」、「商店街が無くても全然困らない」とホント〜の気持ちを伝える、ということが大事じゃありません?

皆さんは「自分がペンキ塗りをした商店街だから、今度からここで買い物する、買い物にあたって好みその他不平不満は言わない」と決意、実行されるんですか?

商店主の皆さん、「うちが売れないのはアーケードのせい」ということで立ち上がられたのでしょうが、今日の日曜日、新聞も各紙報道したようでご同慶の至り、本日の来街客数・売り上げが楽しみですよね〜。

勧進元の皆さん、筋肉よりもアタマで「貢献」しましょうね(W。

  「モールへの転換」の波及
Date: 2003-12-06 (Sat)
「商店街のモールへの転換」という課題への取り組みが進むにつれて、中心市街地全体の活性化へのシナリオ、その前提としてのグランドデザイン作りが課題として浮かび上がって来ます。
いずれも、モールへの転換の進展という取り組みの実証があるために当然取り組むべきこととして関係者に認識されていきます。

他方、「基本計画〜TMO体制」というまちづくりのスキームは都市の他地区へ応用可能なプロトタイプです。中心市街地活性化への取り組み、具体化するにつれて行政内部の組織の再編も課題になります。TMOに行政内部の調整をお願いする、というのは過渡期だけ、いずれは縦割りをこえた組織が必要になります。

この取り組みの延長線上には、「都市経営推進本部」とも言うべき行政・民間一体となった地域活性化を推進する大プロジェクトの司令部を設置することが必要になります。

これらの新しい行政ニーズに対応する能力は、中心市街地活性化の取り組みのなかでつくっていくというのが一番効果的かつ時宜に即した方法です。

というようなことが、先進的な取り組みに参加していると分かってきます。
情報は持っているところほどよく集まると言いますが、実践が進むとさらに新たに直面する問題状況から理論・ノウハウが生まれてきます。もちろん、その作業のバックグラウンドには理論体系が存在するわけです。

  支援業務
Date: 2003-11-18 (Tue)
このところ、プロジェクト支援の仕事が立て込んでいます。

プロジェクトがらみではいろんな局面がありまして、もちろん、様々な問題をクリアしていくことが「活性化への道」です。
当社のウリは「基本計画から個店の転換まで」、一貫した理論で指導・支援する、ということですから、日にちが経つにつれて関係者の意欲がどんどん高まってきます。(W
みせづくりの転換への取り組みも徐々に始まってくる。

それにしても「商人塾」は必須のプロセス、事業に先駆けて実施した場合と実施しなかった場合とでは事業の進展に雲泥の差が生じます。
当社の考えでは理論修得抜きの取り組みはあり得ない、ということです。

これまでは時と場合によっては商人塾抜きでの仕事もしていましたが、こういうことはもうおしまい。百害あって一利無しですからいかなる事業の場合もスタートは「商人塾30時間」を計実施します。
これは予算措置が伴わなくとも事業の一環として計画します。受託した以上、成果をあげないと当社の将来の営業に著しく悪影響が出かねない。

勉強嫌いの某組合関係者は覚悟するように(w

勉強がいやなら、ご縁が無かった、ということですね。



  佐賀市にゆめタウン?
Date: 2003-11-03 (Mon)
先月、久留米市に出店したばかりの郊外型SCチェーンゆめタウンですが、今日の地方版によれば佐賀市への出店計画が明らかになりました。

立地は、イオン大和ショッピングセンターとウオルマート1号店として有名なラモージュのちょうど中間、国道34号線沿いの区画整理地区。敷地面積11ヘクタールは、地域最大規模といわれる久留米(8.4ヘクタール)を遙かにしのぐ。オープンは3年後の06年10月の予定。

イオングループとゆめタウン(イズミ・本社広島市)は九州各地で出店競争を展開中、先日は計画が競合していた熊本県八代市でジャスコが断念を表明しました。
余勢を駆って、ということでしょうか、イオンの金城湯池への殴り込み、という形です。もっともゆめタウンが先行した久留米市にも東部にイオンが出店する計画があり、当分両者の市場占有をめぐる争いが続きます。

モラージュ? ウオルマートも含めて蚊帳の外、ということになります。


佐賀市にとって問題は中心市街地、商業活性化施策では国内有数の佐賀県の県都でありながら、中心市街地は見るも無惨な空洞化、何しろ活性化の切り札のはずだったエスプラッツが独り相撲のあげく破綻、周辺商店街の空洞化に拍車がかかっています。

現在、これまでのエスプラッツを柱として基本計画を見直し、全面改定する作業に入っているということですが、この時期に大型SC出店計画が出てきたのは考え方によってはチャンスです。

百貨店をはじめ各種大型商業施設、商店街群を結集し「一個のショッピングモール」と見立てることで、郊外型SCと棲み分け、県都にふさわしい買い物の場として再生を目指すラストチャンスですが、さて、計画つくりはどのように進んでいるのでしょうか。

同市シンボルロードには唐人町という典型的なラグジュアリィモールが自然発生〜成長していますが、あまり高い評価は受けていないようですね。



  都市経営学部
Date: 2003-10-31 (Fri)
既報のとおり、本邦の大学で開設しているところはないようです。

先日、院生さん達に「作ったらどうか」とけ仕掛けたところ、早速先生にご注進したらしく、飲み屋で一緒に来ていた先生から「作ります、サゼッションありがたく・・・」と挨拶されてしまいました。

おいおい、マジ作るんだったらもうすこしちゃんと話聞いてからにした方がいいと思いますけどぉ。

  商人塾30時間の効果
Date: 2003-10-31 (Fri)
ご承知のように当社は中心市街地活性化への本格的な取り組みの基礎段階のソリューションとして『商人塾』という出前講座を提供しています。

http://www.quolaid.com/seminar/seminar03.htm

1クール=3時間/回×10回=30時間という長丁場ですが、少なくとも本気で中心市街地活性化に取り組もうと考える市町村・TMO・商店街組合ならば、一度はクリアしなければならない研修です。素直に考えてみれば、基本計画以下の取り組みは展開されてはいるものの、さて、前途は如何にと考えてみるとなかなか厳しいものがあり、このまま推移すればこれまでの取り組み・これからの取り組みが全部無駄に終わる可能性がなきにしもあらず、です。


どうして分かるのか?
計画は出来たものの、計画作成のビフォアとアフター、関係者の意識・知識・技術はどのくらい変化したかと言えばこれはもう全く変化がありませんからね。
意識・知識・技術に変化がないのに計画が与えられればにわかに街が活性化する、繁盛店が続出するなどと言うことは絶対にあり得ないことですから、どうにもならないのは当たり前です。

そういう都市が大勢を占めているなかで、今夏、商人塾に取り組んだ都市では空気が一変しました。久しぶりで訪問、商店街ごとの懇談会に出席しましたが、どこの会場でも商人塾受講者が積極的に発言、参加した関係各方面、商人塾の効果をあらためて確認しました。引き続き「行動計画」の作成からモデル商店街・個店の取り組みへと「休み無し・息つく暇も惜しい取り組み」がスタートします。ある会場では受講した理事長さんが「理事全員に受講させれば良かった」といっておられましたが、その通りですね。来年は入門編第2期と応用編の2コースを提案しますからしばらくお待ちあれ(W

事例はともかく、「商人塾」は遅かれ早かれ、必ず、クリアしなければならない関門です。それももちろん当社の理論、カリキュラムで取り組まないと効果のほどは知りません(W
他に類似の企画があるかどうか分かりませんが、私が提案しているのは、あくまでも当社が提供しているソリューションのことですからくれぐれもお間違えにならないよう。
「商人塾だな、地元のコンサルタントを起用して取り組むぞ」とやって見事に1年間、棒に振ってしまった事例もありますからね。

「商人塾」の開催、必要を感じた人はまずは当社へメールで照会されては如何でしょうか。当社は地元の合意形成以前、地元への事業提案という段階から主催者の支援を行っています。

当社は「○○商人塾(○○は旧国名)」と銘打った商店主の相互研鑽を目的とした組織を各地で立ち上げることを提案しようと目下企画中です。
こちらについてはあらためて「告知板」でお知らせしますが、趣旨に賛同、チャーターメンバーになっても良いと言う人はメールでご連絡ください。

  事業最繁忙期
Date: 2003-10-28 (Tue)
多忙な日々を送っておられること思います。

当社もご多分に漏れずというところですが、現下の経営環境、なかには困った事情が突発してその処理に追われ事業が進まない、という例もあります。「恒常業務は戦略業務を駆逐する」というのはグレシャムの法則をもじったtakeoのお遊びですが、さらにもじれば「後向き業務は前向き業務を駆逐する」。
後向きの業務ほどシリカッチンですからね。

全体としての中心市街地活性化の取り組みは大分下火?傾向のようで、第3次か4次とかの支援事業募集が行われているらしい。
つまり前年度からずう〜っと募集しているのに応募するところがない、ということでしょうか。
もしそうだとするとその原因は次のいずれか。

1.いろいろやってみたが効果がない、もう止めた
2.何をやったらよいか分からない。
3.やりたいが自己負担分の資金がない

たぶん、おおかたの組合はこれらの理由がない交ぜになっておりその結果として事業に手が挙げられない、ということでしょう。

反面、事業の取り組んでいるとことはと見れば、空き缶を持ってくればくじを引かせる=「エコ商店街」でしたっけ。
やればやるだけ恥さらし、というレベルの事業に嬉々として取り組んでいるところもあるらしい。

「TMO支援センター」、早く立ち上げて適時適切な支援をしないと庁内から商業担当セクションが消滅する日も遠くない(W


  ゆめタウンくるめ
Date: 2003-10-18 (Sat)
そろそろ落ち着いたかなと、昨日見てきました。

ゆめタウン○○○というのは、量販百貨店&SCデベロッパーである潟Cズミが中国=九州で展開するSCの愛称です。
イズミ及びゆめタウンについては同社のサイトをどうぞ。
http://www.izumi.co.jp/
当社が所在するSAGA佐賀県武雄市にも[ゆめタウンたけお]が立地しています。15,000u級で地域によく支持されています。

くるめ。
昔ながらの2極1モールと言いますか、モール部分はレイアウトを工夫してありますが、本質はそういうことです。

テナントも概ねいつもの仲間でありますが、変わったところではピンクハウスとインゲボルグという金子功印のショップがペアで出店しています。

一方の核はイズミ、他方には1階に  2階にニトリという配置です。「大型専門店」というか何かいい呼び名をつけたいものですが、無印良品、コムサイズムなど。
書籍は、あっと驚く、こともないか、紀伊国屋です。紀伊国屋の郊外出店は珍しいですよね。

中心市街地への影響、これは甚大ですね。
久留米市中心部には久留米岩田屋、久留米井筒屋と百貨店が2つありましてその間に商店街が作られている、自然発生的な2極1モール型の商店街です。岩田屋の近くには三セク再開発型のファッションビルがありましたが最近閉店したと聞きます。商店街の中央部が焼失、跡地利用が二転三転していたようですが、TMOによって公園が作られたとこれも風の便りで聞きました。

ゆめタウンの進出で中心商店街にどのような影響が出るか?
1.郊外型SCの開発競争に出遅れていた久留米市は隣接するSAGA・佐賀県東部に開発されたSC群の標的にされていました。今回のイズミ出店は、佐賀県内SC群に対するリベンジでもありまして、積年の課題だったことでしょう。

これで消費購買力の流出阻止のみならず逆流を活性させる、という意気込みであることは聞かなくても分かります。
事実、佐賀県東部、鳥栖市やその周辺のSCには大きな影響が出ることは間違い無いですね。

2.間違いがあるのは、郊外と言っても中心商店街から目と鼻の先、商店街への回遊が期待できる、という思いこみの方。そんなことはあり得ません。
これは私のいう「自生商店街vs人口商店街」の競合ですから、車立地、「シュン」動員テナントミックスの「ゆめタ」
に軍配が挙がるのは必然です。

影響はもっぱら客数減という形で出てきます。これまでも少なかったヤング客相を中心に目に見えて来街者が減少することはいうまでもありません。
一部回遊を期待しているかのような関係者の発言を聞きましたが、期待できません。そういうことを期待すること自体、認識が時代環境と大きくずれています。








  商業者の意識調査
Date: 2003-10-04 (Sat)
先日、調査企画公募の知らせが舞い込みました。
「商店街が活性化しないのは、商業者の意識実態を把握していないからだ」ということであらためて「商業者の意識調査を実施する」ついては調査の企画を公募するので応募するように、ということでした。
あわせて、結果を踏まえた活性化策を提案する、という企画のようです。

当社は原則としてこのような「公募」に参加することはありません。いろいろ疑問があるからです。

ざっと挙げてみますと、
1.意識調査の動機が不純(W,意識調査から活性化施策を企画しようというのは省思考列島のビヘイビアの一つですが、自力で自分の店や街の繁栄を維持できない人たちの意見で活性化が実現できるのなら何の苦労もありませんね。

2.そもそも、今時の「商業者の意識」とやらが「意識調査」をしなければ分からないだろうか? 調査をすれば分かるのだろうか? という疑問も湧く。集団成員の意識調査というのはモチベーションの一環として開発されたもの。どういう意識状況か調査してみなければ分からない、という人たちが思いつきで利用できる手法ではありません。

3.コンペというのも気に入りませんね(W
第一に、コンペ参加者のレベルは誰が何を基準に決めたのか
第二に、応募企画から委託先を選定するのは誰がどのような基準で行うのか?
第三に、活性化策は、意識調査などとは無関係に構想できる、しなければいけないが、調査とセットにするようではそういうイロハも分かっていないのではないか?

極めつけは、事業が失業者雇用を目的とした補助金を使い、所定の要件を備えた失業者○名を調査要員として雇用しなければならない、という条件付きだということ。あのさ、この時期の商店街活性化施策の策定に活用するという趣旨で行う商店主の意識調査ってそういう陣容でOKな訳?

というようなことですね。

せっかくのお誘いでしたが、当社は黙殺させていただきました。
ファックスで役目済まし、電話一本かかってこなかったところをみると、ただの「合い見積もり」だったのかも知れませんが、それにしても問題意識の状況とのミスマッチはひどすぎます。

当社はプロ、プロの仕事は成果がすべて、でないと次の仕事が来ませんからね。成果が期待できない仕事は引き受けない、当社がやらなくてもコンサルタントは山ほどいます。

「商店主の意識調査」、効果があるのは「活性化施策」が決定し、みなさんに提案する準備が終わってから、に限ります。もちろん施策内容がみなさんを鼓舞する自信がある、と言うことが前提です。

何の思惑もないまま、とりあえず意識調査から始めよう、というのは愚の骨頂&時間の無駄ですからね。

  計画の見直し
Date: 2003-10-04 (Sat)
中心市街地活性化、あちらこちらで『基本計画』以下の「計画の体系」を見直そうと機運が出てきたように見受けるのは当社の「希望的観測」でしょうか?

「商店街活性化フォーラム」でも取り上げていますように、
1.郊外型SCの動向を踏まえていない
2.個店の転換という課題を視野に入れていない
という計画では、「やるだけ無駄」、本当に目に見えて実効を生み出すためには「これまでの計画で本当によいのか?」、あらためて見直してみることが必要です。

当社への相談もこのようなレベルのものが多くなっています。
内容の性格から具体的な紹介は出来ませんが、「見直す」と決めたとたん、関係者の動きが大きく変わっているはずです。

「基本計画」いつも申し上げているように、商店街のみなさんに「この計画に事業の生命を賭けなさい」といっているわけですからね。
「事業生命を賭けるだけの計画になっているのか?」ということを見直してみることは、活性化の成果が挙がらない都市にとっては緊急に取り組まなければならない課題だと思います。

まずは上記の2点について、早速チェックしてみられたらどうでしょうか?

  ブランド強化
Date: 2003-09-19 (Fri)
最近の商人塾では「ショップをブランドに」という一項をもうけていますが、「商品は意味によって選択される」という視点にはブランディング=ブランドマネジメントが大変重要です。

消費財メーカーのブランド強化プロジェクトを支援していますが、ブランドの位置づけ、ラグジュアリィマーケットでのあり方はこれまでとは相当違います。
目下作業中ですが、終わったら基本的な考え方をアップしてみたいと思います。

そういえば「WEB商人塾」コーナーも久しく休講しています。
掲示場の記事で中途で流れてしまった分など、希望があれば塾で書き継ぎます。

  有田焼・京王プラザ展
Date: 2003-09-03 (Wed)
今年で23回目になるというロングランの催しです。当初は陶器市スタイル(在庫の破格値による提供)が好評でしたが、「消費の成熟」が進むにつれて催しが陳腐化、最近では参加者も漸減という状況だったようです。今回、主催者である京王プラザホテルでは有力産地商社が結集する有田焼卸団地(有田陶磁器プラザ)にはじめて参加を要請、従来のスタイルではなく「有田焼のブティック」を出店して欲しいという要請でした。

催しは、当コーナー既報のとおり、「日常茶飯・磁」というテーマで展開、展示即売部門を卸団地が担当しました。団地の基本路線である「有田焼ラグジュアリィモール」のミニ版を開設することになりました。

9月1日〜10日の間、東京新宿京王プラザホテル、本館および南館3階ロビーで開催中です。

http://www.keioplaza.co.jp/plazanow/pr_now_0309_02.html

試みの結果はあらためてこの欄で報告します。
有田焼・食器などに興味をお持ちの方、是非お越しください。

なお、当社は来場者の「食器」関連のライフスタイルなどに関する調査を担当しています。私もお手伝いで5〜7日現場にいます。

  続き
Date: 2003-08-25 (Mon)
『基本計画」の改訂。

商店街から発意、市長に陳情書提出、関係部局のヒアリングがおわり、市役所・会議所・商店街の三者による勉強会がスタートします。この勉強会が将来のTMO体制の実質的な司令塔になることでしょう。

当社の役割は、改訂すればTMOシステムによる中心市街地の活性化が実際に可能である、ということを論証し、その筋道を提案することです。今年度中に改訂、TMO立上げまで行くと次年度から活性化の実践をスタートすることが可能になります。

改訂の作業は、関係者(特にワーキンググループ)が「商人塾」レベルの勉強に取り組むことが前提になります。このレクチュアを計画策定作業のなかに取り込んでいく、終了と同時に計画推進に必要な基礎が関係者に共有されている、というのが当社が当社の手法、改訂作業でも同様の方法になると思います。

既存計画の作成は、外部の専門家に全面的に依存したことでしょうから、みなさんが自分たちの力で自分たちの街の問題を解決するための計画としては今回初めて作成するといってもよいかもしれません。

それにしても省思考列島居住者たる都市経営コンサルタントの皆々さん、計画作成事業が無事終了して自分たちが引き上げた後のことはきちんと考えて計画作っていただいてますよね?
あなた方と同等のスキルがあれば計画を推進することが出来る、計画を整斉と推進すれば活性化が実現できる、という内容の計画案である、という自信が今日の段階で胸を張って言えるのか? スキルが不足している場合は能力の向上および計画推進にあたって必要な外部からの支援等についてもそのための手だてが「基本計画」に入っていなければならない、これは省思考せずに問題をまじめにとらえるならば当たり前のことですが、はたして計画はそうなっているのか?

TMOという未だ価って存在したことのない組織を立ち上げ、具備すべき諸々の機能を列挙すれば、どこからともなく忽然とそれらの機能がTMOに備わり、快刀乱麻を断つごとく、中心市街地の活性化実現にむけて問題を解決していく・・・。 んなことはあり得ないことだと分かっていたんでしょ。

地元の力量中心で計画の実践に取り組み・達成できる、というシナリオをもつ「基本計画」の作成が契約書の字面はともかく・本当の受託事項だったはずですが、果たしてそういうレベルの計画草稿を提出できたのか、あらためて振り返ってみると結構いろいろ感じることがあるのではないでしょうか。それとも省思考を常とするビヘイビアでは済んだことは済んだこと、次の受注情報を追っかけて東奔西走の毎日かも知れませんね。

プロのプロたるゆえんは、「明日もこの業界で飯を食うんだからおかしなことはしないだろう」という顧客のプロという存在全体に対する期待に支えられています。けしてプロの経歴や規模によるものではない、ということがみなさんの毎日の行状で次第に明らかになっていることは、発注する側にとっては間違いなくいいことですが、さて、みなさんにとっては果たしてどうでしょうか?

  「基本計画」の改訂
Date: 2003-08-21 (Thu)
当社がこれまで提案してきた取り組みの一つです。

1.「一体的推進の目標」が「中心市街地を産業立地=収益立地として再生させる」という方向で確立されていない。

2.商店街群がまとまって「ショッピングモールへ転換する」転換の取り組みのメインは既存個店の店づくりの転換、という商店街活性化の方向と方法が確定されていない。

3.TMOがスタートしていない、TMO体制の整備の必要性が理解されておらず従って整備の方法が決められていない。

というように、策定時点ではいざ知らず、今となっては致命的な欠陥部分を内包している基本計画は、改訂が必要だと思います。改訂のプロセスで「TMO体制」を作りあげれば一石二鳥、他に体制づくりの有効な方法も見当たらないことですし、思い切って改訂したら如何でしょう。

といっているうちに、改訂に取り組もうというところが出現しました。(もちろん、常連の皆さんの都市ではありません)
これから改訂を検討されるところには参考になることがたくさん生まれることと思います。

  商品開発と消費者アンケート
Date: 2003-08-19 (Tue)
某組合の活路開拓事業。
製品開発を目的とした消費者アンケートとかで、新製品を展示して来場客に評価をしてもらう、といういわゆる「求評事業」というやつですね。

これはもう、やるだけ無駄というか百害あって一利無し、とはまさにこのような事業のことですね。
「省思考」しなければ、すぐさま次のような疑問がわいてくるはずです。

1.アンケートに応じた人たちの意見は、なぜ「製品開発」に反映しなければいけないのか? 言い換えれば、彼らの意見は新しい製品開発=売り上げ増大に役立つ意見だとどうして言えるのか?

2.消費者アンケートの結果が商品開発やまちづくりに役立つ、結果を踏まえた商品開発やまちづくりをすれば成功するとなぜ言えるのか?

3.今をときめくトヨタ、ソニー、セブンイレブンなどが新製品の開発に当たって消費者の意見を聞いた、などという話は聞いたことがないが・・・?

ということで、漫然と消費者アンケートなどを行って、商品開発やまちづくりに反映させようなどというのは愚の骨頂です。
何で消費者があなたの会社・お店の商品開発・品揃えについて、方向・方針を示してくれるんですか?

アンケートの回答者っていつどこでどのような修行をしたからそういう芸当が出来るようになったんでしょう?

  TMO体制
Date: 2003-08-11 (Mon)
商店街活性化フォーラムで取り上げています。
http://www.quolaid.com/cgi/j-forum/wforum2.cgi?no=401&reno
=394&oya=394&mode=msgview&page=0


結局、TMOがうまく機能しないのは、TMOの役割がはっきりしていないからですね。

スキームからいえば、
1.『中心市街地活性化基本計画』に所要の「小売商業高度化事業(以下TMO事業)」(つまり中心市街地で取り組まれる高度化事業)に
ついておおむねの計画を記載する。
2.TMO予定者が『TMO構想』においてTMO事業について、事業メニュー、主体、場所、時期などの構想を記載、市町村に提出する。
3.市町村の構想認定をもってTMOの発足
となります。

認定申請時点でTMO(予定者)に求められていることは、TMO事業の推進だけではなく、それを含んだトータルでの「商業等の活性化のための事業」の推進役です。とりわけ「中心市街地に立地する商業集積等を一個のショッピングモールに見立てた整備・運営」が中心的なしごと。

TMOの認定要件=TMOの仕事範囲ではありません。
設立の手続き要件に気を取られて肝心の役割とその遂行能力などの検討はおざなりになっているところがほとんど、なかには、「TMO=補助金受け取りの窓口」くらいの認識のところもありそうです。

余談はさておき、TMOが中心市街地活性化とりわけ「商業等の活性化のための事業」の推進役であるということに着目すれば、直ちに、「商業等の活性化のための事業」に取り組まなければならない関係各方面の現状から「やるべき仕事」の第一は、「TMO自体を筆頭に関係者の能力向上」だということが明らかになるはずです。

基本計画のスキームを運用して活性化を実現していく場合、事業に関係する各組織および個人の能力アップをどのように図るのか、ということが差し迫った課題です。だって、活性化への取り組みが必要になったのは関係者に「環境対応能力」が不足していることが大きな原因ですからね。環境対応能力=環境変化に応じて経営内容を改革する能力といってもよいでしょうが、まずはこれをしっかり装備しないことには何事も始まりません。
それともあなた、TMO事業が竣工すれば万事めでたし、商店街内・「個店のシャッターの内側」でレジの音が鳴り響くようになりますか?

活性化が必要な人たちが自助努力を主体に活性化に取り組む、というのが基本計画のスキームですが、あらためて素朴な疑問を書いておきます。

これまで活性化できなかったのは「基本計画」がなかったから?、「基本計画」さえ作れば能力の転換や向上、改革はしなくても街や個店は活性化できるのかな?

こうしてみると「基本計画」には「経営能力の向上」「経営の改革」に必要な施策がてんこ盛りになっていないとおかしいことがよく分かりますが、残念ながらそういう種類の事業については申し訳程度に1,2行書かれているだけですね。

つまり、問題の本質が理解されないまま、表見の要件クリアだけでTMOが立ち上げられてしまっている。これでうまくいくとは考える方がおかしいでしょ?

組織・個店とも活性化が必要だと言うことは、イクオール自身で活性化するための能力が不足している、ということですからね。TMOを中心に活性化に取り組む、といっても能力が伴っていないということです。
つらいところですが、関係者はまずこのことを肝に銘じなければならない。

TMOを中核に商業等の活性化を推進する関係各方面の連携を「TMO体制」と呼ぶならば、TMO体制は中心市街地の活性化の取り組みに不可欠だということは説明する必要はないと思います。問題はこのTMO体制の構築という問題が全く意識されていない、ということです。

私は、TMO体制の再構築という課題への取り組みを含めて「3カ年行動計画」の作成を提案しているところですが、これまで「TMO体制の整備」について強調してこなかったのは、体制を整備しなければならないという課題については少なくともTMO関係者には共有されていると考えていたからです。

これは大きな勘違いでした。

今後は、全国的に共通する課題として「TMO体制の構築」を提唱したいと思います。
体制構築、まずは商人塾による「理論の共有」がスタートであることは言うまでもありません。理論の共有=協働の基礎となる共通の土俵づくりですが、この過程を抜きにしては中心市街地の活性化はおろかTMO体制の立ち上げも出来ないはず、TMO体制無くして活性化無し、理論武装無くしてTMO体制無し、ということですからね。

理論武装はもちろん当社の「商人塾」開催から。
http://www.quolaid.com/seminar/seminar03.htm

当社の理論、サイトで理解しても実務には使えません。
どうしてか? どうしてかと言えば、理論を実務で使うには「理論を実務に活用する能力」というものが必要なのです。
これについては当サイトでとやかく言っても始まらない、商業塾など実務と平行した取り組みで修得するのが最善です。

このサイト常連のみなさんのなかにも理論だけ学べばあとは自分たちで、と考えておいでの人もあると思いますが、甘い考えです。理論を理解することと理論に基づいて実践を組織することは全く異なる次元の仕事です。
何はともあれ、当社宛にメイルで相談する、という手順を踏まれることをおすすめします。メイル、ファックスの相談は無料です。

「耳年増」では一歩も前に出られないはずです。


  ドリームショップ
Date: 2003-08-02 (Sat)
沖縄市TMO(沖縄商工会議所)が取り組んでいる空き店舗対策です。

http://www.okinawacci.or.jp/dream/

出店者の定着率(成功率)が高く、中にはこの事業からスタートして県内各地へ店舗展開をしたという例もあるそうです。単なる空き店舗充填事業ではなく、立地環境への適応を基準に出店企画を選定する、テナントミックス事業そのもです。

当社は商店街立地で成功するビジネスモデルを創発、TMOを介して全国にチェーン展開する、というアイデアを提唱していますが、沖縄市の取り組みはその方向の可能性を示唆するものです。
どうせお金と時間をかけて空き店舗対策に取り組むのなら、是非こういう方向・企画を取り入れて欲しいですね。

沖縄市中心商店街(胡屋地区)の課題。
 せっかく出店したドリームショップと既存店群との相乗効果が発揮されていません。お互いに「他店の集客努力の結果を享受し合う」というのが集積効果であり、その分お客にとっての来街目的が補強されることになります。
このことを街ぐるみで実現するには「ショッピングモールへの転換」という活性化への方向を確立することが必要です。

第二に、テナントミックスという観点から言えば、地元のラグジュアリィ客相をターゲットにした物販専門店の出店企画を優先してみるのもいいかも知れません。新しい企画による専門店をパークアベニュー以外の街区に配置すると面白いですね。

沖縄市の中心商店街、専門店の連袂と言うことでは沖縄県を代表する街だと思います。立地条件をうまく生かした取り組みを構想すれば、活性化へのシナリオが立てやすいのではないでしょうか。ドリームショップというテナントミックス手法のノウハウ・実績もありますからね。