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各地の状況 ログ
[40] 組合の役割の変化 投稿者: 投稿日:2002-07-12 (Fri)
現在、佐賀県内の商店街振興組合を全数ヒアリングに廻っている最中です。私は、組合所属の全店舗のヒアリング、商工会地区の全商業者のヒアリング、というような全数調査の事例を多く経験しています。これはなかなか経験できる仕事ではないかも知れません。全数調査を経験すると統計やアンケートを理解する基礎がまったく変わります。

いずれにしろコンサルタントの仕事ではフィールドワークの数がものを言いますから、そういう意味でも恵まれたポジションです。

さて、表題について。
半分終わった時点ですが分かったことは、組合が果たすべき役割が様変わりしていること(これはこのサイトで従来から指摘してきたところ)、各組合の幹部はそのことをしっかり自覚している、ということです。周知のように組合は、規模で劣る大企業に対して、中小商業者が力を合わせることで、規模的な対抗を図ることを目的にしてきましたが、もはやそう言う意味で対抗する相手は存在しませせん。大手、中小を問わず課題は成熟した顧客ニーズに如何に対応するかということになっています。

新しい時代のかっせいか=繁盛店作りには、自店がのターゲットにする客相をしっかり定めて、顧客の立場で来店目的を創り出していく、ということが必要ですが、これはいままで各組合員たる商店主がまったく取り組んだことのないレベルの仕事です。様々な面で指導・支援が必要ですが、組合、あるいは指導機関にもそのような経験は蓄積していません。

購買行動の変化と商店のありかたとのミスマッチがもたらしている商店街の実態は増加する一方の空き店舗が象徴していますが、その中で営業を続けている各組合員はけして展望があるわけではありません。ご承知のとおり。このような組合員の実状に対して組合は何が出来るのか、何を出来るようにならなければいけないのか、組合の存在価値が問われています。

ヒアリングした各組合の幹部の皆さんはほとんど全員、このことを切実に理解していました。
もちろん、課題を理解することと対応策を講じられることとは別問題です。しかし、課題を直視しなければ対応策を考え出すことも出来ません。そう言う意味では可能性を感じることの出来るヒアリングが続いています。

ヒアリングを踏まえて今月末に県連主催による「商店街振興組合の課題と対応」についての協議会が開催されます。ヒアリングの状況からこの協議会の成功はほぼ確実だと思います。会議の結果はあらためてこの欄で報告します。

[39] 会議所TMOの活路 投稿者: 投稿日:2002-06-21 (Fri)
というほどのことでもありませんが、会議所TMOが立ち往生しているところは、実働部隊としてNPOを組織する、という手があります。TMOはトンネル、タウンマネジメント実務はNPOに丸投げ、ということになります。

企画調整型といいながら、TMO主体での事業が皆無とはならないのが「非物販集客施設」の設置を計画している基本計画下の会議所TMO。施設の運営管理を商店街組織が請け合うはずもなく、結局は自分で背負い込む羽目になるわけです。

この時期、中心市街地の非物販集客施設のお守りは大変ですからね。担当者は付きっきり、とても会議所職員としての業務と兼務というわけにはいかない、虻蜂取らずになることは目に見えています。

あらかじめ、NPOを設立して実務を全面委託する、ということが切実な選択肢になるわけです。
もちろん、NPOの人材確保という難問があります。これは本当に中心市街地活性化命運を左右する課題です。どうやって確保するのか、当社の業務にも密接に関わること、何とか妙案をひねり出さなくては。




[38] 「基本計画」に自店の命運を賭ける 投稿者: 投稿日:2002-06-11 (Tue)
すでにご承知のように、武雄市中心商店街では「基本計画」に基づくまちづくり=ショッピングモールへの転換が着実に進んでいます。これは言葉を換えれば、商店街の有志が「基本計画」に自店の命運を賭けた転換に実際に取り組んでいる、ということです。やっている当人達はこれまで当たり前のこととして意識もしていませんでしたが、あらためて考えてみればこれは大変なことですね。

中心市街地活性化、商業者が命運を賭けて取り組めるような、実現性があり、夢のある「基本計画」が作られることが第一歩だということです。そういう視点で見たとき、皆さんのまちの計画は商店街の皆さんを始め関係者に真剣勝負を挑んでいる、という質をもって作られているでしょうか?

[37] 氷山の一角 投稿者: 投稿日:2002-05-11 (Sat)
当欄をはじめサイトの記事は了承を得ている松原どおり商店街以外の事例についてはどこの街の事例なのか判断できないレベルで書いています。

皆さんお察しのことと思いますが、記載しているのは実際に起きていることのほんの上澄みだけ、実際にはどろどろ、もやもやその他もろもろがこれは相当にありますからね(w。

当社が提案しているノウハウはそのあたりも十分踏まえて提唱しています。しかし、時期や問題状況などケースバイケースでシナリオは変わります。当然ながら。

「良い話を聞いた、やってみよう」と面白がって取り組むと痛い目に遭いかねません。間違えば再起不能になりかねない。くれぐれも独り合点はしないように、重々慎重に進めてください。

いつも申しあげているように、メール、掲示板での相談はフリーです。特に掲示板での論議は他の人にも役に立つので是非活用してください。


[36] 連休中の取り組み 投稿者: 投稿日:2002-05-09 (Thu)
ナイトバザール、あっという間に6回12日が過ぎました。
まずは連休期間の状況から。

予定通り、金・土の取り組みでした。

中には連休中ぶっ通しで11時までの営業に取り組んだところもありました。温泉街からの宿泊客のお出ましもあって取り組んだだけのことはあった、ということでした。

宿泊客のパターンとしては浴衣がけで来店、バッグやファッションなどいわゆる「買い回り商品」を購入される、というパターンが目立ちます。観光に来て買い回りか、と不思議でしょうが次のように理解しています。

まず、旅先ということで開放感があること、一見のお店ということで気兼ねがいらないということで、十分商品の吟味を楽しめる条件が揃っています。この条件が買い上げにつながるには、お客が自分の好みで商品を吟味する力がある、ということ。人口3.5万の観光地の商店街で自分のバッグやファッションを買うわけですから、自分自身の目利き、買い物経験に相当自信がないとダメですね。

武雄温泉のお客はファミリー、女性の小グループが中心ですからラグジュアリィニーズというセグメントの客相を狙う、という商店街の戦略が観光で見えたお客のニーズとマッチした、ということです。

ケーキ手作り、フラワーアレンジメントなどがリピート客が出始めて定着が見えて来ました。クラフト教室もコースが増えています。
苦戦しているところは取り組みが中途半端なところ。これははっきりしています。そのことは経営者自身十分分かっていますから泣き言は言えません。その分、心理的にはきついことでしょう。
この企画はただ店を開けておけば良い、辛抱していればそのうちお客が増えてくる、というものではありません。品揃えの改革に挑戦しながらおもてなし企画を考えて実践する、辛抱して続けていく、その結果をお客が評価してくれる、ということですから長く辛い取り組みですね。

これまで脱落ゼロ、新規参加4店というところですが、7月のグランドオープンまでにスタート時点対比で倍増を実現したいものです。全般としてはグランドオープン目指してますます元気に取り組まれているところ、これからは年間行事と商店街・個店の販促とナイトバザールの結合という新しい段階の試行も始まります。

[35] 地方と中央 投稿者: 投稿日:2002-05-05 (Sun)
2,3日前、衛星放送からナイトバザール取材の打診があり、理事長以下色めき立ちましたが、最終的に今回は見送りになったそうです。色めき立つには訳がありまして、武雄市の中心市街地はこれを一個のリゾートホテルに見立てて各集客産業は、質を整合させることで他都市に見られない時間堪能をテーマに総合的な魅力を創り出す、ということになっています。この取り組みを進める上で全国版のメディアで取り上げられるのは、戦略的に大変意義のあることなのです。

いずれまたの機会にということで没になりましたが、ものは考えようです。今回取材となると旅館の宿泊客も半ば懇願してお出ましを願うなど、やらせの仕込みも必要だったでしょう。取材を契機に一気呵成にいくのか、地道に充実させた後でやらせ無しの取材を受けるか、理事長さんは、やっぱ後の方だろう、と言っております。
とにかく個店のナカミが変わることが勝負の分かれ道、目立たない地道な仕事の積み重ねです。

取材の打診は、全国で夜間営業している商店街というテーマで探したところ、金・土2日間とはいえ通年で毎週やっているところは松原通りだけだったと言うことだそうです。お墨付きですね、これは。

その唯一の例が佐賀県にしかない、ということでこれはもっと中央よりを想定していた取材陣にとって予定が狂ったということでしょう。
ところで地元駐在のメディアはどうしてるのかな?
どうせ地元はやっぱり地元、新しいことは常に外から来る、さしたることは起きまい、とたかをくくっていると大恥をかきませんかねえ。


[34] 商店街活性化の正念場 投稿者: 投稿日:2002-04-17 (Wed)
おつきあいのある商店街はご承知のとおり、当社は本年度を商店街活性化の成否を占う時期と位置付けています。これは個別都市の商店街にとってそうであるばかりではなく、我が国の都市全体を一括して勝負の年である、ということです。

遅くとも5年以内にまちづくりの方向を揺るぎないものにする、運営組織についても次代への承継を含めて確立する、ということが必要であり、そのためにはこの1年がきわめて重要な意義を持っていると思います。常に申しあげているように、商店街を活性化するチャンスはこれから先もずうっとあるわけではありません。
今年スタートする船が多分最後の船、これに乗り遅れたところは多分活性化という彼岸にたどり着くことは出来なくなります。合意形成とか意識の変化とか、自店を含む街の活性化への取り組みを他人の気持ちのせいにしていては絶対にあなたの悲願は成就できません。合意などが成り立つのは活性化のめどがある程度経った後のことだと覚悟して、少数でも立ち上がらなければならない時期です。

国が出版している「活性化法」の解説書にさえ歴史的転換期と書いています。そういう時期に関係者一同打ち揃って活性化に取り組むなどということは絶対に不可能。ご承知のとおりそういう路線はもっとも活性化への意欲に乏しい人たちの意見のレベルで(不本意ながら)合意することになる。
波風を起こすことをおそれていては当社の提案を活かした活性化への取り組みは不可能です。この時期、街やその他の組織に波風・不協和音の響かないような事業ならやらない方がマシ、家で寝ていたほうが精神衛生上どんなにベターか知れません。

転換期でないならば、仲良きことは美しきかな(w、活性化事業の子供の代に託しても良いでしょうが、いま決起しなければ次代が踊る舞台は間違いなく消滅します。

今年は何が何でも活性化のエンジンとなる組織、グループの立ち上げを目指していただきたい。必要により、組織の作り方から活動スタイル、運営資金の確保まで全て指導します。

Web上のおつきあいはWebの理念に基づき全てフリーです。



[33] 商店街視察 投稿者: 投稿日:2002-04-17 (Wed)
松原通り商店街、このほど東北から視察に来られた組織から報告書が送られてきてコピーをもらいました。報告書は「中心市街地(商店街)の活性化に関する調査検討レポート」というタイトルで内容は自分たちの街の活性化の方向についての論議がまとめられたもの。松原は「全国の事例研究」という項目で、横浜、世田谷、長野という視察先のうち、トップに配置され記事の量も最も多く、内容も視察にみえた皆さんの松原の取り組みの方向に対する共感が伝わってくるものでした。東京以北からの視察は初めて、かつ高い評価をいただいて理事長はじめ嬉しかったようです。

結論である「活性化の方向性」についても「ショッピングモール化にむけて既存個店の転換を中心に取り組んでいく」ということで、松原商店街の方針と共通しています。松原とともに全国的に個店の転換を軸に中心商店街の活性化に取り組んでいく、という機運が盛り上がってくる端緒となることを期待したいと思います。距離的には離れていますが、目標は同一、今後商店の交流が始まれば、お互いの取り組みの加速化にも役立つことでしょう。


[32] 商店街振興組合 投稿者: 投稿日:2002-04-13 (Sat)
これまで法人組織が無かったところが組織化に取り組む場合。
何かしら活性化への大きな一歩を進めているかのような錯覚に陥って他の仕事がおろそかになったりする。

組織に限らず、活性化事業に取り組む場合にくれぐれも気をつけなければいけないことは、「あなたのまちでは初めて取り組む施策でも他のまちではこれまでさんざん取り組まれており、ことごとく成果を挙げていない」ということです。
いつも申しあげているように「賢者は他人の失敗に学ぶ」、何もわざわざ自分も真似する必要はありません。全国の商店街の惨状を見れば、これまでの施策メニューにこれまで通りのやり方で取り組んでもけして期待するような結果は得られない、ということです。

このことは組織化についても同様です。
もともと商店街振興組合は共同施設事業に高度化事業を利用して取り組むことを想定して作られた制度です。組織要件を見れば分かるように、これは協同組合はもちろんのこと、任意の商店街組織以上に「地縁組織」の性格を持っています。「地縁組織」とは「その地域に住んでいることが成員の基本条件となる組織」という意味です。商店街近代化事業などの場合、業種、属性に関わらず当該地域に居住している人全てが事業の対象になるわけですからね。したがってこの組織が一致して「一体的推進の目標」を実現していく組織として妥当かというと、なかなか難しいことは容易に想像できるところだと思います。

先進的な振興組合の課題は、「地縁組織」である組合をショッピングモールへの転換を目的とする「盟約組織」に転換する、ということです。現実に活性化に取り組んでいるところでは、必ず何度も直面するのが振興組合の組織属性です。これから組合結成に取り組むとことは、このあたりについても一応頭に入れておくことが必要です。事例では組合と任意団体の実践組織の二重構造にして乗り切っているところもあります。

ちなみに、『商店街振興組合法』には、組合の事業として11項目のメニューがありますが、これらの事業の全てに取り組んでもそれで商店街が活性化することはない、というのが現在の状況です。
10項目のそれぞれについて成功事例を探してみればよい、そしてそれらの成功が街の活性化に結びついているか、確認してみればたちまち分かります。(確認したら肝に銘じて自分たちは絶対に繰り返さないこと!)

商店街活性化事業のメニュー、これまでの取り組みにはほとんど成功事例はない、と言うことを前提に考えるならば、どのようなメニューに取り組む場合でも必ず「一体的推進の目標」を基準に、持病の目的は何か・必ずやらなければならない事業か、どういう方法でやるのがよいか、平行してあるいは前後して取り組まなければならないことは何か、等々をはっきりさせていることが必要です。

問題は、ここでも「一体的推進の目標」です。これらの事業を編成して実現に取り組む目標が、しっかり掲げられていないと何をやっても無駄だということですね。

何事によらず、活動している間はそれなりに充実感が味わえるし、特に組織化という現在ではなかなか難しい課題に取り組み、実現すれば達成感もあるでしょう。問題は、組合を作って何をやるの?ということですね。「基本計画」、とりわけショッピングモールへの転換という大仕事における組合活動のありかた・役割がはっきりしていないと、作ったとたんに休眠ということになりかねません。

[31] 商人塾 投稿者: 投稿日:2002-04-10 (Wed)
明日はある商人塾の定例会。
「これからの商業者に望まれること」というテーマで45分講義、45分間討論というカリキュラムです。

商人塾の問題点は気をつけないと受講者が流通評論家になってしまうということです。大変理解が早く他店の業容・改革については的確に指摘し、方向を提案するのに自店の取り組みには一向に着手しない。こつこつ取り組んだ仲間に追い越され、最後は脱落していく、という人が必ずといって良いほど出てきます。

商店街のなかでこれが起きると大変です・・・。

関係者各位は、相互店舗クリニックなどと馬鹿なことを思いつく前に自店の改革に取り組みましょう。

[30] 続・春のあらし 投稿者: 投稿日:2002-04-07 (Sun)
中心市街地関係に限ってのことではありませんが、商店街(商工会議所・商工会も)の事業活動のパターンとしては、補助金にリードされる形で進んでいるものをぞいたら、すなわち自主的な取り組みについてはことごとく計画倒れではないでしょうか。

活性化を目指して「○○商店街(あるいは○○市商業)活性化構想」などが作られる。補助金要綱に基づいて委員会や作業部会が設けられ、コンサルタントが招聘される。事業内容はヒアリング・アンケート・交通量、空き店舗などの調査と活性化方策案の2本建てが普通。

これで問題はコンサルタントの役割。
@調査結果の分析と関係者の思いつきをまとめる役目なのか、A実態から活性化の方向を示して実現のシナリオを提示するのか、いったいどっち? どっちにしても皆さんのコンサルタントの使い方は間違っています。

@の場合。
消費者、商業者ともアンケートでどういう答えが出てくるかは分かり切っているはずだから、あらためて調査するのは「何を思っているか」と知るためではないはず。交通量だって今さら何のために調査する? 交通量を調査して分かることってなに?
事業機悪段階でこのあたりの目的が作れないとダメですね。
そもそも、事業企画(したがって補助金を利用する場合は申請書作成の段階)の段階でコンサルタントに相談しない、」というのも見上げた度胸です(w。

こういう人たちは、事業の企画(目的と目的を実現するための下位目標とその達成手法)は自分たちで出来るが、実施段階にはコンサルタントが必要だ、と考えていることになる。
おかしいね〜。

商店街活性化の計画書を作るということは、事業に先立って「こういう方向で作る」ということが決定していなければならない。そういう方向で計画書を作るために事業をやるのだ、ということをしっかり認識しておくべき。(どうせ今の計画は作り直さないと役に立たないのだからその時のため)

事業が始まってコンサルタントを呼ぶ、というのは計画書の中身が地元でしっかり決まっており、計画書の骨子が決定している場合に計画の権威付けとして来てもらう、という場合に限られる。
そういう例は皆無ではないがきわめて少ない、多くの場合は、そういうことをまったく考えていない、補助金で計画を作ろう。コンサルタントを呼ばなくちゃ、という「これがジョーシキらしい」という漠然として知識に基づいた取り組み。組織始まって以来あるいは耳目の届く限りどっこも同じパターンでやっているから、計画作りというのはこーゆーものだというパターンが日本全土に蔓延している。何をやりたいというでもない、ただ、活性化しなくちゃ=計画を作らなくちゃということで始まる事業だから計画を作った時点で事業はお終い。何度やっても同じこと。

「計画はいくつも出来ているが実行が出来なくて」とお偉いさんのぼやきを聞かされたりする。「いやぁ、どこの町もそうのようですね」とか答えながら心中では「こーゆーのは計画とは言わねーんだよ、ったく」と考えている私。これははっきり言っとますね(w

こういう話に呼び出されてきて調査分析・まとめを書いて去っていくコンサルタントって何者?という疑問を抱くようにならないと商店街の活性化など出来るはずがない。

Aたまたま出来るコンサルタントに巡りあって良い計画が出来たとする。できの良い計画というのは、商業者の実態、立地環境など現状から出発して街ぐるみの繁盛に至るシナリオを描き、これを段階的に実現していくことが可能な計画のことです。
立派な計画が出来上がり、あとはこれを実践するだけ、ということでコンサルタントは鞍馬天狗かウルトラマンのようにみんなに感謝されながら帰っていく。

さて、問題はここからです。
シナリオは現実を踏まえてかかれており、出演は主役から端役はては観客まで確かに地元の皆さんでOKですが、肝心のプロデユーサー、ディレクターが果たして地元にいるのか、ということですね。

計画が出来たら、目的達成に向けて関係各方面の任務・行動を確かめるとともに、誰がプロデユーサーか、ということを考えるべきです。多くの計画の場合、立案者が想定しているプロデユーサーは
「プロデユーサー」として必要な能力を持った人間」であることが多い。

したがって、作った時点では「良い計画」も実際にこれを誰がプロデユースしていくかというところになると、誰も引っ張っていけない、ということになる。そもそもどこからどう手をつけたらいいのか分からない。組織の立ち上げも計画されているから、と立ち上げては見たものの実際に誰が何をしていくのか、組織編成・経営はまったく出来ない。

そもそもこういうプロデユーサーの任が勤まる人がいればはじめからコンサルタントなど呼んでくることはありません。その人に作らせれば良いだけの話。
問題は、計画を作る能力がない=プロデユース出来る人材も現有していない、という状況にあるにもかかわらず、計画が出来たら地元だけで転がしていける、という発想があること、つまり、自分たちの力量を自覚していないいうこと。自分の力量について無知だといことは、これは致命傷になることがありますからね、くれぐれもご用心、ご用心。

かくて、この場合もまた計画書は埃をかぶる羽目になる。
今現在、日本国中、津々浦々、都市という都市、商店街という商店街に「活性化計画書」がなん首里も何冊も積み上がれていますが、いずれもものの役にはからきし役に立っていない、という実態の背景には、恐るべし、このような人の心の中の省・自力思考、自分で考える前に、人はどうやっているか、先行事例はどうなっているかということばかり考えてしまう、持参金つき中央施策@金太郎飴に慣れ親しんだ皆さんのビヘイビアがあったのですね。

このビヘイビア、よほど気をつけないと広域合併などでさらに問題が大きくなっていきます¥根ね。「中心市街地活性化」でこのあたりの省・自力思考の悪弊を払拭しないと21世紀の前途は多難です。

余談ですが、当社の場合ですと、現時点でやるべきこと、そのために取り組む事業、利用する補助制度、新制に必要な事業計画書の作成等々、全て指導します。必要により作成プロセスの指導まで。協働する中で地元に事業選定、計画作成、事業運営、組織経営などのノウハウが蓄積されていきます。
計画書が出来上がれば各関係者が何をやればよいか、という方針が理解され、希望が湧いてきます。
しかし、残念ながら、やるべきことは分かってもどう取り組んだらいいのか、ということは分かりません。ここは計画の範疇にははいらないところですし、研修会でも修得できない。
現場で試行錯誤しながら修得することになりますが、これらの取り組みの指導はどうするの?ということが当社の理論に依拠しで商店街活性化に取り組もうとする場合のアポリアですね。

[29] 春のあらし 投稿者: 投稿日:2002-04-05 (Fri)
2,3ヶ月前だったか、NHKの開設番組によれば中心市街地活性化、公約した首長は落選する、というジンクスがあるらしい。
どこにそんなに中心市街地に注力している都市があるのかな、と思いますけどね。ホントだとしたらどこのまちの話だろう(W

ジンクスはともかく、たしかに中心市街地の活性化というのは定義的には都市の将来を左右しかねない一大プロジェクトですから、商店街単位の事業とは異なって、行政、商工会議所、商店街連合組織、単位組合など関係組織も多く、それぞれの組織がまた一枚岩ではありませんから、これをまとめて事業を推進していくには相当の力技が必要になる局面もあることでしょう。
やりがいはあるが、並大抵の力量では難しそう。

突出した動きが出ると区域外に連鎖反応が起きる可能性もありますから、目配り、気配りも半端ではダメ、日本的組織の動かし方、根回しの順序などなど、タウンマネージャーたるもの、商業関係の知識技術に通暁しているばかりではなく、自分の都市の行政全般の構造、人的関係などことごとくそらんじて、個々の関係者の動きが中心市街地活性化の全体にどう影響するのか、迅速的確に判断して適切に対応策を講じなければならない。

もちろんその前に基本計画の全容、実現のシナリオ、実施のスケジュール、それぞれの事業のキーマン・人間関係等々が全て頭に入っておかなければならない。
スーパーマンにピッタリの職能ですね。


ナイトバザールの総括、遅れました。今週の分と併せて週明けに掲載します。

まとめだけ申しあげておきますと、
会議出席者全員、これが商店街のイベントだったのかー、と納得、続けていくぞーと大元気。この時期、イベントでこんなにもりあがっている街は多分ここだけでしょうね。
参加者も増えましたが、約束だっったのにホームページが間に合いません。ごめんなさい!

[28] ナイトバザール、会議は延期 投稿者: 投稿日:2002-04-02 (Tue)
ということで、明日開催。ここでの報告は明後日になります。
各店の企画、変更があればその都度HPで告知します。

これから各店の全ての販促行事がナイトバザールに関連させることなりますから、どこかが何らかの来店促進イベントをやれば街全体の来街促進につながる、というわけです。
組合員の連帯感も今までとは段違いに変わってきますね。

ショッピングモールを目指すならなば、ナイトバザールは絶対にはずせない企画です。

そうそう、お菓子屋さん、松原に4店、温泉通りに1店ありますが、新しい銘菓作りを競演してみようかという案も出ています。これも楽しみですね。

[27] 第1回ナイトバザール 投稿者: 投稿日:2002-03-31 (Sun)
詳しくは明日会議でまとめられるでしょうから、そのあとで紹介するとして。

一回りしたところでは、参加者の感想は2極分化。
こんなものだろう、というグループともう少し期待していた派。
事業規格の時点では定着まで1年は覚悟する、ということでしたが店内企画やDM、共同広告等に取り組むにつれて期待がふくれていくのは人情というもの。それに今回はホームページまで立ち上げたし。今日(日曜日)の昼間の客数がいつもと比較にならない活況だった、というお店も何軒かある。ほとんどが新規客。いや、面白いですね。

どういうお店でどういう結果が出たか、明日は詳しく分かりますが皆さんにはあまり参考にならないでしょうね。言い話だを聞いた、と取り組める商店街はほとんど無いでしょう。無理して取り組んでも成果は期待できません。郊外のショッピングセンターは深夜営業を考えているらしいので、企画としてはむしろそっちの方に参考になるかも知れませんね。

1回目の結論としては、定着まで1年はかからない、ということですね。秋物立ち上げ、#3ファサード事業の10/23には全面開花というスケジュールが立ちそうです。

新しい革袋は出来ました。あとはどんどん新しい酒を詰めていくだけです。何しろ手つかずの施策メニューがたくさんあり、これから参加してくる店舗も増えてく来ます。

[26] ナイトバザール初日の手応え 投稿者: 投稿日:2002-03-30 (Sat)
雨風模様の中でのオープンです。
商店街レベルでのアトラクションは皆無、もっぱら各店のおもてなしだけで取り組むという地味なスタートでした。企画としてはフラワーアレンジメント、ペーパークラフトにお客さんが多かったようです。街全体としての客数は限られていましたが、おいでになったお客さまは堪能されたことと思います。回遊もまだまだ不十分、これから打つ手がいろいろあります。ありすぎて各店きっと楽しいことでしょう。まだ皆さんの感想は聞いていませんが手応えは確実だったと思います。お客さんはこれから徐々に増えていきます。

金、土曜日の夜、母と娘、仲の良い友達同士、連れだっての街ブラ(昔銀ブラという言葉がありました)、気晴らしにもってこいです。
想定したとおりの結果が得られそうな一日目の感想です。

[25] ナイトバザール前夜 投稿者: 投稿日:2002-03-29 (Fri)
今日はディスプレイ用のフラッグ作りでした。
明日の天気は雨のち夕方から晴れです。

ナイトバザール向けの店づくり、得意客さんが店づくりの転換のお手伝いを買って出た、という事例が出ました。これがプロ顔負けの腕前で、お客が自分の好きな店を作ればこうなるのか、とお店の経営者も凄い勉強になりましたね。仕入れにもついていきたいということで、何と東京までボランティアで一緒に行くそうです。既存の仕入先でこれまで仕入れていなかったラインを仕入れる、という勉強したとおりの取り組みになりました。

この事例をヒントに「ナイトバザールフアン倶楽部」という企画が持ち上がりました。店づくり・品揃えに興味のあるお客さまを募って実際の店づくりを楽しんでもらおう、お客主体の店づくりが出来るぞ、という見方によっては手前勝手きわまりない企画です。お客さまからみても好きな人にはたまらなく魅力のある企画でしょうね。

店内の動きとしてはすでに連休、母の日、父の日と企画が進んでいます。今までのようにのんべんだらりとした店舗運営とは完全におさらばしなければならないイベントです。

[24] ナイトバザールのサイト 投稿者: 投稿日:2002-03-27 (Wed)
制作したのは当社のアライアンス企業です。当社がディレクションを担当しました。これまで数回モールサイトを手がけているので、短時間で結構な出来映えだったと思います。組合員から細かくダメが出るがさすがよく対応してくれています。これから7月のグランドオープンまでさらに改善を重ねていくことになります。

今回立ち上げたサイトは、ナイトバザール、この後にはモール本体のサイト立ち上げが控えています。これは本格的な販売促進システムになるはずです。組合では次のサイトはナショナルデファクトを目指すと意気込んでいます。

[23] ナイトバザール 投稿者: 投稿日:2002-03-26 (Tue)
オープン準備たけなわですが、一方ではゴールデンウイークの企画が始まっています。

内地バザール、始めたからにには年中無休で企画と店づくりに追いまくられることになる。ただし、個店のペースはペースとして尊重する、という至れり尽くせりのイベントですね。

成功するかどうかはとりあえず参加各店がそれぞれどれだけ日ごろのお得意さんに当日来てもらえるか、その人達がどれくらいお店の進めにしたがって街を回遊(個店の店内)してくれるか、ということにかかっています。

イベントの合い言葉は、「失敗したら自分のせい、成功したらみんなのおかげ」だそうです。なんか企画した側に大変都合のいいことばだなぁ(笑)。

[22] 商店街活性化支援センターの設置 投稿者: 投稿日:2002-03-25 (Mon)
このところ、中心商店街問題は各都市レベルの取り組みだけではきわめて不十分だということを痛感しています。なんと言っても経験ノウハウの蓄積が限られている。

基金事業以来の県下各地の取り組みを把握している県レベルの関係機関のスキル、情報、ノウハウを活用しないてはありません。
しかし、これら長期にわたる取り組みの経験は果たして蓄積されているのだろうか?

たとえ整理され補完されてはいないとしても、指導団体の担当職員の皆さんの頭の中には、それらのノウハウがぎっしり詰まっているわけですから、これを活かさない手はありません。
県下の各都市、商店街活性化の支援を任務とする「支援センター」の設置が必要です。

県振連の役員さん達の仕事ではないでしょうか。
ということは、県振連、中央会で商業振興を担当する皆さんの
業務がこれまでとは様変わりしなくてはならない、ということ
になります。事態の要請は確実にそうなっていると思いますが
如何ですか。

[21] ナイトバザール 投稿者: 投稿日:2002-03-19 (Tue)
隣町からの参加もあり14店舗プラス?が現時点の集計。

それぞれ「おもてなし」の内容も決まっているようです。
商業者らしいおもてなしが揃っています。簡単なでもなるほど、という内容です。皆さんからみればなぁーんだ、ということかも。
我田引水ですが、これが商店街のイベントだよなー、というのは隣の商店街の旅館の旦那。この商店街も目下活性化に向けて大奮闘中でナイトバザールへ3店参加しています。いずれもっと増えることでしょう。

商店街らしいイベントとは
@お客から見て:参加することがワクワクドキドキ
Aお店から見て:シャッターの内側を改革しないと意味がない
Bお互いに:気楽に長〜いおつきあい
という条件を備えていること。どれか一つでも欠けたらやらない方がまし。

ナイトバザール専用Webサイトが25日にオープンする予定です。

当社は走り回ってお手伝い。ナイトバザール通信という週刊の内部通信も担当しています。すでに創刊号は出ました。いずれサイトにもアップします。