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批評と提言 2004 保存版 |
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| 様々な分野で使われていますが、どういう意味でしょうね。 そういえば「連坦」という都市計画用語も意味不明(W 連坦は連袂だろう、というのが私めの勝手な解釈、当サイトでは「袂を連ねて共同行動をとる」ということで、もっぱらこちらを用いていることはご承知のとおりです。 さて、活性化。 これはかねて辞書に載っていないコトバだと書いていましたが、ところが載っておりましたですね、これが。 講談社刊『類語大辞典』に【活性化】活気を失っている組織・産業・地域などを、活気のある状態にする。とありました。「商店街活性化」:活気を失っている商店街を活気のある状態にする、なるほど、日頃用いられている語感ですね。 しかし。 確かにこのような意味で用いられておりますが、もう一歩詰めておきたい。それは「活気」について。 同じ辞書を見ますと、【活気】元気に満ちあふれた雰囲気。 そうしますと、活性化とは「元気を失っている組織・産業・地域などを、元気な雰囲気のある状態にする・・・? 気を取り直して再び辞書をめくりますと、 【元気】健康で生きるための力がみなぎっている様子 とあります。 なるほど「生きるための力がみなぎっている様子」かぁ。 そこでもう一度。 「活性化」とはこのままでは生きる力を失いかけている組織・産業・地域などを生きるための力がみなぎっている状態にすること。・・・もう一歩です。 【生きる】生き物やある機能を持つものが、活動・機能する力を失わずにいる。 ん?、「失わずにいる」ってなんだ? あ〜めんどくさい、結局、生きる:本来の機能を保っている、機能している、ということですね。 この定義をもってもう一度「活性化」を考えてみると、 【活性化】本来の機能が衰えつつある産業・組織・地域などの機能を賦活させること。 【賦活 ふかつ】病的状態を健康状態にすること(『新明解』) ということでしょうか。 ついでに 【再生】生物が失われた一部の組織や器官を生命力によりふたたび作り出すこと、また、人工でそのようにすること。 も近いですね。 これらをヒントに考えると、 【活性化】何らかの理由で機能が衰退している組織・地域などの機能を取り戻させること ということで、日頃用いられている語感にだいぶ近くなりました。 念のために「機能」も確認しておきましょう。 【機能】目的に応じて分化した働き(『新明解』」 では「商店街活性化」の定義をば。 【商店街活性化】買い物の場としての機能が衰えている商店街を買い物の場として再生させること。 ということでいかがでしょうか。 つまり、活性化とは日本語でいうところの「賦活」=病的状態にある組織・地域などの機能を回復させること、ですね。 「元気のある雰囲気」ではなく、本来の機能を回復・発揮することによって、その結果として「元気のある雰囲気」が生まれるのであって、「元気のある雰囲気」=からにぎわいを作り出すことが商店街活性化ではない、ということが明白でです。 人間と同様。 機能が衰えている人が空元気を出したからと言って何がどうなるものでもありません。意欲があるうちに正しい手当をしないと手遅れになってしまう・・・。 買い物の場としての機能が衰弱している商店街でイベントをすれば、買い物の場としての機能が回復する、などということはありません。 商店街が「買い物の場」としての機能を衰弱しているのはなぜか? その理由は当サイトご愛顧のみなさんにあらためて説明する必要はありませんね。 ということで、活性化というコトバ、たぶん、活性というコトバの字面に惹かれて誰かが使い出したのでしょうが、活性化=元気になる、と考えれば目的は「機能」回復であることが明白です。 商店街を本来の機能である「買い物の場」ではなく、別の用途に転用する場合は、商店街活性化ではなく、「街区の活性化」と呼ぶべきでしょう。中心市街地の機能である「買い物の場」としての機能をあきらめ、他の機能として再生する、ということです。 中心市街地活性化は、法のスキームではそこに立地する商店街など商業集積の活性化=買い物行き先としての機能を深津するのだ、という問題意識が無いまま、荏苒日を送っておりますと出来ることも出来なくなってしまいます。 以上、あらためて活性というコトバを考えてみました。 冒頭書いたように、このコトバ、たぶん、並の辞書にはまだ採用されておりません。ここで検討したとおり、使用するに当たっては、「機能回復」という意味をしっかりふまえて使わないと、「活気のある雰囲気」醸成なら何でもあり、になってしまいますから要注意です。 |
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