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批評と提言 2004  保存版


F130■「商店街実態調査」  2004-06-02 (Wed)

中小企業庁が行った調査結果が発表されています.
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/20040519_syoutengai_hokokusyo_doc.pdf

1.事業の概要
(1)時期:平成15年10月
(2)調査対象:
  @対 象:組合/任意団体 8,000 
A回答数:3,455 有効回答率:43.2%
(3)調査方法:郵送

2.調査の概要
(1)景 況
@停滞もしくは衰退している:96.6%
A繁栄している:2.3%
※調査に協力しなかった対象商店街は56.8%,4,545団体にのぼるが.これらの商店街の状況を推測すれば,@の割合はさらに高まるのではないでしょうか.

(2)直面している課題(※回答した人たちの主観)
_______課__題_________________回__答__2年__7年__12年
@後継者難____________________67.1%___F___A___C
A魅力ある個店が少ない________66.3_______________@
B協働事業への参加意欲の衰微__55.7_______________B
C核店舗の不在________________51.8_________________
D店舗の老朽化________________48.2_______________D
E駐車場の不足________________37.2_____@___D___F
F大型店との競合______________36.9_____A___@___A

※過年度調査で順位が空白になっている項目は,当該年度において課題として6位以内にランキングされなかったもの.

調査の結果=問題意識から何が分かるか?

まず第一に,停滞/衰退の原因・課題としてシャッターの内側の事情が直視されるようになってきたということで,これは最近の顕著な傾向ですね.
従来はシャッターの外側の施策にばかり目がいっていたのが,問題はシャッターの内側をなんとかすることだ,ということことに思いが及んだ,というか公然と内部批判=自己批判が出来るようになった,というかそこまで追い込まれたということでしょう.

そこで,

(3)今後取り組みを強化したい事業については,
@個店の改善・活性化       68.5%
A組合の組織強化         29.6%
B共同ソフト事業 23.8%
C施設整備事業 22.5%
D特になし 11.3%

「個店の改善・活性化」が必要だとする回答が圧倒的に多い.
衰退/停滞の原因がシャッターの内側にある,というどこから見てもあたりまえのことがようやっと公言されるようになったわけですから,当然といえば当然,当社などが口を酸っぱくして言ってきたことが認知された,と喜ぶわけにはいきません.

ホントに分かっているのか?
この時機にいたってようやく問題状況について正しく発言出来るようになった,ということ自体が状況の深刻さを物語っています.
第一,自店の経営に直結している問題ではないか,どうしてもっと早く対処出来なかったのか?
第二,今後の課題は「個店の改善・活性化」68.5%ということだが,何をどのようにすれば「改善・活性化」が実現するのか,本当の問題はなにか?,問題に取り組むために必要な前準備が理解されているか?

となりますとおぼつかないこと甚だしいものがあります.

施策をお考えになる立場の皆さんのご苦労もこれまでとは趣が異なってくるのではないでしょうか.

是非とも当社が提案している「ショッピングモールへの転換」を見据えた施策を講じることで,「商店街を一個の商業集積と見なして活性化する」という『中心市街地活性化法』のスキームに則った「改善・活性化」を目指していただきたい.

個店の「改善・活性化」,商店街が自然形成された時代の出店手法の延長というレベルではまず成功は不可能です.
当サイト常連の皆さんには釈迦に説法ではありますが.

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