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批評と提言 2004  保存版


F128■パン屋のお金とカジノのお金  2004-05-06 (Thu)

ミヒャエル・エンデ。
映画「ネバーエンディングストーリー」、『モモ』、『時間泥棒』などユニークなベストセラー群の作者ですね。

『パン屋のお金とカジノのお金はどう違う』廣田裕之 オーエス出版社 2001

廣田さんは地域通通貨の研究家だそうです。

さて、パン屋のお金というのはいわゆる実体経済で動いているお金、お金〜商品〜お金〜商品と回っていき、経済すなわち私たちの生活を成り立たせています。

一方、カジノのお金は、お金〜機会〜お金 と言うように、「お金が増やせる機会」を求めて、経済とは無関係に動き回ります。このお金が実体経済に関わってくるのは、そこが「お金が増える機会」だと判断されるときだけです。

パン屋のお金は経済を回すお金、カジノのお金=株式・為替・先物などのお金は投機のお金でありまして、同じお金でありながら両者の性質は全く違います。

カジノのお金、実体経済に出てこなければいいのですが、「機会」と見ればすかさず出てきて攪乱します。

地域通貨への挑戦は、投機のお金への挑戦でありまして、そう言えば、エンデさんの『時間泥棒』は、時間とお金、権力などの関係を寓話化して含蓄に富む物語でしたね。


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