|
FLASH NOTE 2003 保存版 |
||
|
| このところ、佐賀県内では頓挫したという話があちこちで起きている。まあ、来るべきものが来た、というところですね。 合併をめぐる環境を考えてみれば、合併の目的は「自立可能な地域経営の道を確立する」というところになければならない。「合併したらバラ色の明日が描けるのか?」 という疑問は誰しもが抱くところでありますが、合併推進を必要とする時代背景から考えておいそれと明日がバラ色になるわけはありません。 大事なことではありますが、これまで知恵が出なかった市町村がいくつか集まったからといってにわかに知恵が出るようになるわけもありませんから、これは時間がかかりそうです。時間はかかりそうだがお上から示された刻限というものがありますから 話は「バラ色の未来」よりも「法定協議会に付託される事項」が中心にならざるを得ない。実はここに問題があります。 「法定協議事項」というのは合併に伴って取り組めなければならないこれまでの付け回しの処置方法、もっと言えば庶務事項が多い。これらは当然、合併後の地域が目指す方向・とるべき方法に大きく左右されます。そうでないとおかしいわけですね。 ところが実態は、目的抜きで庶務事項を論議しているからおかしなことになる。 言ってみれば、まとまって明日から何をするか、という議論の前に、まとまるための条件を話し合う、ということですからこれはどうしてもこれまでの個々の行政の常識(これは合併後には非常識になる、ならないとおかしい)を基準に、これからの庶務事項のあり方を決定する、という本末転倒であり、まあ、まとまらなくても無理もない、というところでしょうか。まとまらないからといってしょげる必要はありません。 まとまったところは、これまでの常識の寄せ集めというOSを前提に新しいコンテンツを考えて行かなければならない、他方、まとまらなかったところは合併についての「助成策」をもらえないわけですから、自助努力主体で行く末を考えざるを得ない、ということになります。これは当初から合併を拒否した市町村も同様です。地域を挙げて「自力更正」を推進することになります。「みんながその気になる」ということでは合併組とは雲泥の差があります。 なにやら、行政のコスト削減とか合併起債とか相も変わらぬ、ちょっと考えればお先真っ暗、全くプラスにならない合併有利話を振りまく、首長さん以下推進する立場の皆々さんの問題意識のありようにはつくづくあきれ果てますね。 いえ、あなたのまちではそういうことはないと思いますが。 「地方分権」などとなにやら居丈高ですが、考えてみればこれまでの市町村行政は補助金誘導プラス「先進事例見よう見まね」が基調だったはず、梯子をはずされて待ってましたと走り出せるような能力をいつの間に獲得していたのでしょうね。 そんな能力はありませんから、分権という風潮に浮かれているだけ、これからは誘導はない、先行事例もない、という道無き荒野を歩き始めなければならないのだ、ということが認識されていません。「中心市街地活性化」にきちんと取り組む才覚のある都市ならまだしも、至れり尽くせりの施策メニューがありながら、手の施しようが分からない、というレベルでは、市域全体の経営などという課題を背負うには力不足でしょう。 まして、自立だけでも大きすぎる課題なのに広域合併という課題が現前しておりおまけにこちらは日限が切られている。これでは見切り発車もいいところ、守備範囲拡大、能力は劣化という事態が目に見えるようです。 都市の自立、まずは「理論武装」からスタートしなければ先行きどんどん細っていく、ということが理解できている自治体がどれくらいあるのか、他人事ではありません。 当サイトでは中心市街地活性化の延長上にある都市経営に関わる課題について、これからどんどん取り上げていきたいと思います。 |
Copyright (C) 2003 (有)クオールエイド All Rights Reserved