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FLASH NOTE 2003/06 保存版 |
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F093■チャレンジショプという誤解 Date: 2003-06-14 (Sat) |
| 事業の内容は、開業希望者を対象に、開業に先立って予行演習の会を与える、ということ。目的は、中心市街地の空店舗を利用した出店を促進して商店街の空洞化を阻む、ということ。 このために、1.商店街の大型空店舗を小間割りし、2.希望者に貸与、運営させる。というのがチャレンジショップ事業ですね。この事業には関係者に誤解があるようです。 小間割り出店と空店舗を利用した正規の出店では通常は店舗面積が異なり、品揃えが異なり、結局違った店づくりになってしまうことが多い。したがって、チャレンジショップは本番通りの店づくり&運営の予行演習にはならないことが多いと思います。そのつもりで例えば、チャレンジショップで上手くいった品ぞろえを実際の店舗にあわせてそのまま拡張、店面が3倍になるから来店客数も3倍、などと算盤をはじくととんでもないことになる。もちろん、面積が広くなった分、どのような商品群で構成するか、という大問題が有りますから、チャレンジショップ=予行演習とはいきません。 ではチャレンジショップは本格開業には全く役に立たないかと言えばそんなことはありません。立派に役に立つし、役に立つような使い方を工夫することが必要です。 現状、チャレンジショップ事業はほとんどのTMOで行き詰まっているようですが、ちょっと視点を変えることで本来の目的である空き店舗を利用した開業−成功に役立てることが出来ます。 ところで。 チャレンジショップの開店−営業指導はいったい誰の仕事でしょうか? 私は商工会議所の経営指導員さんの仕事ではないかと思いますね。経験豊富な中堅指導員ならチャレンジショップの指導は朝飯前、でなければならないはずですが、実際はそうもいかない、意外と難しい面が有るのがチャレンジショップのようです。商店街商売のこれまでの成功体験がむしろマイナスでしかないとも言える今日、指導経験についてもあらためて再検討が必要かも、ということもありますね。 チャレンジショップの指導を通じて自らのスキルをブラシアップする、経営指導員あるいはTMO御用達のコンサルタントにとってまたとない機会だと思います。ところでTMOは御用達のコンサルタント(ホームドクター)を確保しているのでしょうか。地元の診断士を育成していく、ということも大事な仕事のように思われます。 私はこれまでチャレンジショップについては無益な事業と思っており、確かその旨当サイトにもそういう趣旨で何度か書いたと思いますが、これはどうやら早とちり、空き店舗を利用した本格的な開業までのワンステップとしての活用するという本来の趣旨で活かす方法を考えたいと思います。 とはいっても、チャレンジショップ−空き店舗への出店−商売繁盛というコースがおいそれと実現するわけではありません。 基本的なアプローチとしては、 @商店街立地での新規開業希望者が A開業に先立って準備しておいた方がよいこと をリストアップして、 Bそのうち、チャレンジショップなどで準備できること を考え、 Cそれらを達成できる仕組みを「チャレンジショップ制」の中で組み立てる。 ということが必要でしょう。 とりあえず少し書いてみますと・・・、 第一に、小売業の原点である「顧客の問題解決に貢献する」店づくりのあり方について試行錯誤を行うこと。 もちろん、これができるようになるためには、それなりの理論武装が必要です。 第二に、接客技術の獲得 これについては省略します。 第三に、参加期間中にできるだけたくさん得意客を作る、ということ。何の準備もなく商店街の空き店舗を借りて出店するのと、チャレンジショップで得意客を作ってから独立するのとでは、大きな差があることは言うまでもありません。 もう一つ、いずれは仲間になるわけですから商店街のみなさんとも交流を深めておきたいものです。これは迎える商店街の方にもそれなりの意欲付けが必要になります。 チャレンジショップに「店づくりの試行錯誤」というコンセプトを加えると、事業の内容も出店者の意識も大きく変わると思います。 もちろん、もっとも重要なことは、チャレンジショップの品揃えとリアルの出店の時の品揃えの「差」と言うことです。 なんと言っても売り場面積が違いますからね。 売り場面積が2倍3倍になるとこれはもう違う商売だと考えた方が失敗がありません。 チャレンジショップと実際の出店の売り場面積の違い=店づくりの違いをどうマッチングさせていくのか、ここが大変難しいので、当社は「チャレンジショップは推奨できない」としてきたわけです。 このたび、商人塾関連でチャレンジショップをすこし手伝うことになりましたので、どこかのコーナー(たぶん、商店街活性化掲示板)で取り上げていきたいと思います。 |
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