|
FLASH NOTE 2003/02 保存版 |
||
|
| ついに来るべきものが来た、という感です。 当社から車で30分足らずという立地ですが、私はオープンこの方いちども足を踏み入れたことがありません。職業柄、行ってみなくてもいいの? という人もありましたが、どうしてでしょうね。 企画段階から大いに疑問符が付く施設でした。 どうしてオランダの街のそっくりさんが長崎県佐世保市に出現しなければならないのか。長崎に出島、オランダ商館があったから 、オランダにゆかりがあるから、ということでしたが、そんなことは関係ないでしょう。県レベルでゆかりがあったからといってあそこにオランダ風の都市を造る、ということにはなりません。 どうせ作るのなら、そんな安易なゆかりなどではなく、しっかりしたデスティネーション(来訪目的)を考えるべきでした。 建物に使った煉瓦はオランダから運んできた、などという話も聞きます。耳を疑いましたね。何で・何のためにはるばる海を越えて煉瓦を運んで来なきゃならないんですか? 日本に煉瓦はありませんでしたっけ? オランダ風の街を造るのにオランダから煉瓦を持ってくれば、何がどうなるというのでしょうか? 本物、こだわりということ? こういう発想はホント理解できません。 こういう企画に対して観光系の大手が株主として軒並み名を連ねています。株主になるということは、企画に対して成功するという信頼を与えた、ということですが、投資した大企業にこの企画には乗れない、という話はでなかったのか、面妖、不可思議な話です。その昔、赤信号みんなで渡れば・・・、という言葉がはやりました。流行の世界では死語ですが、どっこい、ビジネスの世界ではまだ通用している?ぴ ハウステンボスの前身であるオランダ村は、全国○○村のはしりでした。ここにも私は行ったことがありません。入り口までは行ったのですが、料金が納得できずに回れ右しました。その足で向かったのは長崎バイオパーク。同じ企業の経営でしたが、こちらは良かったよね。何回も行きましたが今はどうなっているのでしょうか。 オランダ村の後追い企画もほとんど姿を消したか閑古鳥状態でしょう。企画の神様がいたら、いったい企画を何と心得る!、と一喝されそうな貧弱な企画がまかり通っていたわけです。 本当に企画って一体何のこと?といいたくなりますが、そういえば商店街の「活性化」も言葉の一人歩き、どうも計画の大元を考えるのが苦手らしい。 恐ろしいのは、そういう企画じゃダメなんだ、という共通の理解が、この時期、バブル崩壊・デフレ蔓延の時期に至っても成立していない、ということです。破綻したプロジェクトはバブル崩壊、構造改革、デフレ等々の外的要因のせい、という総括のようですが、お金が有り余っていたとして、あそこに何しに行って何するんですか、と考えれば思い半ばを過ぎるというもの。 企画ミスということでは太平洋を一望する一葉海岸につくられたドーム付き人工海浜・シーガイアと双璧、「戦略のミスを戦術で補うことはできない」とのことですが、これをもじって集客施設に当てはめてみると、「コンセプトミスを販促で補うことは出来ない」となるのでしょうか。 商店街だって他人事ではありません。「活性化」と称して事業に取り組みながら「活性化とは街が、個店がどうなることか」という根本のところを置き去りにしたまま、よそがやったからうちの街もやろう、というノリの事業が多すぎます。 集客施設の企画とは何か、デスティネーションとは何か? 集客施設の企画に当たる人たちはこの機会にじっくり考えてみるべきでしょう。デスティネーションはお金さえ賭ければ何とかなる、というものではありませんからね。 |
| flashmenuへ戻る |
Copyright (C) 2003 (有)クオールエイド All Rights Reserved