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FLASH NOTE 2002/11 保存版


F078■ モノ作りからコト伝えへ  Date: 2002-11-21 (Thu)

 曰く付きでものつくり大学が出来ましたが、今日はその上?をいく「コト」伝え大学の構想を。

 我が国の伝統文化の大きな柱として「食」があります。南北に長く連なる列島で繰り広げられる四季折々の食は、時々のトライ文化を取り込みながら、融合というオリジナリティを作りあげてきました。

 今日、このような伝統は日に日に衰えつつあります。
かねて無粋を自認している私がそれらを堪能する力はありませんが、マーケティング的に見ればこれは戦略的な話です。
安い、簡単、手早いというファーストフードに象徴されるファースト文化では中国をはじめとする諸外国の攻勢に太刀打ちできません。無理に対応しようとすれば、生活レベル自体を諸外国に合わせざるを得なくなる。

 さいわい、我が国には「堪能」というライフスタイルがあります。いろいろと理由をこしらえては四季折々に物見遊山、饗宴を催す。これは社会的階層を問わず広く行き渡っているライフスタイルですね。高度成長期、一億総中流化といわれる趨勢のなかで「ラグジュアリィ」はさらに国民的レベルで浸透普及しました。

 この趨勢をマーケティングチャンスとして活用しない手はありません。私は多年、ラグジュアリィニーズに針路を取ることを提唱してきましたが、未曾有の経済的難関に直面している、今こそまさに大きく針路を展開しなければならないときですね。

 このときにあたって気付かされるのは、我が国伝統の「四季を堪能する」技術、ライフスタイル技術の伝承が希薄なことであります。特に、マーケティングに関わる皆さんにこのような知識・技術が恐ろしく欠けている。とりわけ、中心商店街というこれからショッピングモールに転換することで我が国経済の再生を担うことが嘱望されている機能を担っている店主・販売スタッフの現状たるや、まことにみるに忍びないモノがあります。もとよりこれは問屋、メーカーレベルにも共通するところでありましょう。

 このままではせっかくのモールへの転換も有名無実になってしまいそう。

 そこで!
我が国伝統的「コト」生活局面のライフスタイルについて、モノの作り方、使い方から所作、堪能のノウハウまでトータルに促成しようということで「コト」伝え大学というのは如何でしょうか。
とりあえずは、「食事」という「コト」について、料理・食材・器その他のウエア・空間演出・所作等々、蘊蓄と技術の基礎をマスターした人材をマーケティング上の各セクションに配置する。モノ作りから販売、情報提供までトータルに要員を配置して「堪能」ニーズに対応しようというものです。

 まずは一億総中流の我が国を席巻し、ついで条件の整ったところから逐次、海外各国へ波及させていく。21世紀の中流国家日本の生き残り・勝ち残り戦略は世界的な消費ニーズのラグジュアリィ化への対応ですが、そのための人材の育成、これがコト伝え大学の使命です。
少子化で学校経営も大変な折からどっかの学校が手を挙げないものでしょうか。今なら早いもの勝ちですよ〜(笑)
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