|
FLASH NOTE 2002/05 保存版 |
||
|
| 周知のようにTMOはタウンマネジメント組織である、と規定されている。その認定は当該市町村が行うわけだが認定の基準はマネジメント能力ではない。 TMOは、中心市街地活性化基本計画の2本柱、@基盤整備事業とA商業等の活性化事業のうち、後者の一部として掲げられている「中小小売商業高度化事業」について事業実施の構想をまとめた三セクまたは商工会議所等を当てることになっている。 つまり、タウンマネジメント組織の認定を「中小小売商業高度化事業」の構想を作成したというか、各商店街の希望事業をまとめたというか、そういう仕事をした組織をTMOの資格要件としたわけである。 本当はまずタウンマネジメント機能を備えた組織を作り、この組織の業務の一部としてTMO構想を作成させる、これをもってTMOに認定するが、TMO事業については関係組織が実施、TMOは本来の業務であるタウンマネジメント業務主体で活動する、というのがあるべき姿だ。 「中小小売商業高度化事業」とは、簡単にいえば従来の「高度化事業」のうち中心市街地の商業活性化に利用できるもの、というほどのものである。つまり、施設&設備の整備ですね。今日の中心商店街の状況は施設・設備の不足や老朽化が原因となって起きているものではないからタウンマネジメントも施設整備が中心テーマになるものではない、これは常識である。日本を代表するような、あるいは高度化事業のデパートと自称しているような商店街も設備劣悪な商店街同様の業績不振に陥っている、ということがその証拠。 「基本計画」作成のころは補助金の受け皿として、会議所TMOでOKという話に飛びついたところも、最近では「魅力有る個店づくり」とか「ショッピングモールへの転換」などという当時は影も形もなかったスローガンが出現し、考えてみればまったくその通りだから、さあ、困った、高度化事業の窓口は出来るがショッピングモールへの転換などという前代未聞の事業の推進は聞いてないぞ、ということで何をどうしたらよいか分からない。個店の指導といってもエキスパートバンク事業に毛の生えたくらいの取り組みでは何がどうなるものでもない・・・。 これを見ているこれからTMOを立ち上げようかというところは、これは幸か不幸か先行事例の苦労を見たものだからもう一つ先へ進む意欲が湧かない。それはそうでしょう。踏み出す一歩が果たして前進なのか後退なのかさえ判別できない、という現下の商業環境ですからね。 とはいえ、中心市街地活性化は国家的プロジェクト、経済の太宗を占める中小企業の活路は中心商店街における消費の活性化にかかっている以上、何が何でも街の活性化を実現しなければならない。 商工会議所TMOを中心とした中心市街地活性化の取り組みをどのように組織していくか、ということが多くの都市に共通する課題になっている。この取り組みを編成することはそう難しいことではない。この問題については当社はクリアした実例をつぶさに承知しているので追々紹介していきたい。 問題はモールへの転換を実践する個々の商業者の取り組みのモチベーションである。個店経営者の意欲を引き出し、取り組みを支援していくということに中心市街地活性化実現へのメインテーマとして取り組んでいく、という関係各方面の問題意識の共有が無いと、組織は出来ても魂が入らない。 商工会議所TMO主導による中心市街地活性化、その考え方と実践については商人塾において逐次展開していく。ご期待あれ。 なお、当社の提案は「いい話を聞いた、うちでもやっちゃお」というようなノリでやってやれることでは無いような気がしないでもない。やるときは注意してね。掲示板などを利用して確認した方が良いかも知れません。 |
Copyright (C) 2003 (有)クオールエイド All Rights Reserved