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FLASH NOTE 2002/03 保存版 |
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| 中心市街地の地価の低下傾向が止まらない。 平成10年、『中心市街地活性化法』が制定された時点での問題意識のひとつは、まさにこの地価続落対策ということだと私などは理解した。優れた基本計画には「都市経営」原資の担い手としての中心市街地−中心商店街活性化の「必要性」が明記されているはずである。(賢い人は書かなかった?) 都市経営原資のほとんどは交付金プラス地方税である。 地方税は住民税と固定資産税。ひも付きでないお金としてはこれだけしかない。行政が郊外SCを誘致しようと躍起になるのは、当該地域の地価を高騰させて固定資産税収入を増やすため。 何のことはない、進出することで地価を高めて担保力を高めて次の出店を準備する、という大手小売業と似たような発想だった。 このような手法、こと歳入アップ手法として見る限り高度成長期〜バブル期にはOKだった。小売業やビジネス需要を主体に中心市街地もしっかりしており、地価は上がりっぱなしだった。 バブル崩壊後、中心市街地の地価は下げ止まらない。 資産価値の下落がいわゆる「不良債権」を発生させ、我が国の経済を疲弊の奈落に追い込んでいることは周知のところである。 「構造改革」は、不良債権を切り捨てて(つまり不良債権の巣窟である中心市街地を見捨てて)金融機関を身軽にさせて、新しい投資機会に注力させる−新しい高度成長のスタート、というシナリオだがそうは行くか(笑)。 成熟社会とは、ものがあふれている社会、お家芸であるもの作りでは見過ぎすぎが難しい世の中である。製造業成熟社会を支える基盤ではあるが、まず陽の目を見ることはないだろう。工業化社会において基盤である農業がそうであったように、ポスト工業社会では工業は「あって当たり前」なのだ。ここは熾烈なコスト競争の戦場であり、うちのコストがどれだけになるかは、競争相手がどういうコスト構造でやっているか、ということで決定される。銀行なんかを相手にしていたのでは後れをとる。 成熟社会のライフスタイルを支援する産業、「時間堪能」ニーズに対応する産業がどんどん生まれてこなければならない。 これは付加価値と言うより価値創造だから、粗利が取れる。小資本でスタート可能だから資金需要もある。 ということで、銀行再生なら中心市街地再生と二人三脚だろう。 中心市街地が活性化する=産業立地として脚光を浴びる、ということが実現すれば、中心市街地に所在する不良債権は好転する。 新しい資金需要も発生する。 したがって、中心市街地活性化=中心商店街活性化は、常々主張しているように、だめな商店街を救済しよう、ということでは絶対にないのである。中心商店街の活性化は、@我が国の消費財産業の活性化、A都市経営原資の確保 という2点から必要なのであって、何もだめな商店を延命させることが目的ではない。 ここにいたって「商店街活性化」が組合や会議所の仕事ではなく、行政自ら取り組まなければならなくなった背景には、都市経営上のの大きな問題がある、ということが明白である。しかしながら、このような側面からの問題把握は私どもが見た限りでの『基本計画』ではほとんどの都市で行われていない。 我々が腰の重い商店主を「脅してもなだめすかしてでも」活性化に取り組ませなければならない、と主張してきたのは中心商店街の活性化が上記2つの我が国経済の課題の解決に不可欠だということを踏まえているのである。 この期に及んでも「商店街=当事者に意欲がない」、「意欲を見せてくれれば手をさしのべるのやぶさかではない」などとうそぶいている行政の関係者は、商店街活性化=自らの責務、ということをまったく理解していない。「法」をもういちどよく読み直していただきたい。 あのね、商店街の個店は廃業すればそれでお終い、街がどうなろうと直接自分には関係ないんです。(ま、資産価値が減るのは困るけど、それは自分ではどうしようもない、街全体の成り行き次第である)組合だって個店がどんどん廃業すれば賦課金収入も減り補助事業をやろうにも人もお金も集まらない、今年あたり解散するところがありそうですね、きっと。 そうするといよいよ空洞化・空き店舗増加する。空き店舗が増えれば客足が減り・・・、とじり貧スパイラルに陥ることになる。 だんだんお店が減っていくと買い物に郊外まで出かけなきゃなんなくなる、そうするとマイカーを卒業した高齢世帯は・・・、生活難民としてどこかに引っ越していくことになる・・・。 とゆーことで、中心市街地の活性化=中心商店街の活性化、都市の盛衰を左右する課題であることがあらためて確認されたことでしょう。早く商業者をその気にさせる算段をしないと、ほっといて意欲が出てきたり、景気が良くなって商店街にお客が帰ってくる、などということは金輪際無いのですからね。先刻ご承知のとおり。 私は関係各方面の担当者が、「商店主にもう少し意欲があったら・・」とお嘆きになるのを聞くとホントに情けないのであります。意欲が無いからほぅっておく? そうするとそのうち意欲が出てくる?それで行政その他商工業指導機関の使命は達成されるかな? この時期、ほっといてやる気が出るくらいの商業者なら、経産局だけあればたくさんだ(笑)。 いや経産局だっていらないだろう(笑)。 商店街に繁盛店が続出する−空き店舗に出店が相次ぐ−空き地に店舗が建つ、という良いことずくめスパイラルに大きく転換する舵きりが必要であり、そのためにはもういちど「中心市街地活性化法」の勉強のやり直しも必要だろう。 そういえば「活性化法」、商工会議所は特段の位置づけが無かったようだが・・・? 中心市街地活性化=中心商店街活性化は、現在我が国が直面している諸々の問題が凝縮、現れている商店街を新しい都市生活に不可欠の機能へと再生させることによって解決する、という戦略課題なのである。 行政を始め関係各方面の皆さん、中心商店街の活性化、立地する個店の責任とか、彼らの救済策とかではなく、都市経営、我が国経済政策上の戦略拠点であり、商店主がどうであれ・何が何でも活性化しなきゃなんないということ、おわかりですよね。 |
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