12月4日、既報のとおり、商工会議所主催の中心商店街活性化に関するセミナーの講師を相い務める。昨日は午後いっぱい、呉服町〜唐人町の商店を軒並み訪問して参加を勧誘した。当方としては勧誘と併せて店舗を見せてもらい、言葉を交わすことで大いに収穫があった。いつも感じることだが、商店街に限らず仕事をしていて一番勉強になっているのは指導・支援している立場の私自身である。
自慢のようだが当社のセミナーは受講した人としなかった人の間に大きな意識のずれが生じてしまうので、関係者には出来るだけ多く参加してもらいたい。セミナーなどの場合、特に主催者の勧誘状況などを勘案しながら(笑)、場合によっては自身でも開催の案内に回ることがある。「買い物の場」は実際に歩きまわり、買い物をしてみてはじめて分かることがたくさんある。
10数年前、活性化基金が創設されて以来、様々な補助金のメニューを活用してきた商店街では、事業の消化に追われて「買い物の場」として最も大切な、それぞれの店舗の・「シャッターの内側」の・お客のニーズの変化に対応するための改革がおろそかになっているところが多い。TMOではその上にリノベーション補助金で屋上屋を重ねようというところもあるらしいが、商店街の事業は個店の改革を伴わない限り役に立たない、補助事業はあくまでも補助であり、メインではない、ということがまだ分からないらしい。困ったことである。
佐賀市の中心商店街、うーむ、駆け足で拝見した限りでは失礼ながら個店の改革に専念しているという様子は伺えなかった。
人通りの多寡とお店の活気は別物、たとえその時間帯に人通りが少なくても繁盛しているお店にはそれなりの雰囲気がある・・。
一時はモールの見本といわれた唐人町も再び空き店舗が増加傾向にあるようで、全般的に由々しき事態である。原因は一世を風靡した熊本市のシャッター通りがダメになった理由と同じ。
これはセミナーではっきり指摘する。
それにしてもセミナー勧誘への反応、いまひとつ鈍いなぁ。
帰ってから我が組合の理事長に状況を話したところ、自分が佐賀までいって各商店街の理事長さん方を訪問、勧誘しようとのこと。おー、そこまでやるとはみんなびっくり、きっと、どうして?、なんで?、なにがなんだか分からないことだろうね。
また、今日当社に見えた福岡の問屋さんも佐賀市内の取引先を誘い、かつ、自分も出席するとのこと。他にも勧誘と参加を申し出ている人がいる。当日は見知らぬ顔がいくつもあって会議所の担当者はびっくりだろう。
佐賀市の中心商店街の活性化の成否は、武雄市の意欲的な商業者にとってけして他人事ではない。私どもは、万が一にも佐賀市の商店街がこのまま挫折するようなことになれば、各業種の問屋の武雄市への巡回ルートに大きな空白が生じる、佐世保、大村、諫早がこければルートが廃止になる、さらに全国各ルートで同様の事態が続けば廃業する問屋が続出する、川上の事情で商店街は壊滅、という可能性を見ているのである。
もちろん福岡の問屋さんにとっても同じことである。いらぬお節介をしているわけではなく、自分自身、自分の商売のため、佐賀市商店街活性化への一助を目指しているのである。最近武雄市の商業者が音頭をとってよく開催される同業種の小売業の勉強会も同様の趣旨、問屋がこければ元も子もない、問屋のため、もちろんひいては自店のため、同業者の合宿が開催されている。
商店街活性化、同時多発で今すぐスタートしないと大変なことになると考えて行動している人たちがいる、というご紹介まで。
いくらなんでも杞憂かもって? そう考えた人は状況知らなさすぎ。百歩譲ってそうだとしても自店が繁盛店に生まれ変われるならいいんじゃないの? 当社の理論は、たとえ街ぐるみの活性化には至らなかったとしても、実践した人・個店には必ず御利益がある、というように出来ているのです(笑)。
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