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FLASH NOTE 2001 保存版 |
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| 先週1泊2日の行程で実施したSCクリニックは、共同店舗形式でのコンビニエンスマートの開設をめざす商工会の視察研修にコーディネーターとして参加、熊本県内でSC類型を見てまわったものである。行き先を熊本県にしたのは南部に非常に優秀な共同店舗形式のスーパーマーケットがあり、これをメインにしたため。 3回に分けて報告するうちの第1回目は、セキヤヒルズ。 人里離れたミカン山の頂上にホテルと物販施設を併設しようという、開設当時でも危惧される企画だったが物販の核とされていた店舗が撤退、スーパーマーケットや飲食業種も撤退が相次いでいるSCである。開設当初の業態としては、ディスカウントストアを核にアウトレットショップやディスカウントショップスーパーマーケットまでが立地する「複合集積」であった。 今回見た限りでは状況は次のとおり。 1.ディスカウトストアや文具ディスカウントストアなどいわゆるパワーセンター的業種は全て撤退。 2.スーパーマーケットも撤退。 3.残っているのはアウトレットショップが連袂するホテル前のモールだけだが、ここも業績の明暗がハッキリしている。 4.がんばっているのはなんといってもナイキのアウトレットバージョン。店舗も広く商品構成も米国流のアウトレット仕様まで揃えて広域から集客している様子。 5.その他はボブソンあたりがどうかな、というくらい。Reebok、FILAなども何のために出店しているのかわからないというレベル、その他もおしなべて水面下にある。 確認できたことは、コストコンシャス対応型の集積でも アウトレットモールとパワーセンターとではまるで対応する購買局面が異なるということ。 セキヤヒルズの場合は、パワーセンター立地系のディスカウントストア、スーパー、文具ディスカウントなどがことごとく撤退、残っているのはアウトレット系ばかりという結果になっている。 リゾート立地で業績はともかく曲がりなりにもモールの形態が維持されているのは、アウトレットモールの「ブランドを低価格で入手したい」といニーズの広域からの集客がある程度成り立っているからだ。 当初キーテナントとして参加していたライフ・スタイルディスカウントストア、グレイトランドは敗退した。百貨店商品を百貨店の3割引以上のディスカウントで提供するという面白いコンセプトの業態だったが、いわゆる「足下商圏」の成熟度とマッチしなかった。福岡近郊への出店なら相当期待できたろうにと思われる。 同店の2号店は大分県中津市郊外三光村のSCにあり,ジャスコ+サブテナントで教科書通りの2核ワンモールを形成している。惜しむらくはこちらも商圏内のライフスタイルのせ威塾度。 日頃百貨店とつきあいのない人たちが「百貨店商品(生活雑貨カテゴリー中心)のディスカウント」に食指を動かすだろうか、という単純素朴な疑問である。 セキヤヒルズに見られるような各テナント企業の出店の失敗は、個々の出店の失敗ということを意味するだけではない。その出店を計画立案し・ゴーサインを出し、撤退に至った、あるいはいまだに撤退を決断しきれない、という企業の実態ありのままをさらけ出している、と考えるべきである。そういえばトリアス久山とリバレインの両方に同じ業態を出店している企業とかもありますねぇ。 このところつくづく感じるのは、「商売は理屈だ」ということである。イヤ、経験だ、度胸だ、勘だetc.,などの異論が出そうだが、お客の方はみんながみんな、理屈というかこれまでの買い物・生活経験の総括とそれをふまえた仮説をもとにショッピング行動をしている時代である。 いわば買い物のたびごとにお金を払って勉強しているというお客に満足してもらうには、こちらも理論武装する以外に方法はあるまい、ということ。 さいわい、勉強しないと始まらない、ということを公言し、その機会を作ろうとする商業者が急に増え始めており、これからが楽しみである。 昨日の朝日新聞ではアパレル大手のうちブランド志向派は業績堅調らしい。いよいよ専門店、路面店の時代がすぐそこまで来ている、という時機であるがこれを自社のチャンスにしていくには相当の勉強が必用である。ひとりひとりの商業者が例えば「Web商人塾」の講義内容のような体系的な理論を修得したうえで、自店及び商店街向けにアレンジして実践に取り組むという段取りで進むことになる。 はじめに勉強ありき、勉強なくして活性化できるというのは奇跡である。みなさんのお店や街で奇跡が起きるとは思えないから腹を決めて勉強をスタートする以外に方法はない。 え? 勉強が嫌いだから商売をやってる? 知りませんよ、そんなこと(笑)。 |
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