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FLASH NOTE 2001.07


F015■中心市街地活性化の難問(2001.7.25)
   中心市街地活性化という課題の一番の難関は、そのための仕事の成否がそこに立地する各個店の活性化という「計画できない事業」に掛かっている、ということである。商店街の活性化とは、商店街が生まれ変わり、買い物行き先として再評価されるようになることである。そのためには具体的に一店、一店のお店にお客が入り、そこで買い物をする、ということが起こるようにならなければならない。これまでにさんざん説明してきたとおりである。

   このように個店の転換がお客に支持される様な方向での店づくりとして実現しない限り、商店街の活性化は実現しない。私どもが支援している商店街の組合を挙げての取り組みはまさに「個店の転換」に向けて組合員の取り組みを促し、成果を上げていく=繁盛店に生まれ変わらせていく、という仕事に尽きるといって過言ではない。

   したがって、「中心市街地活性化基本計画」には、個店の活性化という課題への取り組みのあり方についての取り組みが記載されていることが必要である。多くの計画には、漠然と個店の取り組みの支援であるとか後継者育成であるとかが記載されているが、個店の転換という課題を木賃とか掲げそのための手だてを講じているものは少数である。

   問題は、基本計画においてきちんと項目として掲げ施策を計画していても、それで個店の転換が実現するわけではない、ということである。計画に記載されているか否かに関わらず、街に立地する大半の個店が商売の中身を転換し新しい店づくりがお客に支持されない限り、お店の繁盛したがって街の繁栄はあり得ない。そして恐ろしいことに、この個店の転換は「計画」にいつまでにどうする、と明記できないということである。いや、したければしてもいい。だが、それは実行できる取り組み、としての計画ではなく、「できたらいいな」という願望でしかない。このことをはっきり確認して置かなければいけない。個店の転換特に品揃えを転換することはきわめて難しく、もちろんそれぞれ計画を立てて取り組むわけであるが、「試行錯誤」として取り組まなければ出来ない仕事が多く、また、これで終わり、ということはあり得ない。終わりのない試行錯誤として営々と続けられていく取り組みこそが活性化の中心的な仕事だということである。  

   「中心市街地活性化基本計画」は、このような計画できない、個店の経営者の意欲的な自店改革の取り組みに負うところがきわめて大きい。
このことを考えれば活性化の推進にあたってまず最初に取り組むべき仕事は何か、常にブラシアップしなければならない資質は何か、自ずと理解されるはずである。「中心市街地活性化基本計画」、実現するためには計画できない個々の店舗の改革という仕事に店主の皆さんにどう取り組んでもらうのか、という大きな問題があることを理解していただきたい。

   

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