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タイトル『基本計画』とTMO
記事No417
投稿日: 2004/07/05(Mon) 16:41:37
投稿者takeo
今さらながらでありますが、基本的なところを復習しておきたいと思います。

中心市街地活性化の取り組み、基本となるのはいうまでもなく『中心市街地活性化基本計画』です。

『中心市街地活性化法』のスキームは、中心市街地所在の商業集積等の活性化のを目的としており、『基本計画』についても主としてこの枠組みにおいて内容を立案することが必要です。

ところが。
各地の『基本計画』を拝見しますと、『中心市街地総合計画』という内容になっているものが少なくないようです。
これは大変なことでありまして、実践段階に入ってTMOの業務が拡散したり、逆に狭ばり過ぎたり、と弊害が出ているようです。

特に会議所TMOの場合、こういう傾向が多いように感じます。
法が制定されてまる6年、実務段階の経験も普及したところでもう一度、『中心市街地活性化法』−『基本計画』−『TMO構想』というスキームを確認、整理してみたいと思います。

以下の作業はもちろんtakeo個人の偏見ですが、「何でおまえがんなことするの?」などとはおっしゃらないでくださいね〜。

タイトル枠組みの目的
記事No418
投稿日: 2004/07/05(Mon) 16:57:28
投稿者takeo
「中心市街地活性化」、様々な定義があり得ます。
自由に定義してもらうなら、ホント、いくつ出てくるか分かりません。いろいろと自分の思いのたけをもって提唱することが出来ますし、実際にやる人がおりますし、それはそれで結構なことであります。

だがしかし。
『中心市街地活性化法』の枠組みに基づいて中心市街地活性化に取り組む、となると事情は一変します。
「中心市街地活性化」とは、○○である、ということがはっきり掲げられており、かつ、活性化への施策群ももっぱらその目的を達成するための手法としてメニュー化されています。

まずは、『中心市街地活性化法』における「中心市街地活性化」とは、一体何がどうなること目的にしているのか、確認したいと思います。

第1条 法の目的

@都市の中心の市街地が地域の経済および社会の発展に果たす役割の重要性に鑑み、
A都市機能の増進及び経済活力の向上を図ることが必要と認められる中心市街地について、
B(地域における創意工夫を活かしつつ)市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進するための措置を講じることにより
C地域の振興及び秩序ある整備を図り、もって国民生活の健全な発展に寄与することを目的とする。

まず解明すべきこと。
@中心市街地が地域の経済及び社会の発展に果たす役割とは?
A中心市街地が担う都市機能とは? 経済活力とは?
ということが理解されないと、Bの「創意工夫」がなかなか出てこないのではないでしょうか。

タイトル問題意識
記事No426
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:17:56
投稿者takeo
「目的」が意味するところは、
@中心市街地は、地域の経済及び社会の発展に重要な役割を果たす(べきであるが、そのためには)
A都市機能の増進及び経済活力の向上を図ることが必要になっている中心市街地がある。
Bこのような中心市街地については、措置を講じなければならない。
C措置すべきことは、市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進である。

つまり、第一条(目的)においては、本来中心市街地にはになうべき役割があるが、環境の変化等により機能が不全化している。市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進することで、都市機能の増進及び経済活力の向上を図らなければならない、という問題意識が表明されている。

逆に考えれば、中心市街地が担うべき「地域の経済及び社会的役割を果たすためには、「都市機能の増進及び経済活力の向上」を実現することが必要になっている。それらは、「市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進する」ことで可能である。

という問題理解を示しています。

この問題理解は同時に、問題解決に向かう取り組みを規定します。
機能不全は、「市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進する」ことで改善、中心市街地の機能が活性化する。

すなわち、中心市街地の活性化は、「市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進する」取り組みが牽引するものであり、そのようなものとして「市街地の整備改善及び商業等の活性化」の一体的な推進は構想されなければならない、ということです。

タイトル『中心市街地活性化法の解説』
記事No479
投稿日: 2004/07/22(Thu) 08:09:30
投稿者takeo
ここでの考察は、主に「中心市街地活性化法」及び「基本的な方針」を対象にしています。

参照には『中心市街地活性化法の解説』(通商産業省産業経済局中心市街地活性化室編 1998 (財)通商産業調査会)を利用しています。

以下、当スレッドでは同書を『解説』と略記します。 

タイトル「中心市街地」とは 
記事No419
投稿日: 2004/07/05(Mon) 17:03:27
投稿者takeo
第2条 中心市街地
この法律による措置は、都市の中心市街地であって、次に掲げる要件に該当するもの(以下「中心市街地」という)について講じられるものとする。

※大事なこと:法における中心市街地とはただの中心市街地全部を指すわけではありませんで、いわゆる「三要件」という定義があります。

タイトル 「中心市街地」とは @
記事No427
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:19:47
投稿者takeo
一 当該市街地に、相当数の小売業者が集積し、及び都市機能が相当程度集積しており、その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること。

タイトル集積要件
記事No430
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:35:13
投稿者takeo
> 一 当該市街地に、相当数の小売業者が集積し、及び都市機能が相当程度集積しており、その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること。

法が「措置」を講じるべき対象地域=中心市街地は、都市の中心部のうち、三つの要件を備えている地域を意味します。

その要件の一つがこれ。

1.小売業者が集積していること
  この場合の集積とは、自然成長的に形成されている、という程度の意味。商店街、大型物販施設など。

2.都市機能が相当程度集積していること
  都市機能:公共施設、福祉施設、レジャー施設など

かって中心部に集積していたこれらの機能が郊外へ拡散したことが中心市街地の「活性化への措置」が必要な現状をもたらしている。

タイトル「中心市街地」とは A 
記事No428
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:21:58
投稿者takeo
二 当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等から見て、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、または生ずるおそれがあると認められる市街地であること。

タイトル趨勢要件
記事No431
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:40:32
投稿者takeo
> 二 当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等から見て、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、または生ずるおそれがあると認められる市街地であること。

集積要件を満たしている市街地のうち、「措置」を講じなければ機能的な都市活動の確保または経済活力の維持に支障を生じる、or かも知れないおそれがある市街地 が「措置」のための本法にいう中心市街地ですからね、ということ。

タイトル 「中心市街地」とは B 
記事No429
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:23:04
投稿者takeo
三 当該市街地において市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。

タイトル波及要件 
記事No432
投稿日: 2004/07/06(Tue) 06:49:43
投稿者takeo
> 三 当該市街地において市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。

当該地区において「措置」を講じることが、当該市街地を内包する市町村及び周辺地域の発展に有効であると同時に「適切」であること。

つまり、単に自己充足的に活性化するのではなく、活性化した結果、市町村全体及び周辺の地域の発展に効果をもたらすことができる地域、ということです。

タイトル要件が示す中心市街地とその任務
記事No433
投稿日: 2004/07/06(Tue) 07:03:37
投稿者takeo
@当該市町村において
A商業及び都市機能の相当程度の集積があり、かつ、
B適切な「措置(市街地の整備改善&商業等の活性化の一体的な推進)」を講じなければ機能が衰退する、あるいはそのおそれがある地域のうち、
C「措置」を講じれば、当該地域が活性化するのみならず、
D市町村全体及び周辺の地域の発展に寄与することが出来る地域

これが本法に規定されている「中心市街地」です。

これを実務的に解釈すれば、
@一及び二の要件を備える地域のうち
A適切な措置を講じれば、当該地域が活性化し、かつ、周辺に効果を波及せしめうる地域
ということであり、さらに言えば、
※空洞化している・しつつある当該地区を「活性化しさらに効果が周辺に波及する」ような「措置」を創案・実施することが本法の目的である、ということになります。
※波及効果が一つの鍵、単におのれだけよしとするのではなく、当該市町村内外の周辺部に効果が波及しなければならない。

※都市住民のライフスタイルの変化、モータリゼーションの成熟、都市機能の拡散、物販施設の郊外への展開という趨勢の中で、@市街地の整備改善とA商業等の活性化 の両面にわたる施策を上手に組み立てて「措置」し、目的を達成しなければならない、これが『基本計画』以下の取り組みの役割です。

タイトル重大なポカ
記事No439
投稿日: 2004/07/11(Sun) 08:06:02
投稿者takeo
『中活法』に基づく中心市街地活性化への取り組みには、次のようなことが前提になります。

1.『中活法』のスキームを理解する。
2.スキームが「中心市街地活性化」のスキームとして妥当か否かを検討する。
3.自分の都市の中心市街地活性化に使えるか否か検討する。

『中活法』に、待ってました、と飛びつけるのは2と3の検討が出来るだけの能力・経験・計画をすでに持っていた都市だけ、その他の都市は、スキームを検討するために必要な次のような作業からスタートするべきでした。

@中心市街地活性化とは当該地域にどのような状況が生まれることか?

A郊外型SC全盛時代に中心商店街が存続するために必要なことは何か? 郊外型SCとの関係は如何にあるべきか? その根拠は何か?

如何ですか?
こういうことについてきちんと方向と方法を持っているところだけが『中活法』のスキームを利用して活性化に取り組むことが出来るわけですからね。

中心商店街が『中活法』制定以前に「基金事業」などを利用してきちんと『商店街活性化構想』を作っていた都市だけが、『基本計画』のスキームに移行できた訳で、その他ほとんどの都市では1〜3を判断するための「勉強」、「研究」からスタートするべきでした。

「勉強」、「研究」の代わりに専門コンサルタントを招聘して、前準備無しで『基本計画』策定に突入する、というのが多くの都市で行われた取り組みでしたがここでまたもや問題が生じます。

?招聘されたコンサルタントは、1〜3に対応する能力を持っていたか?
つまり、計画作成主体は、
@『中活法』のスキームを採用して中心市街地活性化に取り組むためには、1〜3という課題がある、
Aこれをクリアするためには外部からの支援が必要である、
B招聘する支援者は、1〜3に対処する能力が必要である。
ということを十分理解した上で適任者を選定したのか?
ということです。

これはできませんでしたね。どうしてか?

第一に計画主体にそこまでのもんだい意識が無かったし、
第二に手を挙げたコンサルタント側にももんだい意識、スキルが無かった。

特に第二のもんだいが大きい。

タイトル専門家の役割
記事No448
投稿日: 2004/07/12(Mon) 09:15:30
投稿者takeo
基本計画作りの支援に招聘された専門家の役割は、専門的な知識・経験を駆使して、当該都市の中心市街地活性化を実効的に推進する計画の作成を支援することです。

専門家として招聘された人たちの専門分野は、
都市計画の専門家=区画整理・再開発の専門家。
商業活性化の専門家=SC、再開発ビルのテナントリーシング
だったと思います。
さらに言えば、もの不足〜普及〜差別化という時代に活躍してきた人たちがほとんどではないでしょうか。

とすれば、専門家の皆さんにとて事業のスタートに当たって
@活性化を取り巻くもんだい状況を理解する
A法をはじめとする「中心市街地活性化」のスキームを咀嚼する
B関係者に周知徹底させる
という仕事がきわめて重要ですが、果たしてそのようなもんだい意識が招聘された専門家の側に有ったでしょうか?

答えは、「計画」の出来映えに明かです。

中心市街地の商業集積を活性化するには、
@当該都市において担うべき商業機能を明らかにする
A現状からスタート、機能を充実させる方法を計画する
B特に、郊外型商業とりわけSCとの関係を明らかにする
ということが不可欠です。

ところが、多くの『基本計画』ではこの@〜Bがものの見事に欠落しています。果たしてこれらの事項が欠落した計画を『中心市街地活性化基本計画』と位置づけることが出来るでしょうか、といいたくなったりして(w。

一体、どこに「中心市街地」を「活性化」するための「基本」となる事項が「計画」されているでしょうか・・・?

タイトル余談ですが
記事No477
投稿日: 2004/07/21(Wed) 08:14:02
投稿者takeo
とある都市の場合。

「自分たちの計画だから自分たちで作る」ということで、
「専門家は聞かれたことに解答を出してくれるのが仕事」という位置づけにしたところ、
「んなこっちゃ責任の持てる仕事にならん」と専門家に断られてしまった。

「自分たちの計画」、「自分たちが取り組まなければならない計画」であることは確かですが、その計画を
「自分たちの能力で作れるか?」
ということは別の問題になります。

大事な計画、自分たちが主体となって取り組まなければならない計画、これまで経験したことのない領域の計画、という場合であればあるほど、「自分たちだけで作れるのか」「なぜそう言えるか」ということはしっかり検討することが必要でしょう。

「自分たちの計画」だから、能力の有無は無関係、「自分たちで作らなければならない」というのはかって幼稚園、小学校でのお説教から脱却しきれていない証拠?(W

もっとも、「自分たちでは作れないから専門家に丸投げ」というのは本気でない証拠です。もし本気で自分の寿命と資産を賭けて取り組むつもりの計画ならもう少しいろいろ考えることがあったはずですよね。

中心市街地活性化という事業に取り組むということは、関係者の皆さんにとってかけがえのない人生の一定の期間をこれに集中するということ、とりわけ商業者の皆さんは自分と家族の資産の将来性もこれに賭ける、ということですからね。

「自分たちの計画だから自分たちで作る」って、そんなお手軽でよろしいんですかぁ。それともいつかどこかでスキルを装備しちゃったということですかぁ?

ということが、今は昔、ありました(W。

タイトル施策における配慮
記事No422
投稿日: 2004/07/05(Mon) 17:15:06
投稿者takeo
第三条

国及び地方公共団体は、この法律に基づく施策の策定及び実施にあたっては、地域住民の理解と協力を得るとともに、民間事業者の能力の活用を図るよう配慮し、その施策全般にわたり、必要な施策を総合的かつ相互に連携を図りつつ講ずるように努めなければならない。

タイトル難 解 
記事No434
投稿日: 2004/07/06(Tue) 07:18:33
投稿者takeo
> 第三条

> 国及び地方公共団体は、この法律に基づく施策の策定及び実施にあたっては、地域住民の理解と協力を得るとともに、民間事業者の能力の活用を図るよう配慮し、その施策全般にわたり、必要な施策を総合的かつ相互に連携を図りつつ講ずるように努めなければならない。

上で見たように、中心市街地及びそこで展開される取り組みは、大変な役割を与えられているわけですが、ここではその役割を果たす上での基本的な「構え」が示されています。

施策の策定・実施にあたっては
@地域住民の理解と協力を得る
A民間業者の能力の活用を図るよう配慮する
B活性化の施策全般にわたり、@及びAの実現に必要な施策を講じること。

ということでしょうか。

いずれにしろ、住民の理解と協力、民間事業者の能力の活用について特段の配慮が求められています。

これは中心市街地という立地の特性(集積要件・所有権の錯綜など)、事業の特性(商業等の活性化という小売業者の主体的な努力)から当然のことです。

特に、三要件を備えている地域を形成しているのは中小の小売業者の集団ですから、活性化のためには彼らの事業の「シャッターの内側」における「措置」が不可欠ですからね。

このことについての「配慮」は事業全体の成否を左右しかねないところなので、しっかり措置しなければならない。

タイトル基本方針
記事No423
投稿日: 2004/07/05(Mon) 17:25:25
投稿者takeo
第五条
主務大臣は、中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進の基本的な方針(以下「基本方針」という)を定めなければならない。

2.基本方針においては、次に掲げる事項につき、次条第一項の基本計画の指針となるべきものを定めるものとする

一 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進の意義に関する事項

二 中心市街地の位置及び区域に関する基本的な事項

三 中心市街地における土地区画整理事業、道路、公園、駐車場等の公共の用に供する施設の整備その他の市街地の整備改善のための事業に関する基本的な事業

四 中心市街地における商業基盤施設の整備その他の商業の活性化のための事業及びこれと併せて実施される都市型新事業を実施する企業等の立地促進のための事業に関する基本的な事項

五 前二項の事業の一体的推進に関する事項その他必要な事項


3.4.5.6.〜省略〜

タイトルポジション
記事No435
投稿日: 2004/07/06(Tue) 07:25:06
投稿者takeo
> 第五条
> 主務大臣は、中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進の基本的な方針(以下「基本方針」という)を定めなければならない。

中心市街地活性化は、
@市町村が自らの発意により
A「中心市街地」を設定し、適切な措置を講じることにより
B所期の目的を達成する
ことを目指して取り組まれます。

取り組みは、それぞれの市町村の発意及び創意によって策定される『基本計画』に基づいて行われるわけですが、ここではそのガイドラインが示されている。

タイトル一体的推進の意義
記事No436
投稿日: 2004/07/06(Tue) 07:32:53
投稿者takeo
> 一 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進の意義に関する事項

1.中心市街地活性化の意義
(1)中心市街地は次のような役割を果たすべきであり、その活性化を図ることは、重要な課題である。
@小売業者や様々な都市機能が集積しており、住民や事業者へのまとまったサービスを提供できること

A商業、公共サービス等の機能が身近に備わっていることから、高齢者にも暮らしやすい生活環境を提供できること

B商工業者その他の事業者や各層の消費者が近接して立地し相互に交流することによって、効率的な経済活動を支える基盤と新規産業の誕生を促す苗床の役割を果たすこと

C以下省略。各人手持ち分を参照してください。

(2)基本計画に基づく各種事業の一体的推進の重要性
中心市街地の活性化を図っていく上では、近年の中心市街地の空洞化がモータリゼーションの進展への対応の遅れ、商業を取り巻く環境の変化等の複合的な要因によるものであることをふまえ、市街地の整備改善と商業の活性化を車の両輪として、各種事業を一体的に推進することが重要である。

※つまり、1.商業を取り巻く環境の変化を理解したうえで計画を立案する 2.市街地の整備と商業の活性化を車の両輪として一体的に推進すること、そうしないと活性化は出来ませんよ、ということですが、あなたの認識もそうですか?

この各種事業の一体的推進に当たって基本計画の果たす役割はきわめて重要であり、市町村は以下の点に留意して基本計画を作成することが重要である。

※如何ですか、至れり尽くせり、というところですね。何しろ、市町村の自由裁量で計画を作成するわけですが、未踏の領域、スキームだけはきちんと提示しようと言うことでしょう。

@目標の明確化(いちいち書くのは面倒ですが、大切なのでコピーしておきます)
各種事業の実施に当たっては、当該中心市街地におけるまちづくりの目標や将来像、まちづくりの戦略等について、市町村、事業実施者、地域住民等の間で共通認識が醸成されることが重要である。
 このため、基本計画には、当該市町村の置かれている自然的、歴史的、文化的及びお社会的条件、地域住民等の意向等をふまえつつ、必要に応じて、高齢化、情報化、国際化等の進展、余暇時間の増大、環境との共生等への対応も視野に入れ、出来る限り具体的かつ明確な目標を設定することが必要である。

※つまり「ショッピングモールへの転換を目指す」というくらい具体的かつ明確な目標を設定しなければならない。「水と緑と太陽」、「歴史文化の香りただよう・・・」などというキャッチコピーめいた文言では事業推進の基準にはならない、ということです。

A各種事業の連携と集中実施
※つまり「これらの事業をこのとおりの段取りでやれば、目標を達成することができる」というレベルでの実施が求められている。当たり前のことですが。
もちろん、個別事業の細部についてまではとうてい計画できませんから、ここはTMO構想もふまえつつ、TMOが主体となって作成する『行動計画』の必要性を示唆するところと考えておきましょう。

タイトル基本計画
記事No424
投稿日: 2004/07/05(Mon) 17:28:12
投稿者takeo
第六条
市町村は、基本方針に基づき、当該市町村の区域内の中心市街地について、市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する基本的な計画(以下『基本計画」という)を作成することが出来る。

タイトル計画事項
記事No425
投稿日: 2004/07/05(Mon) 17:35:01
投稿者takeo
> 第六条
2 基本計画においては、次に掲げる事項について定めるものとする。

一 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する基本的な方針

二 中心市街地の位置及び区域

三 中心市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進の目標

四 土地区画整理事業、市街地再開発事業、道路、公園、駐車場等の公共の用に供する施設の整備その他の市街地の整備改善のための事業に関する事項

五 商業の活性化のための事業に関する事項

六 前二号の事業の一体的推進のために必要な事項

(3〜7は省略)

タイトル一体的推進関連
記事No440
投稿日: 2004/07/11(Sun) 08:48:53
投稿者takeo
「基本方針」に示されている作成の指針。

1 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する事項

参照:
http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=436&reno=423& ..... amp;page=0

ここで示されているガイドライン、果たして皆さんの『基本計画』にはどのように反映されているでしょうか?

上記記事にはコピーしておりませんが、「 (3)基本計画に基づく一体的推進に当たっての基本的視点」も一読してください。

もちろん、「 (2)一体的推進の重要性」から導き出される「一体的推進の目標=ショッピングモールへの転換」については、『TMOマニュアル』なども併読、誤解の余地が無いように理解してください。

タイトルご注意
記事No441
投稿日: 2004/07/11(Sun) 08:57:13
投稿者takeo
> もちろん、「 (2)一体的推進の重要性」から導き出される「一体的推進の目標=ショッピングモールへの転換」については、『TMOマニュアル』なども併読、誤解の余地が無いように理解してください。

「市街地の整備改善及び商業の活性化のための事業」の体系は、この「一体的推進の目標」を達成するために企画されるものです。
目標が具体的であれば、事業の組み立てもいっそう効果的になりますが、目標が抽象的な場合は、個別事業の企画を目標と関連させることが難しくなります。

「目標」漠然、「事業」既存メニューの恣意的つまみ食い、というのが多くの都市の『基本計画』の中味ではないでしょうか。
目標が抽象的なため、事業選定の基準として使えない、というところがほとんではないかと推測しています。

タイトル区 域
記事No442
投稿日: 2004/07/11(Sun) 09:05:20
投稿者takeo
> 二 中心市街地の位置及び区域

3の「中心市街地以外への効果の波及」というところがミソ。

ここを整理しておかないと、行政及び商工会議所は「どうして中心市街地・中心商店街ばかり注力するのか」という〈批判〉を浴びることになりかねません。

波及は、
1.広域的な地域住民の生活の充実への貢献
2.商業及び非商業ビジネスの新規参入
3.活性化がもたらす都市歳入の改善
4.地元主導型まちづくりについてのノウハウ蓄積
などが考えられます。
もちろん「考えられる」だけではなく実際に活用していく手順を示し、周辺部におけるまちづくりの機運を醸成することが本来期待される効果でしょう。

タイトル一体的推進の目標
記事No443
投稿日: 2004/07/11(Sun) 09:12:23
投稿者takeo
> 三 中心市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進の目標

『基本計画』を生かすも殺すも「一体的推進の目標」次第。
私など、検討する場合はまず最初にここを開いてみます。

ここに本当に目標を達成するために取り組むべき事業とその仕様について決定するために必要な質を持った目標が掲げられているか?
すなわち、「一体的推進の目標」とは、

@この目標を達成するためには
A市街地の整備改善及び商業の活性化という二つの分野の事業で
Bどのような事業をどのように組み合わせて取り組むべきか

ということを構想・計画する際の共通・最高位の目標です。

この目標が「標語」のレベルにとどまっている、というのが多くの『基本計画』の現状、だとすれば中活法のスキームは使いこなせるレベルでは理解されていないのではないか、それでは活性化を実現することは不可能だ、ということになります。

これは実はさらに深いもんだいをはらんでおりまして、「分かった、目標を立てればいいんだ」ということで目標を「ショッピングモールへの転換」へと書き換えた事例があります。
もちろんもんだいは、
@目標を間違えていた、ということではなくて
Aスキームを理解していなかった、
というところにあるわけですから単純に書き換えれば済むということにはなりません。

書き換えればOKという発想自体がもんだいでありまして、本当の取り組みはあらためて関係者が共通の認識づくり方再出発しなければならない、どういう方法でスタートするか、というところにあります。



あなたもあらためて自分たちの計画をチェックしてみてください。

タイトル「 一体的推進の目標」論
記事No449
投稿日: 2004/07/12(Mon) 09:47:41
投稿者takeo
「一体的推進の目標」とは、

文字通り、「中心市街地活性化とりわけそこに立地する商業集積の活性化を実現するための目標」です。

まず、最初に考えなければならないのは、「中心市街地が活性化する」とは、中心市街地にどのような状況が起こることか? とりわけ商業集積・中心商店街がどうなることか? ということがきちんと定義されなければならない。

つまり、「中心市街地活性化の目的」をふまえずにその目標は語れません。

中心市街地の活性化とは一体何がどうなることか?
という基本中の基本についてはこれまであまり語られていません。
「活性化」とはなにか?
びっくり仰天、辞書を引いても「活性化」は出ておりません。
きわめて限られた範囲での業界用語なのです。
使うにはそれなりに定義を考えておくことが必要なのですが・・・。

「一体的推進の目標」についてしっかり考えてみましょう。

タイトル二つの用語にご注意
記事No451
投稿日: 2004/07/13(Tue) 06:15:08
投稿者takeo
> びっくり仰天、辞書を引いても「活性化」は出ておりません。
> きわめて限られた範囲での業界用語なのです。
> 使うにはそれなりに定義を考えておくことが必要なのですが・・・。

「活性化」のための計画ですから、「活性化とは何か」ということが分かっていないと、何をどう計画したら活性化が成功するか?ということも分からないはずです。

ところが多くの基本計画ではこの言葉が定義されないまま使われています。何となく、活性化=街が元気になる、賑わうようになる、というくらいの意味で考えられており、羅列される施策も特に体系的なものではなく、一体的推進の目標も人出が期待できそう、というような漠然としたキャッチフレーズレベルになっています。

「活性化」を定義せずに活性化を目指す、何のこっちゃ(W

もう一つ。
中小企業庁が配付した『TMOマニュアルQ&A(改訂版)』(平成12年6月)には、「商業活性化のポイント」として、「中心市街地の商業地全体を一つのショッピングモールと見立て・・」あるいは、「TMOに期待される役割は中小小売商業高度化事業の実施や推進だけでなく、中心市街地全体を一つのショッピングモールと見立てて、様々な主体が参加するまちの運営を横断的、総合的に調整し、プロデユースすることにあり・・・」というように、「ショッピングモール」というコトバが中心市街地活性化のカギを握る概念として出てきます。
このコトバも定義されていませんね。都市によっては『基本計画』中にただの一度も出てこない例も少なくありません。

「活性化」とは何か
活性化のカギを握る「ショッピングモール」とは何か

この二つのコトバの内容を理解−定義しないで活性化を実現できますか?

タイトル「活性化」とは
記事No452
投稿日: 2004/07/13(Tue) 06:30:15
投稿者takeo
まず「活性化」について。

第一に注意したいのは、『中活法』において「活性化」は、「商業」あるいは「商業等の活性化」というように用いられており、「活性化」は概ね「商業の活性化」であると言うことです。

商業の活性化とは、商業がどうなることを意味するのか?

まず、活性化とは化学の分野での「活性」からきており、「活動が活発になる」というような意味で使用されていると考えて間違い有りません。では、「商業が活性化する=商業活動が活発になる」とは商業がどのようになることか?

@立地する商業の業績が確保される
A将来にわたって維持・発展が見込まれる
B地域全体で新陳代謝が活発に行われる
C立地が商業地として永続化される

というような条件が成立することが「商業の活性化」ではないでしょうか?
この場合、永続化ということがカギになります。
一過性あるいは間歇的な賑わいではダメだということです。

中心市街地活性化とは、そこに立地する商業等が活性化した結果、それを牽引車として中心市街地全体が活性化する、ということを意味している、と考えられます。

活性化の定義、如何ですか、他にも考えられますか? 
考えてみてください。

タイトルまちの活性化と個店の繁盛
記事No455
投稿日: 2004/07/14(Wed) 10:54:34
投稿者takeo
> @立地する商業の業績が確保される

これは、お客の側から見れば、立地する商業が「買い物行き先」として適切な条件を持っている、ということを意味します。
買い物は、もちろん個々のお店の内部で行われるわけですから、個々のお店が「買い物行き先」として適切な 品揃え・サービス・買い物環境、つまり「買い場の3条件」を備えている、ということが大前提になります。

商店街だろうと人工商店街だろうと、「活性化」の第一の課題は、立地する個店の「買い場」としての充実である、ということをしっかり確認してください。

「買い場の充実」を無視した活性化は有り得ない、したがって、活性化の事業はすべて、個店の店づくりの転換・充実という取り組みと並行して取り組まれないと、目的を達成することは出来ません。

組織の取り組みは、何ごとであれ、並行して個店の取り組みが行われないと目的を達成することは出来ない、ということは基本計画以下の取り組みにて特筆大書しておくべきこと、さらに個店の転換・充実を実現するための取り組みについても体系的・段階的に展開しなければならない。

このことに気がついていない取り組みは、どのような取り組みであれ「壮大なゼロ」に終わります。




> A将来にわたって維持・発展が見込まれる
> B地域全体で新陳代謝が活発に行われる
> C立地が商業地として永続化される
>
> というような条件が成立することが「商業の活性化」ではないでしょうか?
> この場合、永続化ということがカギになります。
> 一過性あるいは間歇的な賑わいではダメだということです。
>
> 中心市街地活性化とは、そこに立地する商業等が活性化した結果、それを牽引車として中心市街地全体が活性化する、ということを意味している、と考えられます。
>
> 活性化の定義、如何ですか、他にも考えられますか? 
> 考えてみてください。

タイトル「ショッピングモール」とは@
記事No453
投稿日: 2004/07/13(Tue) 07:04:00
投稿者takeo
>活性化のカギを握る「ショッピングモール」とは何か

中心市街地あるいはそのなかの商業地を一つのショッピングモールとして整備し、運営することによって、中心市街地の商業を活性化するわけですから、中心市街地の商業の活性化=ショッピングモールとしての整備・運営ということになります。
言い換えれば、商業・商店街を現状から「ショッピングモール」へと転換することが中心市街地活性化、とりわけそこに立地する商業・商店街の活性化ということになります。

「商業等の活性化」とは「中心市街地所在の商業・商店街のショッピングモールへの転換」である。
と考えれば、活性化への取り組みのもう一方の一翼「市街地の整備改善」も「ショッピングモールとしての機能の整備」という側面を特徴とすることになります。

つまり、「ショッピングモールへの転換」は、「市街地の整備」と「商業等の活性化」という施策の「一体的推進」で実現を目指す中心市街地活性化の「目標」なのです。
このことは誤解の無いよう、十分咀嚼しておいてください。

もんだいはこの「ショッピングモール」という概念がこれまた定義せずに使用されている、ということ。

立地する商業をショッピングモールへ転換する、それにふさわしい機能を備えた市街地の整備を推進する、という全体としての取り組みの基本目標である「ショッピングモール」とはどのような商業機能を指しているのか?

このことが明らかにされていないと、施策の内容が決定できないはず、事実、多くの『基本計画』に掲げられている施策群は「それを全部やったとして何がどうなるというの?」というレベルに近いものがありますね。皆さんの計画は如何でしょうか。

このように「中心市街地活性化」の成否そのものを左右しかねないショッピングモールですが、定義しないまま使用していると、事業の結果活性化が実現するのかしないのか、判断する基準が無いまま事業を計画・実施していることになります。

ショッピングモールとは何か?
小売業界において、この言葉はいろんな意味に使われているのですが、ここでは「中心市街地活性化、そこに立地する商業・商店街の活性化」という目的に対応させる、というところに眼目をおいて定義してみましょう。

(もちろん、ショッピングモールというコトバに拘泥する必要はあるいはないかも知れませんが、市街地の整備改善&商業等の活性化のための事業のサンセット展開で実現を目指す「一体的推進の目標」をしっかり立てておくことは不可欠です。つまり、中心市街地の商業の活性化を目指すには、当該中心市街地に立地する商業・商店街が担うべき商業機能を定義しなければならない、ということ。ご承知のとおり、商業機能は対応する顧客ニーズによっていくつかに分類される、というのが常識ですからね。どのような機能の分担を目指すかで施策の内容が変わります。)

タイトル前提条件
記事No466
投稿日: 2004/07/19(Mon) 14:16:48
投稿者takeo
ショッピングモール=「中心市街地の商業が活性化を実現するための目標」ということですから、このことをふまえてモールの前提条件を考えてみましょう。

その1:郊外型ショッピングセンターと棲み分けること

郊外型SCと渡り合ってもつまんない。向こうはこれからどんどん業績が落ちていく。喧嘩して勝っても何のうまみもないし、いずれ巨大SCが出てきます。巨大SC、業績はともかく、他人の邪魔だけは確実に出来ますからね。

その2 中心市街地既存の商業者たちを中心とした取り組みで実現できること

第一に、既存の地元商業者の活性化は、都市経営上の大きな課題です。中心商店街といえばこれまで都市の自由裁量収入の多くを担ってきたところ、いまやボロボロ寸前で資産価値も著しく落ちています。
どこから見てもこのままでよいはずがありません。都市経営主体も資産価値アップ〜固定資産税の税収アップを実現するくらいの意気込みが必要です。

第二に、いまどき、中心市街地にわざわざ出てくる商業施設がある訳がない、もし出てくるとすれば郊外型SCの縮小版、広域からの集客よりも中心市街地圏内からの集金を狙ったもの、出たからと言って中心市街地の立地が改善される、などということは金輪際ありません。

その3 広域からの来街が見込まれること

これも当たり前でありまして、中心市街地在住のための買い場ならSM(食品スーパー)プラスアルファで済んでしまいます。中心市街地立地の商業が活性化するためには広域からのショッピング客を集めることが必要です。当社の口癖、「郊外のSCの前を脇目を振らずに通り抜けまっすぐ中心商店街に買い物に来てもらう、そういうデスティネーションを作りあげる、あるいは目指さないと中心市街地活性化は不可能です。

以上、3項目は、中心市街地の商業が活性化を目指す・目標を定める場合の大前提となる事項です。この3条件を無視した取り組みで中心市街地/商店街が活性化できるなどと考えたら大間違いですからね。

もちろん、ショッピングモールを目指す、という有るべき方向を指向する場合も同様です。@〜Bの条件をしっかりクリアする商業機能でないと活性化を実現することはできません。

タイトル条件のクリア
記事No467
投稿日: 2004/07/19(Mon) 15:10:23
投稿者takeo
3つの条件をクリアする内容で、活性化の方向=ショッピングモールを提唱しているのは、当クオールエイドだけです。
類似の支援者は、3条件をクリアしなければならない、ということさえ理解していないところが多いと思います。

こういう有様で中心市街地活性化が出来るはずがありません。

このことは皆さんにとって朗報のはず。
もし、『基本計画』が前提条件をクリアする内容で作られており、取り組みも計画通りに取り組んで、活性化出来なかった、ということならがっかりですが、見てきたように、計画がクリアしなければならない条件さえ知らずに作った計画、これでは上手くいかなくも当たり前、さっさと使える基本計画を目指しましょう。

タイトル「活性化」とは
記事No469
投稿日: 2004/07/19(Mon) 15:28:19
投稿者takeo
> 「活性化」とはなにか?
> びっくり仰天、辞書を引いても「活性化」は出ておりません。
> きわめて限られた範囲での業界用語なのです。
> 使うにはそれなりに定義を考えておくことが必要なのですが・・・。

珍しく、出ている辞書がありました(W
それを援用して当しゃなりに「活性化」を定義してみました。
http://www.quolaid.com/cgi2/sunbbs/index.html

今後、活性化というコトバを使うときはこういう意味で使われたら如何でしょうか。
そうすると、世間で言われている活性化施策なるものの正体がたちどころに現れます。活性化は施策ではなく、施策群を計画的・体系的に推進してはじめて達成される目標です。


> 「一体的推進の目標」についてしっかり考えてみましょう。

タイトル計画のチェック
記事No470
投稿日: 2004/07/19(Mon) 15:39:15
投稿者takeo
> あなたもあらためて自分たちの計画をチェックしてみてください。

チェックの主眼は、もちろん、「一体的推進の目標」

果たして、
「市街地の整備改善のための事業」及び
「商業等の家政科のための事業」の両者を駆使して中心市街地に実現する「中心市街地活性化の目標」にふさわしい目標が掲げられているでしょうか?

歴史や文化に関わることが目標になるのは、一般にはダメですからね。
歴史や文化は、活性化(という目標を)を実現するため、効果を狙って取り組む、仕掛けという位置づけです。

http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=464&reno=462& ..... amp;page=0

これは正しい位置づけでしょうね。
メインは地元住民向けのショッピングデスティネーション作りですからね。地域固有の生活から点的に抽出された文化や歴史は際物でしかありません。観光客ならいざ知らず地元の住民が毎日の生活を堪能するためのショッピングデスティネーションの機能としては重視することは出来ません。

タイトル市街地の整備改善に関する事項
記事No445
投稿日: 2004/07/11(Sun) 09:31:50
投稿者takeo
一般的な「市街地の整備改善のための事業に関する事項」と「中心市街地活性化」・「一体的推進の目標」を達成する、という目的を持って構想される「市街地の整備改善」には明確な違いがあるはずです。

「目標」は広域からのデスティネーションづくりですから、整備改善もその方向で構想されなければならない。

1.広域からのアクセスと駐車場整備
2.域内回遊機能の整備
3.デスティネーション機能の強化

などが事業の目的になります。

タイトル都市計画
記事No450
投稿日: 2004/07/12(Mon) 11:16:23
投稿者takeo
「市街地の整備改善」分野は都市計画関係のお仕事です。

果たして我が国において「都市計画」という名に値する計画領域があるのかどうか。
不勉強ということもありまして定かではありませんが、目に触れた限りではウームです。

我が国におけるこれまでの都市計画は、都市機能の一部について、その形態を計画する、というものが多いようです。
ハードの計画が多いわけですが、とするならば、「形態は機能に従う」、何のためにこういう形態を選択するのか、ということが示されるべき。
そうしますと、形態に先立って機能が語られるべきであり、そうするともちろん、「目的」が前提になります。

目的があり、目的を達成するための機能があり、機能を十分発揮するための形態がある。
専門家としては、所与の目的を達成するために必要な機能を考え、機能を発揮できる形態を考案する、ということが仕事ですから、形態の構想に先立って機能論・上位目的が示されなければならない。
商業集積で言えば、商業施設として具備すべき各種のパターンについて、当該商業集積が分担する商業機能をふまえて、施設の各パターンを計画する・・・。これがデザインの基本的な機能です。

こういう当たり前のことが当たり前として実行されない、という風土のなかで「中心市街地活性化」を計画した結果、目標抜きの施策オンパレードになりました、結果、何がどうなるのか誰にも分かりません状態。ということは無いでしょうね・・。


> 1.広域からのアクセスと駐車場整備
> 2.域内回遊機能の整備
> 3.デスティネーション機能の強化

例えば、道路一本考えてみても、広域からのアクセス道路と域内回遊用とではまったく仕様が異なります。

道路=ここからあそこへ行くための道具、という単純素朴な理解ではだめっすよね。

タイトル商業等の活性化 その1
記事No446
投稿日: 2004/07/11(Sun) 09:50:16
投稿者takeo
> 五 商業の活性化のための事業に関する事項

正式には。
中心市街地における
@商業基盤施設の整備
Aその他の商業の活性化のための事業及び
Bこれと併せて実施される都市型新事業を実施する企業等の立地促進のための事業
に関する事項 について定める。

(1)商業等の活性化のための事業の必要性・・・必読
(2)具体的事業の内容等
@具体的事業の内容
ア 多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化及びそのための商業施設、商業基盤施設の整備等
(ア) 中心市街地における中核的な商業施設、商業基盤施設の整備を行うこと
(イ) 地域全体の望ましいテナントミックスを実現するため、タウンマネジメント的手法を活用しつつ空き店舗活用事業、既存店舗・商店街のリニューアルを行うこと
(ウ) まちづくり、商業集積づくりのコンセプト・ビジョンを策定し、実施していくため、専門家の活用・育成を図ること
(エ) 新業態、新サービスの開発や製配販のネットワークつくり、電子商取引の導入促進、効率的な物流システムの構築、商店街の情報化
等を進めることが重要である。


いずれも中心商店街活性化のためには不可欠の事業と考えられますが、他方、これらのきわめて専門性の高い事業について、個々の市町村レベルで計画作成〜実施に取り組むというのはいささか厳しいのではないか、という懸念があることも事実です。

タイトル商業等の活性化のための事業
記事No468
投稿日: 2004/07/19(Mon) 15:22:20
投稿者takeo
(2)具体的事業の内容等

@具体的事業の内容

ア 多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化及びそのための商業施設、商業基盤施設の整備等

(ア) 中心市街地における中核的な商業施設、商業基盤施設の整備を行うこと

(イ) 地域全体の望ましいテナントミックスを実現するため、タウンマネジメント的手法を活用しつつ空き店舗活用事業、既存店舗・商店街のリニューアルを行うこと

(ウ) まちづくり、商業集積づくりのコンセプト・ビジョンを策定し、実施していくため、専門家の活用・育成を図ること

(エ) 新業態、新サービスの開発や製配販のネットワークつくり、電子商取引の導入促進、効率的な物流システムの構築、商店街の情報化

と、これが商業等の活性化のためのメイン事業の体系です。

繰り返しますが、これらの事業を(市街地の整備改善事業とともに)駆使して「ショッピングモールへの転換」を推進することが一体的推進の目標です。

タイトル念のため
記事No475
投稿日: 2004/07/21(Wed) 07:31:36
投稿者takeo
このあたりは、『中心市街地活性化法』及び『中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する基本的な方針(以下「基本方針)』に基づいて考えています。

中心市街地活性化について、「法〜基本方針」に沿った形で考えているわけです。

「法〜基本方針」は、全国の都市が一斉にその中心市街地の活性化に取り組むスキームとして示されたわけですが、私は当初からよくできており、目的が達成出来る内容だと思っています。

もちろん、そのように判断するには、「法〜基本方針」には出ていない、中心市街地活性化の方向と方法について、あらかじめきちんとした考えを持っていることが必要です。

中心市街地の商業集積は、
@郊外型SCと棲み分けを図る
A主要ターゲットはラグジュアリィニーズである
B既存商業の「転換」によってショッピングモールに転換する

ということを念頭において「法〜基本方針」を読んでみられることをおすすめします。
当社の提案と「法〜基本方針」の相性のよいことが理解されるはずです。
というか、@〜Bが前提されてはじめてこのスキームの有効性が理解され、このスキームで取り組める、ということが確信されるのではないでしょうか。

タイトルTMOへの支援
記事No482
投稿日: 2004/07/24(Sat) 18:08:25
投稿者takeo
> @具体的事業の内容
> ア 多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化及びそのための商業施設、商業基盤施設の整備等
> (ア) 中心市街地における中核的な商業施設、商業基盤施設の整備を行うこと
> (イ) 地域全体の望ましいテナントミックスを実現するため、タウンマネジメント的手法を活用しつつ空き店舗活用事業、既存店舗・商店街のリニューアルを行うこと
> (ウ) まちづくり、商業集積づくりのコンセプト・ビジョンを策定し、実施していくため、専門家の活用・育成を図ること
> (エ) 新業態、新サービスの開発や製配販のネットワークつくり、電子商取引の導入促進、効率的な物流システムの構築、商店街の情報化
> 等を進めることが重要である。

今日、TMOの所管とされている仕事です。
TMOさんのなかには、クリエイティブな業務のオンパレードにビビルどころか、これは全部おいらの仕事だ!と張り切っている例もあるようですが、問題は、TMOがこのような仕事を進めていくために必要なスキルをいつ、どのように取得したか、あるいは今後取得しようとしているのか、ということです。

我が国の今日の小売業界及びその周辺において、「多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化」について、それなりの方向&方法が提唱されている例があるか? 
ということを考えてみれば思い半ばを過ぎるといわなければならない。

このような状況において、それぞれの都市中心市街地において「多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化」の推進にあたる、というのがTMOの役割ですね。
国中を見回しても中心市街地の集積の活性化の方向・方法は明らかにされていない(もちろん、当社は例外的に示しています。為念)なかで、御市のTMOさんがそのようなスキルをいつのまにか装着、任務の推進に万全である、というのは期待し難いところでありまして、そうしますと、TMOがその任務達成に邁進するためには有形無形の支援が必要であることは明白です。

もちろん、市町村のみならず都道府県、国がなすべきTMOへの支援は多種多様、各地のTMOの問題状況を見れば、早速にも着手しないと手遅れになりかねません。

しかし、支援すべき側にとっても同じ問題があります。

タイトル支援サイドの課題
記事No483
投稿日: 2004/07/24(Sat) 18:17:23
投稿者takeo
> もちろん、市町村のみならず都道府県、国がなすべきTMOへの支援は多種多様、各地のTMOの問題状況を見れば、早速にも着手しないと手遅れになりかねません。
> しかし、支援すべき側にとっても同じ問題があります。

「国中を見回しても中心市街地の集積の活性化の方向・方法は明らかにされていない」ということは、TMOを支援すべきサイドにも事態は同様でありまして、TMOが任務を達成するために必要なスキルを確保させる、という課題は理解しても、肝心の課題解決の方法を持ち合わせていないはずです。

「多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化」という中心市街地活性化の「中味」をどう実現していくか、−このところ到達した簡明な目標としては「買い場再生」ということですが−そのためにはどのような内容の支援をどのような方法で行うのか? 
分かっている人はいないのではないでしょうか?

タイトル商業等の活性化のための事業の必要性
記事No484
投稿日: 2004/07/24(Sat) 19:35:34
投稿者takeo
> (1)商業等の活性化のための事業の必要性・・・必読

(怠け癖のついているあなたは参照しないかも知れませんから、コピーしておきましょう(W )

中心市街地において自然発生的に形成されている商店街等の商業集積画、ワンストップショッピングの利便性やアメニティ施設への消費者及び住民のニーズに応えていくためには、中心市街地における商店街等の商業集積において、広く「面」的展開を視野に入れ手、多様な規模・業種・業態の店舗構成、店舗配置の計画的な実現や、その事業展開を支える各種基盤施設の整備等に取り組む必要がある。また、当該市町村における商業の配置に関する総合的な検討と他の関連施策の活用状況等を踏まえ、中心市街地の商業の活性化に取り組むことが重要である。
 都市型新事業は、中心市街地に集まる個人消費者や事業者などのニーズに対応した商品・サービスの提供を行う事業であり、商業機能の活性化の一翼を担うものとして期待される。このため、小売商業の活性化と併せて、都市型新事業を実施する企業等の立地を促進し、中心市街地における活発な事業活動の展開を図ることが有意義である。(引用終わり)

さて、簡潔にまとめれば、
@中心市街地の商業の活性化、すなわち、
A自然成長的な商店街が、消費者のニーズに応えていくためには、
B多様な規模・業種・業態の店舗構成、店舗配置の計画的な実現が必要である。
ということになります。

つまり、自然成長的な売り場の集積から脱却、買い物ニーズを踏まえた「買い場」の計画的な実現を図る、ということですね。

短い文章ですが、中心市街地活性化への取り組みの核となる部分、理解するには理論が必要です。

@「自然成長的集積」と「計画的集積」の違い
A「業種」と「業態」の違い
B「面」的展開
C「店舗構成」と「店舗配置」
などなど

タイトルパラダイムの転換
記事No487
投稿日: 2004/07/25(Sun) 09:46:15
投稿者takeo
> 短い文章ですが、中心市街地活性化への取り組みの核となる部分、理解するには理論が必要です。

書いてあることはいつの時代にも商業集積の活性化を目指すならやらなければならないことが列挙されています。
これを実現すれば商店阿木は活性化できます。

ところが。
目下、商店街が直面しているのは、
@従来担っていた機能は、郊外型SCに代替されてしまった
A一方、地域には買い場が供給されていない新しい生活・購買ニーズが生まれている。
という条件です。

このような条件の下で、上のスレッドで列挙されている取り組みの内容を構築しなければならない。

このような問題意識をもって「事業の必要性」を読むと、「必要性」を満たす事業を行うには「事業の方向性」をしっかり定めることがきわめて大切だということが理解されます。

> @「自然成長的集積」と「計画的集積」の違い
> A「業種」と「業態」の違い
> B「面」的展開
> C「店舗構成」と「店舗配置」
> などなど

これらのコトバについても、新しいパラダイム=理論体系に基づいて理解しないと実効ある戦略の構築・取り組みは期待できません。

タイトル商業等の活性化 その2
記事No459
投稿日: 2004/07/19(Mon) 13:36:52
投稿者takeo
イ 都市型新事業の立地の促進のための施設等の整備等
 都市型新事業を実施する企業等の立地を促進するためには、

(ア)地方公共団体をはじめとする公的主体が、賃貸型の事業施設等を整備することと、

(イ)居住の場としても良好な環境を構築できるコミュニティ調和型の事業場施設の西武や既存施設の建て替えを行うこと、

(ウ)新たな事業展開のシーズとなる技術やアイデアの事業家とニーズのマッチングによる市場への導入を支援する共同研究施設、産学連携支援施設、インキュベータ、情報交流施設、展示・販売施設といった施設整備を行うことが重要である。

タイトル『中心市街地活性化法』のスキーム
記事No471
投稿日: 2004/07/19(Mon) 15:47:40
投稿者takeo
至れり尽くせりでありまして、ショッピングモールを目指しつつ、次のような事業についても余力を持って取り組むことになっています。

イ 都市型新事業の立地の促進のための施設等の整備等

 都市型新事業を実施する企業等の立地を促進するためには、(ア)地方公共団体をはじめとする公的主体が、賃貸型の事業施設等を整備することと、

(イ)居住の場としても良好な環境を構築できるコミュニティ調和型の事業場施設の西武や既存施設の建て替えを行うこと、

(ウ)新たな事業展開のシーズとなる技術やアイデアの事業化とニーズのマッチングによる市場への導入を支援する共同研究施設、産学連携支援施設、インキュベータ、情報交流施設、展示・販売施設

といった施設整備を行うことが重要である。

大型店の抜け殻や新規に計画されている再開発事業のテナントとして格好のものばかりです。
法及び関連のスキーム、読めば読むほど参考になることばかり。
いつか・だれかが・このスキームはダメ、とおっしゃるのを聞いてびっくり仰天したことがありましたが、ダメなことは全然ない、ということがこのスレッドを読めば一目瞭然ではないでしょうか。

タイトルところが
記事No485
投稿日: 2004/07/24(Sat) 19:42:14
投稿者takeo
> 至れり尽くせりでありまして、ショッピングモールを目指しつつ、次のような事業についても余力を持って取り組むことになっています。

至れり尽くせりなのは、周辺施策でありまして、肝心の「活性化」すなわち「買い場としての再生」のための具体的な施策はほとんど例挙されていない、ということに注意を促しておきたいと思います。

「買い場としての再生」は、当該市町村がTMOを先頭に知恵を振り絞って計画し、実現しなければならない。

そのためには、まずもって「買い場としての再生」と導く「理論武装」が必要です。

タイトル商業等の活性化 その3
記事No460
投稿日: 2004/07/19(Mon) 13:41:22
投稿者takeo
A選択の考え方
 事業の選択に当たっては、現に立地している小売商業者の集積の業種構成・店舗配置、当該集積が地域において果たしている役割及び今後の果たすべき役割、当該地域における新たな事業のシーズやそれへのニーズ等を勘案し、また、関係事業者や地位住民の意思を尊重しつつ、商業の活性化等の目標に沿ってもっとも適切かつ実現性の高い事業を地域の実情に合わせて選択することが必要である。

タイトルその他の事業の選択実施
記事No472
投稿日: 2004/07/19(Mon) 15:55:50
投稿者takeo
>A選択の考え方
> 事業の選択に当たっては、現に立地している小売商業者の集積の業種構成・店舗配置、当該集積が地域において果たしている役割

つまり、自然成長的商業集積として果たしてきた役割、今では郊外の人工商店街・計画的商店街に取って代わられている役割です。


>及び今後の果たすべき役割、

これはもちろん、「ショッピングモール」として地域の時間堪能型ニーズをターゲットにする新しい役割のこと。
ここまではどこの中心市街地の目標も一緒、さらに、

>当該地域における新たな事業のシーズやそれへのニーズ等を勘案し、また、関係事業者や地位住民の意思を尊重しつつ、商業の活性化等の目標に沿ってもっとも適切かつ実現性の高い事業を地域の実情に合わせて選択することが必要である。

地域においてショッピングモールへの転換というメインの目標プラスこれと併合することでモールへの転換と相乗効果を挙げることが期待される事業を選択実施すること。
モールとの相乗効果がキーワード。

タイトル歴史・文化的資産の活用
記事No488
投稿日: 2004/07/25(Sun) 09:54:08
投稿者takeo
> 地域においてショッピングモールへの転換というメインの目標プラスこれと併合することでモールへの転換と相乗効果を挙げることが期待される事業を選択実施すること。
> モールとの相乗効果がキーワード。

「地域の歴史的・文化的な資源の活用」
http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=478&reno=464& ..... amp;page=0
などは、商業の活性化という視点で考えるならば、当然、ここの文脈で構想されるべきです。

「中心市街地の観光資源の活用」であれば、『基本計画』ではなくて、都市の『観光ビジョン』などで都市全体の観光政策の全体としての展開の中で取り上げられるべき課題ではないでしょうか。

タイトル商業等の活性化 その4
記事No461
投稿日: 2004/07/19(Mon) 13:46:15
投稿者takeo
B記載事項
 基本計画には、市街地の整備改善のための事業と同様、原則として当該事業の種類、実施予定者、概ねの位置または区域とおおよその実施時期等をそれぞれ記載するものとする。

 ただし、中小小売商業高度化事業については、基本計画に続いて中小小売商業高度化事業構想が作成されることを念頭において、当該事業の趣旨及びおおむねの実施区域を記載することとする。

タイトルTMOと中小小売商業高度化事業構想
記事No473
投稿日: 2004/07/19(Mon) 16:06:20
投稿者takeo
中小小売商業高度化事業構想を提出したものが、ショッピングモールへの転換という「一体的推進の目標」をマネジメントする司令塔になる? どうして?
と疑問をお持ちの皆さんへの解答がここにあります。

> B記載事項
> 基本計画には、市街地の整備改善のための事業と同様、原則として当該事業の種類、実施予定者、概ねの位置または区域とおおよその実施時期等をそれぞれ記載するものとする。

>  ただし、中小小売商業高度化事業については、基本計画に続いて中小小売商業高度化事業構想が作成されることを念頭において、当該事業の趣旨及びおおむねの実施区域を記載することとする。

よろしいですか、「一体的推進の目標」が『基本計画』に明記され、目標を達成するための事業がそれぞれ列挙されている、という状況において(スキームが期待している高度化事業構想提出直前の状況)、あとは構想が出ればOKというところですからね。

事業のうち、合意形成その他もっとも困難な事業であろうと思われる各種の高度化事業について実施を担保する、ということは自動的に『基本計画』とりわけ「商業の活性化のための事業」の実施についても主体的に推進することが期待されているわけです。

TMO、高度化事業の受け皿、ではありません。
まちを一個のショッピングモールと見立てて計画運営することが任務と「TMOマニュアル」に明記されています。

タイトル三及び四の事業の一体的推進
記事No462
投稿日: 2004/07/19(Mon) 13:56:56
投稿者takeo
3及び4の事業の一体的推進に関する事項その他必要な事項
(1)推進体制の整備
 基本計画に基づく各種の事業を円滑かつ効果的に実施していくためには、基本計画の作成段階やそれぞれの事業準備段階から、関係者が十分意情報交換を行い、連携を図ることも必要である。
 このため、市町村の行政担当部局間の連携のみならず、必要に応じ民間事業者も含めた連携のための推進体制の整備に努めることが必要である。

なお、具体的には次のような例が考えられる。

ア 市町村における関係部局間の連絡調整を行うための会議の設置
イ 中心市街地の活性化に関する企画立案や広報、関係部局間の連絡調整事務、情報の収集・整理、対外的な窓口業務等を市町村において一元的に行う組織の設置
ウ 商工会議所又は商工会をはじめ、中心市街地の活性化に一体となって取り組む民間組織との連携を円滑にするための協議会の設置等
エ 一般の市民、企業等の幅広い理解を得るための広報活動の展開等
 

タイトル推進体制の整備
記事No463
投稿日: 2004/07/19(Mon) 13:58:00
投稿者takeo
引っかかるのは、「推進体制」に「TMO」が位置づけられていない、ということです。

「法〜基本方針」レベルでは、法で定める有資格者が「中小小売商業高度化事業構想」を作成、市町村に認定されると「認定構想推進事業者」となることが定められています。

この「認定構想推進事業者」はいつ、どこで「TMO」となり、「タウンマネジメント機関」となったのか?  

タイトルTMOの登場
記事No480
投稿日: 2004/07/22(Thu) 08:32:06
投稿者takeo
> この「認定構想推進事業者」はいつ、どこで「TMO」となり、「タウンマネジメント機関」となったのか?

簡単にチェックした限りでは、『解説(参照:http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=479&reno=426& ..... amp;page=0)』
所載の「中心市街地活性化法逐条解説」p175 「第18条中小小売商業高度化事業構想の認定」においてです。

ここでは、
@市町村の基本計画においては、高度化事業については対象となる商業集積及び事業の目標についてだけ定める
A実施する個々の事業については、「中小小売商業高度化事業構想」において定めることになる。
として、
「これは、中心市街地の商業活性化に向けて、複数の中小小売商業高度化事業が相互に密接に関連しつつ行われることが想定され、その内容の具体化を円滑かつ適切に進める主体として、タウンマネージメント機関(TMO)をそれぞれの市町村において設置することが適切であるためである」
とされています。

つまり、各街区・組合単位、年度単位などで行われる高度化事業を円滑かつ適切に推進することを目的にした組織を生み出すために、わざわざ、『基本計画』においては高度化事業についての計画を定めず、「中小小売商業高度化事業構想」を作成させてその主体を「認定構想推進事業者=TMO」とした、ということです。

基本計画〜構想と段階を踏んだのは、TMOをオーソライズするためだったわけですね。

ところが、「推進体制の整備」にはTMOがそれとして位置づけられていませんね。
http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=462&reno=425& ..... amp;page=0

だからどうだと言うこともないようですが、一応覚えておいてください。

TMOは「認定構想事業」の推進にとどまらない任務を与えられます。 

タイトル繰り返しになりますが
記事No486
投稿日: 2004/07/24(Sat) 19:49:13
投稿者takeo
> TMOは「認定構想事業」の推進にとどまらない任務を与えられ
ます。

TMOは活性化を実現するため、行われる次のような事業を計画し、調整し、場合によっては自ら実施する、という役割を担います。

> @具体的事業の内容
> ア 多様な規模、業種、業態の小売業者の集積の活性化及びそのための商業施設、商業基盤施設の整備等
> (ア) 中心市街地における中核的な商業施設、商業基盤施設の整備を行うこと
> (イ) 地域全体の望ましいテナントミックスを実現するため、タウンマネジメント的手法を活用しつつ空き店舗活用事業、既存店舗・商店街のリニューアルを行うこと
> (ウ) まちづくり、商業集積づくりのコンセプト・ビジョンを策定し、実施していくため、専門家の活用・育成を図ること
> (エ) 新業態、新サービスの開発や製配販のネットワークつくり、電子商取引の導入促進、効率的な物流システムの構築、商店街の情報化
> 等を進めることが重要である。
(以上:
http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=482&reno=446& ..... amp;page=0

TMOの類型として
@事業型(三セクタイプ)
A調整型(商工会議所等)
という区分がありますが、いずれにせよ、活性化のために取り組まれる上記各項の事業の計画・実施・調整等においてTMOがきわめて重要な役割を果たさなければならない、という基本的なところは共通しています。
 

タイトルTMOのスキル
記事No491
投稿日: 2004/07/25(Sun) 10:30:08
投稿者takeo
上記は、類型を問わず、TMOが担うべき機能です。
すなわち、『中小小売商業高度化事業構想』を提出にするにあたっての「TMOは企画委調整型、事業主体にはならない」というお約束は、高度化事業限りのことでありまして、「ショッピングモールへの転換を計画・調整・推進する」というTMO本来の任務は、TMOが三セクであるか会議所であるかを問わず、しっかり課せられている、ということです。

はじめて聞いた?
んじゃ、「ショッピングモールへの転換(運営でも同じことです)」は誰がやるんですか?

TMOは、組織結成の経緯・お約束は不問、その仕事は「中心市街地の商業集積を一個のショッピングモールと見立てて整備し、運営すること」だということをあらためて確認いたしましょう。

http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi?no=482&reno=446& ..... amp;page=0
にも書きましたが、TMOさん、任務を遂行するためには相当のスキルが必要です。

一般に法律は、必要な組織等を構想、機能を示せば必要な能力がどこからか現れて必要な仕事をする、というニュアンスですが、実際に事業を推進するためには何ごとによらず、それなりのスキルが前提になるはずです。

まして、全国の市町村で取り組まれながら、未だに「成功の方程式」が見えてこない中心市街地活性化の場合、その中核を担うTMOが専門的なスキルを確保することは、事業の成否に直結する課題だと思います。
スキルの確保は、セミナーのたぐいでは難しいことでしょう。

タイトル事業推進上の留意
記事No464
投稿日: 2004/07/19(Mon) 14:02:45
投稿者takeo
(2)事業推進上の留意点
@地域特性等の尊重や創意工夫
 各種事業の計画及び実施に当たっては、事業効果を高めるため、地域の歴史的・文化的な資源の活用、快適な歩行者空間の確保、美しい都市景観の創造等に留意するとともに、定期借地権の活用、円滑な土地取引の促進のための取り組み、イベントとの連携等様々な創意工夫に努めることが重要である。

タイトルRe: 事業推進上の留意
記事No478
投稿日: 2004/07/21(Wed) 08:43:13
投稿者takeo
>@地域特性等の尊重や創意工夫
> 各種事業の計画及び実施に当たっては、事業効果を高めるため、地域の歴史的・文化的な資源の活用、快適な歩行者空間の確保、美しい都市景観の創造等に留意するとともに、定期借地権の活用、円滑な土地取引の促進のための取り組み、イベントとの連携等様々な創意工夫に努めることが重要である。

つまり、

>地域の歴史的・文化的な資源の活用、快適な歩行者空間の確保、美しい都市景観の創造
などは、
>事業効果を高めるため、
「留意」することでありまして、事業はあくまでも「中心市街地に立地する商業等の活性化」、間違っても
>「地域の歴史的・文化的資源」
の活性化や振興などが一義的な目的ではありません。

また、
>「地域の歴史的・文化的資源の活用」
を「一体的推進の目標」として掲げ、活用策を講じた結果、(デスティネーションの強化はさぼっても)商業集積の集客力が向上し、繁盛店が続出する、などということは金輪際ありません。

タイトル所 感
記事No465
投稿日: 2004/07/19(Mon) 14:11:57
投稿者takeo
とまぁ、このように至れりつくせりの指針が示されているわけで、作成主体はガイドラインに沿って計画を作れば立派な『中心市街地活性化基本計画』が出来上がる、ということになっています。

それにしても、このようなガイドラインが示されているのは、これまでこのような高度に複合的な計画を自ら立案し、組織化し、実施していく、というこれまで多くの都市が経験したことのない事業に取り組む、計画策定に当たって必要と考えられたのかもです。

さらに、地方分権、都市経営と言うことが課題になっていくという趨勢において、都市主体の事業推進のモデルケースという位置づけも合ったかも知れません。ご承知のとおり、中間管理職・都道府県はオブザーバー、というのが基本計画作成のプロセスでした。

重要な意義を持った「中心市街地活性化基本計画」ですが、さて、皆さんの計画の出来映えは如何でしょうか。

タイトル『基本計画』まとめ
記事No500
投稿日: 2004/08/03(Tue) 15:01:23
投稿者takeo
このところの論考を踏まえて『中心市街地活性化基本計画』を定義してみましょう。

「中心市街地」:
指定のための「三要件」および「商業等の活性化のための」施策群から判断して、「中心商店街を中心とする地域」のことです。

「活性化:
何らかの理由で衰えている機能を賦活させること。この場合、空洞化著しい中心商店街の「消費財売り場」としての機能を、環境や競争条件の変化を踏まえながら、「消費財買い場」として再生させること。

『基本計画」:
中心商店街を「買い場」としての再生を実現するための取り組みの方向と方法についての基本的な枠組みの計画。

ということで、『中心市街地活性化基本計画』、一言で言えば『中心商店街売り場再生戦略』のことだったわけですね。もちろん、中心商店街を取り巻く環境条件によっては、「買い場再生」と並んで別の取り組みが掲げられる可能性もありますが、その場合も「買い場再生」は絶対にはずすことが出来ません。はずすくらいなら、『中活法』のスキームを利用することはあきらめるべきでしょう。

さて、このようにあらためて『中心市街地活性化基本計画』を定義してみますと、皆さんの都市の『基本計画』見事?に的はずれだったことがよく分かるのではないでしょうか。
肝心の『基本計画』が活性化のための基本にほど遠い内容だったとすれば、活性化が実現できないのも無理はないと言わなければなりません。

もちろん、このことはマイナスばかりではありません。
たとえば、80点以上の計画を持っていながら活性化できない、ということですと活性化をあきらめなければならないかも、ですが、計画自体に不備があるとすれば、作り直せば何とかなるかも、という希望がありますからね。

タイトル問題意識
記事No437
投稿日: 2004/07/07(Wed) 17:11:46
投稿者takeo
当スレの問題意識。

現在、『基本計画』〜『TMO構想』〜・・という中心市街地活性化への取り組みの枠組みを見直そうというところが少なくないようです。
私の見る限りでは、特に、これまで活性化に意欲的に取り組んできたところにそういう傾向が多いように思われます。

おかげを持ちまして、当クオールエイド社はスキームのスタート以来6年、基本計画作成から個別個店の店づくりの転換まで各般の取り組みを支援してまいりました。
この機会にこれまでの経験(反省)をふまえて、もう一度、このスキームを確認して見ることは、今後の取り組みへの資として大いに意義があることと思います。

また、特に商工会議所TMOにおいては新しい取り組みと従来の会議所業務との関連など、当初予測できなかった状況も起きており、あらためて商工会議所にとっての中心市街地活性化の意義なども確認されるべきではないかと考えさせられる場合にも遭遇しました。

法の制定以来6年、当初は見えなかったこともいろいろと姿を現しているようです。あらためて中心市街地活性化の意義と論理、実現の方向と方法について検討してみたいと思います。

タイトルRe: 問題意識
記事No438
投稿日: 2004/07/10(Sat) 16:34:20
投稿者takeo
各地の『基本計画』を拝見して強く感じることは、

@『中心市街地活性化法』のスキームがよく理解されていない。
 もちろん、これは指導支援した「専門家」がそういうレベルだった、ということでもありますね。

内容は、『総合計画』の中心市街地版といった趣き、都市/中心市街地の課題を網羅、総花的に事業を羅列してあるが、

A※※掲げられた事業を100%やり遂げても何がどうなるのか? 全然イメージできません※※

特に商業機能については、中心商店街空洞化の原因を「郊外型商業の進出」などと指摘しながら、

B郊外型商業との関係をどうするのか? 競争するのか、棲み分けるのか、方向が書かれていない。書く必要が無いと思っていた?

施策については、
C商業者&消費者の意見を聴取し、その中で回答者が課題と考えていることを、「中心市街地活性化の課題」とすり替え、それらに対する取り組みを「基本計画」の課題としてしまっている。

あのさ、あなたのまちの商業者&消費者が何で「中心市街地活性化を実現するについての課題」を把握しているわけ?

肝心の商業者・商店街について
Dこういう方向・方法で努力すれば報われる、という肝心要のところについて、まったく・ただの一言も言及されていません。

皆さんは他の都市の基本計画などを検討する機会が無いかも知れませんが、管見及び活性化推進室のサイトにアップされている情報によれば日本国中、こういう『基本計画』がほとんどですからね。
活性化出来無くて当たり前ではないでしょうか。皆さんだって「うちの計画で活性化できる」とは思っていないでしょ?

今回は、「中活法」をきちんと読めば、もんだいはどのように把握されるか?、その把握で活性化は可能か? というところをきっちりやりますから、このとの成り行きで「中心市街地活性化」に取り組まなければならないはめになっている(W 人は、このスレにしっかり取り組んでください。

タイトル商工会議所の真価が問われる
記事No447
投稿日: 2004/07/12(Mon) 08:56:05
投稿者takeo
商工会議所及び商工会議所TMOは、中心市街地活性化への取り組みにその存在価値が問われています。

もちろん、中心市街地活性化は困難な課題ですが、この課題は、これから都市が直面しなければならない問題の典型的な現れでありまして、この課題に真っ正面から取り組めないところは、やがて存在価値を問われることになります。

ところが。
会議所では「商店街に意欲がないから」などとまったく理由にならないいいわけをしながら取り組みに逡巡しているところが少なくないようです。
商工会議所・TMOにとって中心市街地活性化への取り組みは、「商店街がやる気を見せたらやってもいい」というレベルの仕事ではありません。いつも申しあげているとおり、脅してでもスカしてでもその気になったもらう、という段階からの取り組みが必要なところもあるはずです。

商工会議所には地域活性化の取り組みの牽引車であることが期待されています。
もし、『中活法』〜『基本計画』〜『TMO構想』というしっかりしたスキームが準備されているこの事業について上手く進められない、ということであれば、自前で仕事の枠組みから作らなければならない他の分野の取り組みについては推して知るべし、手も足も出ないことでしょう。

地域分権とコトバの響きは心地よいのですが、内容は自分たちのもんだいは自分たちで解決しろ、ということですからね。
「経営」の専門家の集団である商工会議所の使命は「ずっしり」であり、地域の命運の相当を商工会議所が左右すると言って過言ではありません。

商工会議所、中心市街地の活性化の達成に向けて役割が重要であるばかりではありません。この事業の成否に商工会議所という組織の存在価値が掛かっている、ということもしっかり確認しておきたいものです。

タイトル避けられない課題
記事No492
投稿日: 2004/07/25(Sun) 10:39:26
投稿者takeo
> 商工会議所、中心市街地の活性化の達成に向けて役割が重要であるばかりではありません。この事業の成否に商工会議所という組織の存在価値が掛かっている、ということもしっかり確認しておきたいものです。

中心市街地活性化、本来業務ではないと避けて通るわけにはいきません。地域一円、課題ばっかりですあるうえに中心市街地以外は取り組みの主体もスキームも定かではありません。
ここは、中心市街地に全力を挙げて取り組み、他への波及と農ryくの錬磨を目指すべき。

中心市街地の空き店舗増加はすなわち会議所・商工会の会員数の減少そのもの、会員関係管理という側面からもこの問題を避ける訳にはいきません。

会員さんは、この時期、会議所の活動を注視しており、「中心市街地活性化」は会議所・商工会にとってその存在価値を立証するまたとない機会ではないでしょうか。

地域商工業の改善発達を任務とする商工会議所・商工会が、多くの市町村にとって地域商工業の現状の象徴ともいうべき中心市街地の空洞化を押しとどめ活性化に転じせしめるという課題に邁進することはどこから見ても当たり前のことですね。

商工会議所・商工会と中心市街地は運命共同体であるべき、ということが結論のようです。