都市経営・入門編
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記事No : 2920
タイトル 商店街活性化は何故必要か?
投稿日: 2011/02/14(Mon) 17:51:35
投稿者takeo

商店街活性化は何故必要か
Date: 2011-02-14 (Mon)

 様々な視点からその必要性が唱えられていますが、本当に関係各方面から
“なるほど、そういうことなら商店街は是非活性化しなければならない”と
心の底から確信してもらえる、競合する相手さえも“それも一理あるな”
と認めざるを得ない、そういうレベルで「商店街活性化の必要性」を構築する
ことが必要です。

 言うまでもなく、「必要」かなければ、いくら取り組んでも「活性化の実現」
という成果に結びつけることは出来ません。
 

 商店街はなぜ活性化しなければならないか?
これは、“商店街を活性化するために何故税金を使うのか?”ということ
ですからね。

 税金を投入し、行政をはじめ外部の人材多数を参画させてまで、なぜ
商店街を活性化しなければならないのか?

 この問いに答えるには「商店街活性化の方法と方向」を正しく理解して
おくことが必要です。方法と方向が理解されていないと、いくら税金を
投入しても「リターン」が発生しません。「リターン」とは何か?
第一に、地域住民が稼いだお金が域内を回流すること
第二に、商店街に新しい投資機会=信用創造が実現すること

 この二つが実現することで、小売商業が「地場産業」として地域の活性化を
牽引する役割を担うことが出来ます。

 ご承知のとおり、『中心市街地活性化法』では、中心市街地活性化を定義して、
@(中心市街地所在の)都市機能の増進 及び
A経済活力の向上
としています。覚えていますか、皆さん(w

 全国都市の中心市街地にあまねく立地している「都市機能」は、商店街ですが、
同時に商店街は「経済機能」であることは言うまでもありません。
『中心市街地活性化法』が期待する中心市街知の活性化においては“都市機能であり、
かつ、経済機能である商店街”の活性化が極めて重要な位置を占めています。

 さて、言うまでもなく、都市の縁辺地域にはいわゆるショッピングモールを
はじめ「郊外型商業」が蟠踞しています。商店街の空洞化はこれらの郊外型商業が
進出したことが大きく影響していることはいうまでもないことです。
“ショッピングセンターがあれば商店街は必要ない”という人もいますし、
中心市街地に住んでいる人達も郊外へショッピングに行っています。

 こういう状況において考える“商店街活性化は何故必要か?”という問題、
困っている商業者を助けるため、とか、せっかくの街への投資を無駄にしないため、
とか、「中心」がないと街らしくないなどなど、経済や特に消費購買行動とは
あまり関係のないことを並べ立てても“なぜ必要か?”という問いの答えにはなりません。

 前にも書いたように、商店街は「中心市街地に立地する経済機能」ですから、
その必要性は「経済的必要性」を中心に考えなければならない。

 いいんですよ、“物売りだけが商店街ではない”という主張があっても。
でもそこが商店街である以上、「物売り」機能は基本中の基本ですからね。
“物売りだけが商店街ではない”と言いたかったら、ちゃんとものが売れるように
なってからにしていただきたい。

 思わず脱線してしまいましたが。
この時期、本気で“商店街を活性化したい”と思うなら、まず“経済機能
としての小売業”の現状を直視しなければならない。
その現状に「問題」が見つからないとすれば、残念ながら、商店街活性化は不可能です。
諦めなければならない。

 もしそこに「問題」が見つかれば、その問題を解決する手段・機能として
商店街が活用出来るのではないか?
問題が見つかり、その解決策として「商店街活性化」を位置づけることが
出来てはじめて、“商店街活性化は必要だ”という客観的な根拠があることになる。

 “商店街が活性化しないと、何が・何故、いけないのか?”
特に「住民の福祉の向上」「地域経済の改善発達」などを目的に掲げている
団体・組織に所属し、「商店街活性化」を担当している人は一度はしっかり考え、
必要性及び実現の方法と方向について、ぶれることのない確信を持って
いただきたいと思います。

 もちろん、これは中心市街地・商店街活性化に限ったことではなく、
都市の活性化、地域の活性化という上位課題についても同じことが言える
のでありまして、もちろん、その「必要性&可能性」についても共有する
ことが必要です。

 先日、茅野市で開催された個店経営研修事業の成果報告会に臨席された
柳平市長さんは“事業の成果を市の産業振興ビジョンに反映させる”とおっしゃいました。
 今求められているのは“地域経済活性化を牽引する商店街活性化”であり、
必要とされているのは“地域経済活性化の担い手としての商店街の再構築”です。

 皆さんが取り組んでおられる「商店街活性化事業」は果たしてこのような
方向を目指しているでしょうか?
3年後、5年後、御地の商店街はどうなっているでしょうか?

 「物売り(お客から見ればショッピング)機能」が再構築され、その結果、
“ショッピングを堪能する”人たちで街が賑わう、というあるべき方向への
歩みが始まっているでしょうか?

 経済機能としての商店街は何故活性化しなければならないか?
 どうしたら都市機能としての再構築が可能か?

 いくら商店街の現状を見ても答えは出てきません。


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