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タイトル『基本方針』(案)を読む
記事No1080
投稿日: 2006/08/10(Thu) 08:35:52
投稿者takeo
 『改正中心市街地活性化法』の運用を定める「基本方針(案)」のドラフト(原案)に対する意見が募集されています。

「中心市街地活性化関係府省庁連絡協議会が作成した基本方針の案のドラフト」に対する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BI ..... amp;GROUP=

中にpdfファイルでドラフトが公開されています。
ちょっとスクロールして見ましたが、
@「法」は従来通り「中心市街地における商業等の活性化」を目的としていることが明確になった。
A商業集積としての充実が明確に求められている。
B活性化の実現について、「国が支援するメニュー以外の自主的な取り組み」が強調されている。
というようなところが目に付きます。

これまでの基本方針よりもいっそう「商業等の活性化」に具体的に踏み込んだ内容になっているようです。

 このスレッドで「ドラフト」を短期集中的に検討、必要による意見を具申したいと思います。
関心のある人は参加してください。

 「基本方針」が示されるといよいよ『基本計画』作りのスタートです。
当社も保留していた「改正法」の検討を再開したいと思います。

 ところで、上記のような「基本方針」の方向を見れば、「認定」希望の有無に関わらず、本当に中心市街地活性化を目指すなら「基本計画の見直し」は不可避でしょう。(と、これは余談)

タイトル位 置
記事No1086
投稿日: 2006/08/11(Fri) 07:22:40
投稿者takeo
1. 「基本方針」とは何か。

(1)位 置

「法」第九条
政府は、中心市街地の活性化を図るための基本的な方針(以下、「基本方針」という)を定めなければならない。

2 基本方針においては、次に掲げる事項を定めるものとする。
 一 中心市街地の活性化の意義及び目標に関する事項
 二 中心市街地の活性化のために政府が実施すべき施策に関する事項
(以下省略 十一まで)

(2)『旧「法」』との違いは、
@基本方針の作成が「主務大臣」から「政府」に変わった
A基本方針の性格が「市町村が作成する中心市街地活性化基本計画の指針」から「政府が実施すべき施策の基本的な方針及び市町村の基本計画作成の指針」となりました。

(3)変更の理由は、
@国の関係施策の一体的運用
A「市街地の整備改善と商業等の活性化」から「都市機能の増進と経済活力の向上」へ、目的の高次化
B中心市街地をめぐる環境条件の変化
などが挙げられます。

2.基本方針の意義
さて、中心市街地活性化に取り組む私たちにとって、基本方針は、その根幹となる『基本計画』のありかたを規定し、国の支援施策の運用について定める、という取り組みの根幹に関わる既定であります。
基本計画を作るにあたっては、我が国の経済社会の基本的な趨勢及び当該都市の問題情況を的確に把握したうえで、目標を設定し、達成へのシナリオ並びに所要の事業群を構想するわけですが、その作業の導きとなるのが基本方針です。
中心市街地の問題情況において基本方針を枠組みにどのような活性化のシナリオを作るのか、ということが基本計画作成に関わる皆さんの「腕の見せ所」です。

 ちなみに、旧法の基本方針は、「一体的推進の目標」を「中心市街地の商店街等の商業集積の機能を一個のショッピングモールとして再構築する」と掲げれば、すっきり、方針どおりの基本計画を作ることが出来ました。
ただし、多くの基本計画の「一体的推進の目標」が抽象的な「キャッチコピー」レベルとなったことについて、基本方針のあり方に起因する部分があったことも否めないところではないでしょうか。

3.読み解き
 基本方針は基本計画の作成ひいては活性化の成否に大きな影響を持つもの、事前の読み解きはきわめて重要です。
さらに、都市あるいは商業をめぐる問題情況と基本方針のありかたを考えたとき、ーこれまでの実務経験等を踏まえてー、改善の余地がある可能性も否定できません。
 
 基本方針を理解する、必要によりその改善を働きかける。という両方の仕事にとって「意見募集」は、大変重要な機会だと思います。
応募の締め切りが8月18日となっていますから、前日までに所要の作業を終わります。短期集中スレッドです。

※基本方針を読み解く作業は、基本計画の作成を担当する人にとって絶対不可欠の作業です。特にメインとなる商業活性化関係は、背後の「商業理論」ヌキでは、基本方針への対応が出来ません。

また、中には「説明会」でのハードルの高さなどから早々と『認定基本計画』を断念、計画見直しもしない、というところもあるようですが、次の記事を参照、
http://www.quolaid.com/cgi/tkf/wforum.cgi?no=1083&reno=1076&a ..... amp;page=0

「それでも見直しをしない」というところ以外は、「基本方針の読み解き」は必須課題、認定希望の有無に関わらず、今後も中心市街地活性化に取り組まなければならない都市にとって「基本方針」は取り組みの指針とすべきものですね。
ただし、よくの任に堪えるか否かはしっかり検討しなければならない。

皆さんの都市の計画作成担当者に当スレッドのご紹介など如何でしょうか。
目下、意見募集への対応を公開で検討しているのは、当サイトだけだと思います。


 

タイトル0.前 文
記事No1087
投稿日: 2006/08/11(Fri) 08:30:33
投稿者takeo
 何ごとによらず文書にとって前文(「はじめに」とか)は、全体を貫く「問題情況の認識」と「それに対する当該文書の寄与」を明らかにします。
恐ろしいことに、文書は「前文」を越えることは出来ません。

 基本方針の前文では
○中心市街地の意義
○現状とその要因
○基本方針の役割
が簡潔に宣言されています。
一々見ていきましょう。

(1) 中心市街地の意義
○中心市街地は、
@商業、業務、居住等の都市機能が集積し、
A長い歴史の中で文化、伝統を育み
B各種機能を培ってきた
「街の顔」ともいうべき地域である

※「商業」がトップにあげられているところに留意。
これはもちろん、「中心市街地の三要件」が踏まえられています。

※「街の顔」について
中心市街地はなぜ「街の顔」か?
なぜならば、@〜Bだから、ということですが、さらに敷衍すれば。
「顔」ということで中心市街地が「人間の顔」というレトリックで表現されています。顔を見ればその人の「人となり(その人特有の性格・品格)」が推測されるように、中心市街地を見ればその都市(街ではないと思う)の「都市となり」が推測される、というのが中心市街地です。
なぜならば、@〜Bだから、ということです。

※補足すれば
「街(都市)の顔」であるということは、中心市街地を訪れれば、その都市が分かるということ、「都市で営まれている生活」が推測出来る、ということです。
かって、中心商店街全盛時代には、中心商店街に軒を連ねる個店の業容を見れば(ウインドショッピング)、その都市に住んでいる人たちの「生活となり」が想像されました。

 中心市街地の「街となり」は、住んでいる人たちに誇りを持たせたり、訪れる人たちに「こんな都市に住みたい」などの感想をいだかせたりします。「都市の顔」とはそういう意味でしょう。

その「顔」は今日どうなっているか?

(2)中心市街地の衰退とその要因
 前文では「意義」に引き続き、「中心市街地の衰退が進みつつある」としてその要因を列挙しています。

@公共公益施設の郊外移転等の都市機能の拡散
Aモータリゼーションの進展
B流通構造の変化等による大規模集客施設の郊外立地
C居住人口の減少等の中心市街地のコミュニティとしての魅力の低下
D中心市街地の商業地区が顧客・住民ニーズに十分対抗できていない
これらの要因が相乗的に作用した結果、「中心市街地の衰退が進みつつある」。

 これが「中心市街地活性化を推進する基本方針」の問題情況の認識のエッセンスですね。
これらの要因を除去あるいは適切に対応することで、本来あるべき「街の顔」を取り戻す、というのが政府の中心市街地活性化(すなわち、都市機能の増進と経済活力の向上)のシナリオの基本ですね。

では、次にこれらの「要因」を個別に見ていきましょう。


以下は蛇足ながら。
基本方針を読み解く・所要の解釈を行うということは、「法」〜基本方針のスキームを骨格に当該都市の「基本計画」を作る、活性化への取り組みを構築する、ということを意味します。
言い換えれば、都市の中心市街地活性化の取り組みを政府がしつらえ・提供している土俵に上げる、ということです。
どういう土俵がしつらえられているのか、提供者の問題状況についての認識、施策について熟知することは、土俵をよりよく活用するため、サボることの出来ない仕事です。

タイトル衰退の要因
記事No1088
投稿日: 2006/08/11(Fri) 09:35:10
投稿者takeo
承前(=前回の文を受けてそれに続くということ、念のため)
> (2)中心市街地の衰退とその要因

> @公共公益施設の郊外移転等の都市機能の拡散

 これは問題がありまして。
都市規模及び中心市街地の規模にもよりますが、都市の中には、この要件に合致しないところもあります。問題はにもかかわらず中心市街地の空洞化が進展している、ということです。

その一 もともと、多くの公共公営施設が法定要件を満たす中心市街地内に配置されている都市とより広い中心部に配置されている都市ではこの要因の作用は異なっているのではないか?

その二 公共公益施設の配置について中心市街地全盛時代からあまり変わっていない・「都市機能が拡散していない」都市でも「経済活力の衰退」を中心に中心市街地の衰退は進んでいるという状況をどう見るか、ということがあります。

衰退要因は、活性化施策と密接に関わりますから、公共公益施設を中心とした都市機能の拡散とその集中が中心市街地(狭義)の活性化に及ぼす影響についてはシビアな検討が必要だと思います
 
> Aモータリゼーションの進展

一つには、これに対応しようとした結果「都市機能の拡散」が起きてしまった訳ですね。
二つには、次の「大規模集客施設の郊外立地」の実現をもたらした要因でもあります。

> B流通構造の変化等による大規模集客施設の郊外立地

要因としては「モータリゼーションの普及」もありますね。
これに対応しようと「駐車場の整備」に苦労した経緯もあります。

「大規模集客施設」とは、物販だけではなく「非・物販」も意味するのでしょうか? 「流通構造の変化等」とあることから「大規模商業集積」とも読めるのですが・・・。もちろん、商業集積は集客施設の one of them 、中心市街地の「商業機能の衰退」に限定すれば、「大規模商業集積」ではないでしょうか、ここは。
法定中心市街地の主要な都市機能は「商業」だと思いますから、ここは「大規模商業集積の郊外立地」と明確にしておきたいところですね。
そうすると「商業の活性化」は、「郊外の大規模集客施設」ではなく「郊外立地の大規模商業集積」の存在を前提に「競合」か「棲み分け」方向をはっきり構想しなければならないことが明確になります。
これはとても重要なことでありまして、ちょっと脱線ですが、旧基本方針ではこのあたりが明確にされていませんでした。したがって出来上がった基本計画には郊外型大規模商業集積への対応についての言及がまったく無い、というものも少なくなかったと思います。
今回はくれぐれもご注意あれ。

> C居住人口の減少等の中心市街地のコミュニティとしての魅力の低下

商店主も「職住分離」ということで郊外に移転したりしました。
ただし、都市における中心市街地の機能=「街の顔」を前提にすれば、この要因は都市の規模や特性によって作用が異なると思います。今日、繁昌している商店街では、「コミュニティ要因」はほとんど作用していないのではないでしょうか。

これも都市の規模、中心市街地の規模によっていろいろでしょうね。

> D中心市街地の商業地区が顧客・住民ニーズに十分対抗できていない

出ました大本命(笑
「中心市街地の商業地区」は、「法」二条の「中心市街地の三要件」に照らして、中心市街地の中核です。

ここがニーズに十分対応できていない、他方で
@モータリゼーションの進展
A大規模商業集積の郊外立地
があるわけですから、商業地区の衰退すなわち中心市街地の衰退という事態が起こっているのは当然といえば当然です。

ここは重要なところですからさらに読み込みましょう。
商業地区が「ニーズに十分対応出来ていない」という場合、「商業施設としての立地・施設などの条件」と「商業機能それ自体」を区別して考えてみましょう。
両方とも「十分対応できていない」という認識を持つことが重要です。
これまでの基本計画を見た限りでは、特に後者・商業集積としての機能が「ニーズへの対応が不十分」という認識が欠けていました。
今度は、顧客・住民ニーズと商業機能としてのあり方にギャップが生じている、ということである、という共通認識が必要です。

> これらの要因が相乗的に作用した結果、「中心市街地の衰退が進みつつある」。

以上、各項目について見ましたが、如何ですか。
(おっと、「これらの要因が相乗的に作用した結果」はtakeoによる加上、原文にはありませんので念のため。)

繰り返しますが、この「要因」は中心市街地活性化の目標・実現のための行動の方向と方法の決定に大きく作用しますから、十分に理解し、関係各方面と共有することが必要です。

「要件」とその相互作用・相乗作用についてはもう一度書きます。

参考:
ちなみに、旧基本方針では「中心市街地の空洞化」の要因として
@モータリゼーションへの対応の遅れ
A商業を取り巻く環境の変化
の二つがあげられていました。
「商業を取り巻く環境の変化」をどう認識するか、ということが活性化の方向と方法を決定するカギだったわけですが、いつも申しあげているとおり、認識するための道具である「商業理論」を装備しないまま取り組んだため、施策が「環境変化への対応」のストライクにならなかった、ということがありました。

 経験を踏まえれば、今回は「要因」については十分認識した上で方向と方法を考えるなければならないことがよく分かります。

※ということで(笑
このスレッドの意義、計画作りに参考になる内容であることは納得されたことと思います。当スレッドの仕事ぶりについて、関係の皆さんへご紹介いただくと、あなたのまちの基本計画の実効性を高める上で貢献できるかも知れません。

タイトル基本方針の任務
記事No1089
投稿日: 2006/08/11(Fri) 09:59:23
投稿者takeo
> ○基本方針の役割

基本方針は、
「中心市街地が地域の経済及び社会の発展に果たす役割の重要性にかんがみ、中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進する」
ため、
○市町村が作成する基本計画のガイドライン
○政府が実施すべき施策に関する基本的な方針
を定めたもの。

これを理解し、基本計画に反映させるには、「背景知識」がたくさん要求されます。

○中心市街地が地域の経済及び社会の発展に果たす役割の重要性とは何か?
○都市機能の増進とは何か?
○経済活力の向上とはどういうことか?
○総合的かつ一体的に推進する、とはどういう進め方か?
などなど。

 「前文はお飾り、本文の字面を追っかければ計画は出来る」という従来の考えかたは徹頭徹尾間違っています。
前回の『基本計画』作成のプロセス、完成後の経緯を振り返れば一目瞭然のはずです。

上に上げた「?」事項については、後で立ち戻りますが、あなたも考えてみてください。
ここの理解は、「中心市街地の活性化の目標」のありかたを規定しますからね。

タイトル基本計画の「計画事項」
記事No1090
投稿日: 2006/08/11(Fri) 10:29:45
投稿者takeo
> ここの理解は、「中心市街地の活性化の目標」のありかたを規定しますからね。

念のため、「法」第九条2 「基本計画に掲げる事項」を書いておきましょう。

基本計画に記載すべき事項:

1.基本方針
2.中心市街地の範囲
3.中心市街地活性化の目標
4.市街地の整備改善のための事業
5.都市福利施設を整備する事業
6.住宅等の整備及び居住環境の向上のための事業
7.商業の活性化のための事業及び措置
 中小小売商業高度化事業 特定商業施設等整備事業その他の商業の活性化のための事業及び措置
8.4号〜8号の事業及び措置と一体的に推進する
イ 公共交通機関の利用者の利便の増進を図る事業 
ロ 特定事業
9.4号〜8号の事業及び措置の総合的かつ一体的推進に関する事項
10.中心市街地における都市機能の集積の促進を図るための措置
11.その他、中心市街地の活性化のために必要な事項
12.計画期間

これら各項を作成するためのガイドラインがここで検討している「基本方針」ですね。
「作り方」については、先に【TMOフォーラム】で長大スレッドで展開しました。現在、資料庫に格納するため編集中ですが、本作業とのかねあいもあるのでアップを急ぎます。

タイトル暗黙のご了解
記事No1091
投稿日: 2006/08/11(Fri) 15:14:11
投稿者takeo
 重要なこと。
>何ごとによらず文書にとって前文(「はじめに」とか)は、全体を貫く「問題情況の認識」と「それに対する当該文書の寄与」を明らかにします。

問題認識は、

> @公共公益施設の郊外移転等の都市機能の拡散
> Aモータリゼーションの進展
> B流通構造の変化等による大規模集客施設の郊外立地
> C居住人口の減少等の中心市街地のコミュニティとしての魅力の低下
> D中心市街地の商業地区が顧客・住民ニーズに十分対抗できていない

が列挙されています。
計画作りに当たる人は、全国的な中心市街地衰退の原因である@〜Dが起こった原因及びそれらへの対応策についても一般論レベルで理解しておくこと、さらに個別当該都市におけるその実態を把握しておくこと、これは当たり前の準備です。

> これらの要因が相乗的に作用した結果、「中心市街地の衰退が進みつつある」。

ということですから、@〜Dに対して相乗的な効果を発揮しうるような施策及びその組み合わせを構築しなければならない。

つまり、半端な能力ではとうてい使いものになる基本計画は作れません、しっかり気合いをいれて勉強しましょうね、ということです。

特に必要なことは、
@「中心市街地」の諸機能を総合的に活性化していく上で必要な「中心市街地的都市機能」についての一般および個別の理解
A中心市街地の中心的機能である「商業機能」についての理解
は必須です。

もちろん「商業」については、既存の基本計画を作った当時のレベルの知識ではまったく不十分です。
既存の知識のレベルで作ると既存同様、事業には取り組めるが成果は挙げられないという計画が作られることになります。

※「法」及び基本方針について共通して言えることは、「このスキームで事業を推進するについてはどのような能力が必要か」ということの判断が、それぞれ計画主体の判断に委ねられている、ということです。これは大前提、いわば暗黙のご了解です。

ここのことはたぶん、これまであまし指摘されていないと思いますが、大変重要なことです。
○必要な能力はなにか
○そのうち不足しているのは何か
○どう調達するか
という問題があり、これらを考え・解決してからでないと目標を達成できる計画作成〜実践は出来ないと思います。

もちろん、これらの問題があるのだ、ということを理解するにもそれなりの能力というか問題意識が必要ですね。

タイトルトラックバック
記事No1092
投稿日: 2006/08/11(Fri) 15:40:07
投稿者takeo
ブログ「商店街再生を考える」でもさっそく検討されています。

http://diary.jp.aol.com/applet/s8pdvk/434/trackback

記事から引用・・・
“実際の現場感覚からは、やはり中心市街地活性化推進組織に関して、その人材・財政基盤強化、”熟度(エキスパティ)”向上を(経験の蓄積だと思いますので)、「振興組合発想を超えて組み込む仕組みが不可欠なのではと思います。”
と書かれています。

私たちの問題意識と共通していますね。

タイトルT 活性化の意義及び目標
記事No1095
投稿日: 2006/08/11(Fri) 16:19:01
投稿者takeo
1.中心市街地活性化の意義
(1)中心市街地の活性化の効果は、・・・・
@商業、公共サービスなど多様な都市機能が住民や事業者にまとまった便益を提供出来る
A多様な都市機能が身近に備わっているので高齢者にも暮らしやすい生活環境となる
B公共交通ネットワークの拠点としての整備を含め、基礎の都市ストックを確保し、歴史的・文化的背景と相まって、「地域の核」として機能できる
C商工業者その他の事業者や各層の消費者が近接し、相互に交流することで効率的な経済活動を支える基盤としての役割を果たす
D過去の投資の蓄積を活用しつつ、各種の投資を集中することで投資の効率性が確保できる、環境負荷の小さなまちづくりにもつながる

などから各地域ひいては我が国全体の発展に重要な役割を果たすことが期待される。・・・・
とされています。

しかし、これを実現するためには「前文」のような状況にあり、期待に応えられる状況にはない。
@人口減少・超高齢化社会を迎える中で、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ、多様な都市機能がコンパクトに集積した、
A高齢者を含めた多くの人にとって暮らしやすい・歩いて暮らせる、にぎわいあふれるまちづくりを進めていくことが必要

このため、
@国、地方公共団体、地域住民及び関連事業者が相互に密接な連携を図りながら、
A地域が自主的かつ自立的に取り組み
B国民の生活基盤の核と案留中心市街地の活性化を総合的かつ一体的に推進することにより
C地域における社会的、経済的及び文化活動の拠点となるにふさわしい魅力ある中心市街地の形成を図ることが重要である。

タイトル中心市街地ルネッサンス
記事No1098
投稿日: 2006/08/12(Sat) 13:29:43
投稿者takeo
1.中心市街地活性化の意義

解 釈:
> (1)中心市街地の活性化の効果は、・・・・
=中心市街地の機能

> @商業、公共サービスなど多様な都市機能が住民や事業者にまとまった便益を提供する
> A多様な都市機能が身近に備わっているので高齢者にも暮らしやすい生活環境となる可能性がある
> B公共交通ネットワークの拠点としての整備を含め、基礎の都市ストックを確保し、歴史的・文化的背景と相まって、「地域の核」として機能できる
> C商工業者その他の事業者や各層の消費者が近接し、相互に交流することで効率的な経済活動を支える基盤としての役割を果たす
> D過去の投資の蓄積を活用しつつ、各種の投資を集中することで投資の効率性が確保できる、環境負荷の小さなまちづくりにもつながる
> などから各地域ひいては我が国全体の発展に重要な役割を果たすことが期待される。・・・・
> とされています。

「中心市街地ルネッサンス」ですね。

> しかし、これを実現するためには「前文」のような状況にあり、期待に応えられる状況にはない。

つまり、中心市街地は中心市街地らしい機能を果たせなくなっている。
中心市街地ルネッサンスを実現するには、
> @人口減少・超高齢化社会を迎える中で、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ、多様な都市機能がコンパクトに集積した、
> A高齢者を含めた多くの人にとって暮らしやすい・歩いて暮らせる、にぎわいあふれるまちづくりを進めていくことが必要

である。

> このため、
> @国、地方公共団体、地域住民及び関連事業者が相互に密接な連携を図りながら、
> A地域が自主的かつ自立的に取り組み
> B国民の生活基盤の核と案留中心市街地の活性化を総合的かつ一体的に推進することにより
> C地域における社会的、経済的及び文化活動の拠点となるにふさわしい魅力ある中心市街地の形成を図ることが重要である。

ということですね。
以下、詳しく考えてみましょう。
なんと言ってもこのあたりは「作」と「演」(【理論フォーラム】『スーパーマーケット創論』参照)すなわち、「計画作成」と「実践」の双方が分担する「まちづくり」の土俵です。

タイトル踏み込み
記事No1102
投稿日: 2006/08/13(Sun) 11:11:50
投稿者takeo
(1)中心市街地活性化とは何がどうなることか?
> @商業、公共サービスなど多様な都市機能が住民や事業者にまとまった便益を提供する
> A多様な都市機能が身近に備わっているので高齢者にも暮らしやすい生活環境となる可能性がある
> B公共交通ネットワークの拠点としての整備を含め、基礎の都市ストックを確保し、歴史的・文化的背景と相まって、「地域の核」として機能できる
> C商工業者その他の事業者や各層の消費者が近接し、相互に交流することで効率的な経済活動を支える基盤としての役割を果たす
> D過去の投資の蓄積を活用しつつ、各種の投資を集中することで投資の効率性が確保できる、環境負荷の小さなまちづくりにもつながる
> などから各地域ひいては我が国全体の発展に重要な役割を果たすことが期待される。・・・・
> とされています。
「法」の定義=「都市機能の増進と経済活力の向上」の中身です。

(2)どのような方向で達成するか?
> @人口減少・超高齢化社会を迎える中で、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ、多様な都市機能がコンパクトに集積した、
> A高齢者を含めた多くの人にとって暮らしやすい・歩いて暮らせる、にぎわいあふれるまちづくりを進めていくことが必要
>である。

(1)を実現するための「必要」として(2)の@及びAが化かkげられているわけですが、かなり踏み込んだ具体的な方向ですね。

@「中心市街地活性化」を実現するためには、多様な都市機能がコンパクトな集積による高齢者を含めた多くの人にとって暮らしやすい・歩いて暮らせる、賑わいあふれるまちづくりが必要である。
Aなぜか?
なぜならば「人口減少・超高齢化社会を迎える中で、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ」るという都市経営上の課題を踏まえておかなければならない。

ということでしょうか。
しかし、ここは少々説明が不足しています。
a Aを前提にした中心市街地活性化(中心市街地の都市機能の増進および経済活力の向上)の方向が必ず@であるべきだという根拠が示されていない。

b ここで取り上げられている「歩いて暮らせる」という条件づくりは、中心市街地の居住者を対象にしていると思われますが、「歩いて暮らせる」ことと「中心市街地活性化の効果のうち「経済活力の向上」とはどのように関連させられているのか?

c @多様な都市機能がコンパクトに集積することで高齢者を含めた多くの人にとって暮らしやすい・歩いて暮らせる、賑わいあふれるまちづくり が「経済活力の向上」に直結するためには、「多様な都市機能」が中心市街地に実現すればよい、というだけでは不十分ではないでしょうか?

d 中心市街地の定義からして、多様な都市機能をここに一極集中することだけが「人口減少・超高齢化社会を迎える中で、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ」るという課題の解決策ではないのではないか。

といったことが懸念されます。

「目標」については、次のブランチで検討しますから、ここでは兼ねて気になっていることをレスを変えて続けます。

タイトル中心市街地の線引き
記事No1103
投稿日: 2006/08/13(Sun) 11:26:58
投稿者takeo
> 「目標」については、次のブランチで検討しますから、ここでは兼ねて気になっていることをレスを変えて続けます。

 標題についてはいつも気になっています。
中心市街地の位置及び区域の指定は本当に「三要件(二条一〜三)」を踏まえて行われているだろうか、ということです。
ご承知のとおり、総務省の行政評価でも指摘されていました。

特に今回の基本方針で、「多様な都市機能のコンパクトな集積」をいう方向が示されると、
@「法定・中心市街地」に多様な都市機能をすし詰めに集積する
のかあるいは
A集積するために「中心市街地の位置及び区域」を法定よりも広くする
のいずれかになると思います。
相当規模の大きい都市はともかく、この法律の枠組みで中心市街地活性化に取り組もうとする規模の都市の場合、法定中心市街地の範囲に多様な都市機能を集積するというのは物理的にムリですから、範囲を広げることになるのではないでしょうか。

というか、おおむね現行計画と大差ないような広範な区域を指定することになる。
その結果についてはそれぞれ考えてみてください。

タイトル中心市街地の位置づけ
記事No1111
投稿日: 2006/08/15(Tue) 12:20:53
投稿者takeo
都市全体の経営
目 的:住民の福祉の増進
目 標:@生活環境の維持・増進
    A所得機会の維持・拡大
都市経営の目的、目標は以上に尽きるわけでありまして、
@所与の環境及び予測される将来において実現していくために
A既存及び調達可能な資源・能力を見積もり
B達成可能な目標群を設定し
C実現へのシナリオを描き
D「実行計画」に落とし込み、
E実践を組織する
F計画を基準に実践のプロセスを統制し
G結果を評価し、次の段階のC〜Eに反映させる



というのがgoing concernたる都市の経営です。

全体としての都市経営において、「中心市街地経営」はどう位置づけられるのか?

もちろん、中心市街地活性化とは、中心市街地経営の一環であり、それはまた都市経営の一環、ということを踏まえておくことが必要です。

そうすると、
@都市が広域的に担う生活・産業上の役割
A中心市街地がに担うべき役割
B現状とAのギャップ
などを踏まえないと、
中心市街地活性化基本計画=「あるべき中心市街地と実現のための方策」は計画できないのではないか?

さらに、
※中心市街地が都市及び広域において担っている都市機能とはどういうものなのか?
ということもあらためて理解し、その上で
※我が都市の歴史的経緯、社会経済的条件などから生まれている中心市街地の歴史と現状、経営資源などを見極める
という作業を行い、あらためて
※中心市街地活性化の方向と方法を明らかにする
ということが「中心市街地活性化基本計画を作る」という仕事の意味ですね。




> 1.中心市街地活性化の意義
> (1)中心市街地の活性化の効果は、・・・・
> @商業、公共サービスなど多様な都市機能が住民や事業者にまとまった便益を提供出来る
> A多様な都市機能が身近に備わっているので高齢者にも暮らしやすい生活環境となる
> B公共交通ネットワークの拠点としての整備を含め、基礎の都市ストックを確保し、歴史的・文化的背景と相まって、「地域の核」として機能できる
> C商工業者その他の事業者や各層の消費者が近接し、相互に交流することで効率的な経済活動を支える基盤としての役割を果たす
> D過去の投資の蓄積を活用しつつ、各種の投資を集中することで投資の効率性が確保できる、環境負荷の小さなまちづくりにもつながる
>
> などから各地域ひいては我が国全体の発展に重要な役割を果たすことが期待される。・・・・
> とされています。
>
> しかし、これを実現するためには「前文」のような状況にあり、期待に応えられる状況にはない。
> @人口減少・超高齢化社会を迎える中で、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ、多様な都市機能がコンパクトに集積した、
> A高齢者を含めた多くの人にとって暮らしやすい・歩いて暮らせる、にぎわいあふれるまちづくりを進めていくことが必要
>
> このため、
> @国、地方公共団体、地域住民及び関連事業者が相互に密接な連携を図りながら、
> A地域が自主的かつ自立的に取り組み
> B国民の生活基盤の核と案留中心市街地の活性化を総合的かつ一体的に推進することにより
> C地域における社会的、経済的及び文化活動の拠点となるにふさわしい魅力ある中心市街地の形成を図ることが重要である。

タイトル2. 中心市街地活性化の目標
記事No1096
投稿日: 2006/08/11(Fri) 16:30:25
投稿者takeo
 中心市街地活性化は、
@中心市街地に蓄積されている歴史的・文化的資源、景観資源、社会資本や産業資源などの既存ストックを有効活用しつつ、
A地域の創意工夫を活かしながら
B地域が必要とする事業等を
総合的かつ一体的に行い、次の目標を追求すべきである

@人口減少・超高齢化社会の到来に対応した、高齢者も含めた多くの人にとって暮らしやすい、多様な都市機能がコンパクトに集積した、歩いて暮らせる生活空間を実現すること

A地域住民、事業者等の社会的、経済的、文化的活動が活発に行われることにより、より活力ある地域経済社会を確立すること

 同時に、中心市街地における実態を客観的に把握し、効果的かつ効率的な民間及び公共投資を実施することにより、インフラの整備・維持管理コストの軽減、各種公共サービスの効率性の向上等を追求する

さらに、中心市街地の活性化による効果を周辺地域にも波及させることにより、さまざまな地域の活性化に結びつける必要があり、ひいては国民生活の向上と健全な発展を図らなければならない。

以上、おおむね原文通り引用しました。

一読ご理解のとおり、ここには難問がぎっしりつまっています。
それらは次レス以降で検討することとして、ここではちょっと空間に関する「用語」を確認しておきます。

○中心市街地:ご承知のとおり、「三要件」を備え・かつ・都市が自主的に線引きした位置と区域のこと。
法定中心市街地と常識としての「中心市街地=都市の中心部・旧市街地など」とは意味が違うのでくれぐれもご留意。

○地 域:当該中心市街地が所在する都市及びその周辺を含む地域

○周辺地域:二義あり、@中心市街地周辺街区 A都市周辺地域

この使い分けは覚えておきましょう。

タイトル目標の具体化
記事No1104
投稿日: 2006/08/13(Sun) 11:55:05
投稿者takeo
「法」において中心市街地活性化とは:
「都市機能の増進と経済活力の向上」と定義されています。
この二つを実現することが「中心市街地活性化」ですね。

活性化を実現する「目標」は、
> @人口減少・超高齢化社会の到来に対応した、高齢者も含めた多くの人にとって暮らしやすい、多様な都市機能がコンパクトに集積した、歩いて暮らせる生活空間を実現すること
>
> A地域住民、事業者等の社会的、経済的、文化的活動が活発に行われることにより、より活力ある地域経済社会を確立すること

と具体的になっています。
@とAが並列されているのは、
@は「都市機能の増進」であり、Aはこの空間における活動が「経済活力の向上」をはじめとする成果を挙げる ということでしょう。

注意が必要なのは、「歩いて暮らせる生活空間」ということ。
歴史的に都市の中心部(中心市街地を含む)は都市及び周辺地域の住民の広域からの「来街目的」となる機能が集積しています。
広域的に見れば中心市街地は、「わざわざ出かける場所」でした。
近年、この機能が衰退・空洞化していることが活性化への取り組みの動機であることはいうまでもありません。

活性化実現の方向として「歩いて暮らせる生活空間」という表現は、
第一に、中心市街地を中心に居住を促進し、この人たちが「歩いて暮らせる」ように都市機能を整備する、ということではないだろう、ということ。
第二に、中心市街地活性化の意義・効果を踏まえれば、中心市街地に期待されていることは、広域に居住する住民の「生活活動の場」として、他では代替出来ない機能を果たすこと、であることを堅持しなければならない。
と考えれば、「歩いて暮らせる」とは、
@都市及び周辺地域の居住者が、その生活をいっそう充実させるために
Aわざわざ出かけてくる目的が集積されており、
B来街目的を達成する=中心市街地における生活が「歩いて回遊できる範囲」に配置されている、
というように理解すべき。

「歩いて暮らせる」という表現は、いかにも「中心市街地居住を促進し、居住者の便益を図る」というように誤解されそうです。
もちろんこういう方向での取り組みが広範な都市住民に支持されることはないでしょう。

基本方針がそういう方向を構想しているものではないことは、

>  中心市街地活性化は、
> @中心市街地に蓄積されている歴史的・文化的資源、景観資源、社会資本や産業資源などの既存ストックを有効活用しつつ、
> A地域の創意工夫を活かしながら
> B地域が必要とする事業等を
> 総合的かつ一体的に行い、次の目標を追求すべきである
(「次の目標」は上に引用しています。)
ことから明らかです。
中心市街地の居住者のためだけの「歩いて暮らせる生活空間」であれば、こういう話にはなりません。

「歩いて暮らせる生活空間」は、ちょっと誤解されやすい表現ではないでしょうか。
「生活空間」としての中心市街地のあり方は、「集積すべき機能」に大きく関わってきますから。

「中心市街地に集積すべき都市機能」は、ただやみくもに集積すればよいというものでないこと、もちろんです。
優先的に増進すべき機能、重点的に充実すべき機能というものがありそうです。
基本方針では触れられていませんが、個別計画を作る人にとっては大事なことですから、レスを変えて考えます。

タイトル活性化が緊要な都市機能
記事No1105
投稿日: 2006/08/13(Sun) 13:22:14
投稿者takeo
 中心市街地に「あった方がよい」都市機能は、それこそ多様でしょうが、緊急を要するもの、中心市街地が本来果たすべき役割を果たしていく上で重要なもの、出来れば配置したいもの、無いよりはあった方がよいもの などと分類することが出来ると思います。

 事業の目的からして、緊急に着手し早急に成果を挙げなければならない「都市機能の整備」を考えてみましょう。

 これは三要件及びこの間の取り組みの経緯を見れば明らかでありまして、
@「中心市街地の商店街等の商業集積の活性化」が第一。
商店街に代表される中心市街地の商業機能の空洞化はきわめて深刻であり、早急に方策を講じることが必要です。いうまでもないことですが。

A新「法」の
> @中心市街地に蓄積されている歴史的・文化的資源、景観資源、社会資本や産業資源などの既存ストックを有効活用しつつ、
> A地域の創意工夫を活かしながら
> B地域が必要とする事業等を
> 総合的かつ一体的に行」う
という方針からも商店街等の既存資源を活用して「経済活力の向上」を目指すことは、基本方針に叶っています。

B商業集積以外の都市機能の整備増進は、個別都市の事情等によってさまざまだと思いますが、商業以外の都市機能を整備・増進することで中心市街地に「賑わい」が生まれ、結果的に商業が活性化する、というシナリオは成り立ちません。

C商業以外の都市機能の整備・増進の波及効果を期待するためには、前もって商業機能の充実が先行する必要がある。少なくとも他の事業と平行・一体的に推進することが必要である。

ということで、多くの都市が中心市街地活性化を推進する上で、整備増進すべき中心市街地の機能とは「商業機能」であることは明らかです。
この新たに整備増進する商業集積はどのような商業機能を担うのでしょうか。

タイトル似非コンパクトシティ流
記事No1112
投稿日: 2006/08/15(Tue) 12:28:44
投稿者takeo
> B商業集積以外の都市機能の整備増進は、個別都市の事情等によってさまざまだと思いますが、商業以外の都市機能を整備・増進することで中心市街地に「賑わい」が生まれ、結果的に商業が活性化する、というシナリオは成り立ちません。

にもかかわらず、成り立つと主張する人たちがあります。
たとえば
http://www.quolaid.com/motani/motani.htm

 この人たちの主張の特徴は、既存商業集積の「転換」についてまったく問題意識が欠落していること。
「賑わい」を創出すれば能事終わり、と考えているらしいが、どっこい、年に数度のイベントでは街に人があふれるのに、それが商売繁盛に結びつかない、とういう街はけして珍しくありません。

 何でもいいから中心市街地に集客施設を集約設置する、居住を促進すれば中心市街地は活性化する、というのはウソですからね。
そもそも、コンパクトシティとは、そう言うことを意味する概念ではありません。
http://www.quolaid.com/cgi/tkf/wforum.cgi?no=432&reno=no& ..... amp;page=0

このあたりは、十分理解し、自前の思考力でクリアしていかないとラストチャンスを棒に振ってしまうことになります。

タイトル中心商店街が担う商業機能
記事No1114
投稿日: 2006/08/15(Tue) 12:52:30
投稿者takeo
> ということで、多くの都市が中心市街地活性化を推進する上で、整備増進すべき中心市街地の機能とは「商業機能」であることは明らかです。
> この新たに整備増進する商業集積はどのような商業機能を担うのでしょうか。

課題:
生活条件としての「ショッピングの場」を整備することは、
@都市住民の生活の利便・充実の促進
A商業者をはじめ「事業機会」の構築
という二つの側面からきわめて重要な政策課題です。

中心市街地活性化の大きな目標は、そこに立地する商業機能(以下「中心商店街」)の活性化ですが、これを実現するに当たっては、これまで絶対に無視できないことを無視して(しかもそのことに無知のまま)話が進められてきました。

それは、
@これから先、中心商店街は都市及び広域において、とのような商業機能を分担するのか? ということと
A郊外型ショッピングセンターとの関係をどう考えるか?
という二点です。

この二つの問題について方向を決定しないと、「活性化策」は考えることが出来ないのですが、にもかかわらず、この二点を問題にし得ないまま、計画が作られた、というのがこれまでの問題点。
新しい取り組みではここはきっちり整理してから計画を作ることが「失敗しない取り組み」の第一歩です。

続きはこのスレッドを伸ばして論じますが、とりあえず、Uなどを論じながら、ということで、ちょっとここまでにしておきます。

タイトル「前文」・「意義」・「目標」
記事No1113
投稿日: 2006/08/15(Tue) 12:42:23
投稿者takeo
 以上、簡単に見てきましたが、ここまでをどう理解するかということで、この後全体のスキームの活用が決まります。
「基本方針」は坦々と書かれていますが、実際にこれを踏まえて「計画」を作る、それも商店街の皆さんをはじめ関係者の実践によって活性化を実現できる「計画」を目指す、ということは、ここまでの記述をどう理解するかということに大きくかかっています。

 理解する、ということは、自分が装備している
@「転換期」を理解する理論
A都市経営論
B中心市街地論
C商業理論
D中心商店街活性化論
などにもとづいて「法〜基本方針」を読む、ということであり、
その理解にもとづいて基本計画を作るということは、
※「中心市街地活性化への道」を構想し、この道=戦略を「法」のスキームに落とし込む、ということですからね。

こうしてあらためて考えてみますと、先に作った基本計画が如何に表面的なものだったか、ということが分かるはずです。

いずれにしても。
「法」・基本方針の理解〜計画作りは、作成者の理論的能力を超えることはありませんから、「作り」の前に「学び」が必要だということ、ご理解いただいたでしょうか。

ということで、ここまでの論考はまだまだ不十分ですが、一応、これまでとして先に進みます。
批判その他適宜書き込んでください。書き込んでいただくと当サイトに関わる全ての人に役に立つと思いますので、ご遠慮なく。