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タイトル一店逸品・起死回生
記事No1870
投稿日: 2007/07/29(Sun) 10:16:36
投稿者takeo
 当社的検討では、従来取り組まれている「一店逸品運動」では所期の目的を達成することは難しい、という結論ですが、まあ、そんなことは実際の取り組みを何カ所か見れば分かることかも知れません。

実際に取り組んでいる皆さんが直面されていることは、どうしたら所期の目的である繁盛店づくり〜商店街ぐるみの活性化を実現していく取り組みにすることが出来るか、ということでしょう。

ということで、新しく考えてみることにしました。

このスレッドは、
@現に一店逸品に取り組んでおり かつ、
A推進するなかで行き詰まりを感じつつ、
B当コーナーの批判的考察に一利あるな、
と思っておいでのみなさんとともに、タイトルどおり、運動の起死回生の道を探ってみようとするものです。

タイトル定 義
記事No1871
投稿日: 2007/07/29(Sun) 10:52:20
投稿者takeo
  このスレッドの目的をハッキリ書いておきましょう。

 一店逸品運動に取り組んでいる個店、グループが、その取り組みを軸として運動本来の目的である「業容革新」「繁昌づくり」を実現していく。
そのためにはどういうことが必要か、考えてみる。
いますぐ着手できる方法を思いつく。

となったらいいですね。→一店逸品運動 展開中の皆さんへ。

タイトル最初に確認しておきたいこと
記事No1872
投稿日: 2007/07/29(Sun) 14:31:30
投稿者takeo
とりあえず三つだけ。

その一。
 小売業は、思い立って「アイテム単品を買いに来たお客に、品揃えを売る」商売だということ。

その二。
 売り上げは「在庫の回転」で作る,ということ。

以上は、小売業全体に共通することですが、最後に

その三。
 逸品からスタートして在庫の“快適回転”を実現すること。

 つまり、一及び二という小売業の「繁昌原則」を逸品運動に当てはめることで、何が何でも適正売り上げ=在庫の快適回転を実現していく取り組みを考えようということです。

 在庫の「快適回転」という目標を明確にすることで、スタート時点の「逸品」のありかたを考えてみよう、というわけ。

タイトルさらに大事なこと
記事No1873
投稿日: 2007/07/30(Mon) 09:13:15
投稿者takeo
 運動の目的は、「繁盛店づくり」にとどまらず、商店街の買い物の場としての再生・再構築を目指すこと。
目的をここにおかないと、運動は拡大も充実も出来ないと思います。
続けることに意義がある、というのは誤解であり、拡大充しぢていく理念・内容を持っていないと存続さえもおぼつかない。

“逸品から始めるタウンマネジメント”というのが一店逸品運動のあるべき合い言葉だと思います。
確立していくためには何が必要か?

あらためてリーダーさんたちは勉強が必要ではないかと思われますが、どんなものでしょうか。

タウンマネジメントといえば、TMOの主要任務ですが、マネジメントの単位である個別商店街の活動とTMOの関係はどうなっているか?
というあたりも気がかりです。そもそも一店逸品は、中心市街地活性化のスキームとは関係なく登場し、関係なく取り組まれている、というのが多くの商店街の実状でしょう。
基本計画で取りあげている場合も、キチンとした位置づけ・取り組みのシナリオなどはありませんからね。

単位商店街をショッピングコンプレックスの一翼を担う単位集積と位置づけ、タウンマネジメントに取り組んでいく核心の事業とするならば、一店逸品運動はこれまでにない可能性を持つことが出来るはずです。

タイトルおことわり
記事No1874
投稿日: 2007/07/31(Tue) 10:12:30
投稿者takeo
> 単位商店街をショッピングコンプレックスの一翼を担う単位集積
> と位置づけ、タウンマネジメントに取り組んでいく核心の事業と
> するならば、一店逸品運動はこれまでにない可能性を持つことが
> 出来るはずです。

 もちろん、そのためには一店逸品運動の「コペルニクス的転回」・
運動を導く理論の抜本的差し替えが必要です。
運動の現状を見れば、その延長上に運動の目的が達成されるという可能性はなかなか見いだし難いでしょうから、大いに検討してみる価値があると思われます。

 参加する個店の販売促進のための取り組みから、商店街を「ショッピング行き先」として再構築する取り組みの中核を担う「一店逸品運動」へ。

 転換を実現するためには、運動の基盤となる「理論」が必要です。
これまで検討して来たところでは、果たして一店逸品運動に理論的基盤が備わっているとは思えないわけですが、この取り組みを本当に商店街活性化策・魅力ある個店づくりを推進する「運動」にして行くには、取り組みの「シナリオ」を描かなければならず、そのためには「理論」は必需だろう、ということです。

 ここでは一店逸品に取り組んではいるものの、その前途に展望を見いだすことが出来ないという状況にあるリーダーさんたちのために、取り組みの“考え方・取り組み方”の抜本的な変更による、
「繁盛する個店・商店街づくりの道」としての一店逸品運動の活用法を提案してみたいと思います。

 もちろん、提案は“こうすれば一店逸品運動を実効あるものにすることができる”ということですが、取り組んでいくためには少々ほろ苦いことを経験することになります。
何しろ、実効乏しい取り組みを実効あらしめるように改革するわけですから、多少は耳が痛いこともあるだろう、ということですね。
このあたり、くれぐれも」ご了解ありたく。

タイトル在庫の快適回転
記事No1880
投稿日: 2007/08/01(Wed) 06:37:43
投稿者takeo
 快適回転、聞き慣れない言葉ですがそれもそのはず、この度、takeoが思いつきました。

 売り上げ=平均在庫×回転度数

ですから、目標売り上げを実現するには
@適正在庫 とその
A適正回転 が必要です。よく言われるとおり。

他方、お客の方からすれば、その来店動機は、
「欲しい商品、見ると欲しくなる商品がそろっていること」
つまり「品揃え」ですね。
お客の欲しい商品・欲しくなる商品は、お客の生活内容で変化して行きますから、品揃え=在庫を常に「欲しい商品・見ると欲しくなる商品」で構成しておくことは、品揃えの基本です。

お客にとって、お店は、
「出かけるたびに欲しい商品・欲しくなる商品がそろっている」
場所であってもらいたい。つまり、この前行った時の品揃えと今日これから行こうとするお店の品揃えは、明らかに違っている、という期待があり、これがかなえられるだろうという核心がないと来店意欲は起こりません。

お客にとっての「来店動機」となる在庫の回転と、経営目標としての回転のバランスを「快適在庫」という言葉で表現してみました。
お店にとっては適正回転を実現する在庫
お客にとっては来店動機となる在庫
が、「快適在庫」です。

タイトル快適在庫の量と質
記事No1884
投稿日: 2007/08/01(Wed) 09:32:01
投稿者takeo
> お店にとっては適正回転を実現する在庫
> お客にとっては来店動機となる在庫
> が、「快適在庫」です。

快適は、辞書的な「調子が良くて(うまく進行して)文句のつけ
ようがない様子」ということですが、お店に関わることですから、
「お店にとっても」、「お客にとっても」ということになる。
快適の「快」はお客への責任、「適」は経営の課題とすれば
快適在庫は、お客にとって来店目的となり。お店にとって経営目
標達成の基礎となる、両方の課題を解決していく在庫の考え方を
一言で表現するのものです。

「快適在庫」の基本は、お客優先、
「お客にとって見る意義があり、見やすい在庫」ですね。
これを実現しないと「快適回転」は実現できません。

「見る意義がある在庫」は品揃えの質に関わること。
「見やすい在庫」は陳列の量と技術に関わること。

このあたりについてはこれまでの小売業経営ではあまり深く考え
られていなかったと思いますが、大事なことですね。

売り上げを実現するための品揃えと在庫とその鮮度、プレゼンテ
ーションのあり方などは、それぞれどれがまずくても目標達成に
支障を来す重大な要因であることをあらためて確認してください。

このあたり、「新・逸品」の基本に関わってくることです。

なお、適正店頭在庫を実現するためには、バックヤードの準備は
必須であり、バックヤードの在庫とお客のニーズをマッチングす
るのが「接客」であることは、いつぞや説明しています。
既に実践している人も多く、着実に成果が挙がっています。
ニーズぴったりのアイテムをバックヤードから提供することは、
「専門店としての懐の深さ」をアピールするという意図した以外
の効能もあったりするようです。

実現するためには「接客」の質が必要であり、かくして三位一体
的・バランスのある店づくりは、繁盛店づくりの別称となる。

一店逸品をこのトータルの繁盛店づくりに取り組んでいく「導き」
として活用しようと、活用する方法を探る、というのが当スレッ
ドの動機です。

タイトル「一店逸品」の任務
記事No1888
投稿日: 2007/08/04(Sat) 13:00:45
投稿者takeo
 一店逸品運動がホンキで「繁盛店づくり」を目指すならば、そのありかたは、

>  在庫の「快適回転」という目標を明確にすることで、スタート> 時点の「逸品」のありかたを考えてみよう。

ということにならざるを得ません。
究極の目標が示されていない場合、よく聞かされる運動の停滞=シーズンごとに逸品を選定してチラシに載せる、ということの繰り返しに終始、参加各店の業容は微動だにしない、ということが納得出来ます。
はじめはボツボツ、次第に加速する、同時に周囲に伝搬していく、というのがあるべき運動ですが、そのためには何が必要か?

 また、単に参加各店の繁昌のみならず、商店街活性化を牽引する運動として一店逸品を位置づける場合、取り組みにはさらに高度な仕掛けが必要になります。

 「タウンマネジメント」という概念の登場ですが、これについてはあらためて考えたいと思います。

 とりあえず提案したいのは、皆さんが現に取り組んでおられる運動の実態と、当スレッドが提案する方法の内容をシビアに検討されること。
第一に必要なことは、両者の違いをしっかり理解することです。
なんだ、うちらの一店逸品といっていることは一緒じゃん、と思ったあなたは、“んじゃ、「うちらの一店逸品」から繁昌実現・商店街活性化へのシナリオを示して見”という挑戦に答えんまければならない。

タイトルRe: 「一店逸品」の任務
記事No1890
投稿日: 2007/08/06(Mon) 08:59:25
投稿者takeo
 とりあえずの目的は、「うちだけは何とか生き残りたい」という意欲を持った有志の参加による取り組みになります。
商店街立地で生き残りを目指す、即ち、沈みゆく商店街において、
うちだけは生き残りたい!「個店不沈の法」を求めて
http://www.quolaid.com/library/sforum02/s034.htm
ということです。

 生き残るためには何が必要か?
リンク先を参照してもらうと「不沈の法」を提案しています。
「一店逸品」が追求しなければならない・個店レベルの究極の課題は、「趨勢に抗して沈没しない店づくり」であり、つまり、「不沈法」の実践を牽引していく、推進する取り組みそのものでなければならない。

 つまり、一店逸品に取り組んでいるうちに、「沈没しない店」が徐々に出来上がっていく、取り組みが「一店逸品」即「業容革新」というカタチに作られている、ということが求まられているわけで、この点、皆さんの一店逸品はどうなっていますか? 
という問が発せられるわけですが、もちろん全面展開は想定されていない、たとえ想定しても手も足も出ない、ということですから、あらためて取り組みの抜本的な見直しが必要になっている・今日この頃、ということではないでしょうか。

 さらに、中心市街地活性化、商店街活性化という「集積としての活性化」の実現という「王道」の取り組みを目指す場合、“一店逸品という個店の自助努力”を組織化する、ということが課題となるわけで、そうなれば「逸品」の選定〜プレゼンテーションも当然、個店レベルの事情を越えた取り組みにしていかなければならない。

 というあたりが、一店逸品運動のリーダーの皆さんが直面されている課題だと思いますが、如何でしょうか。
もちろん、当スレッドはその課題への対応として提案してみましたが・・・。

タイトルコペルニクス的転換
記事No1875
投稿日: 2007/07/31(Tue) 10:39:18
投稿者takeo
 第一に、「逸品」の定義を変えなければならない。

 これまでの「逸品」は:
@商圏内で自店だけが持っている商品
A品種のなかで個性的な商品
B「一押し」の商品
といった基準で選ばれていたと思います。

この取り組みの意図をみますと、
@自店だけが扱っている商品を選び
A“この商品はうちにしかない・欲しかったらうちまでおいで”と
 アピールする
B来店したお客にあれこれ買ってもらいたい
ということですね。
これはハッキリ「競合店対策」的販売促進です。
それも「買い物行き先としての店づくり」をアピールするというよりも「よそにはない逸品」をアピールすることで、来店を訴求しようということです。
繁盛店なら「店づくり」で来店を訴求するところ、こちらは「逸品」
でアピールするわけですから、どうしても「よそでは買えない」と
いうことが基準になりがち。

 問題は、
@「うちにしかない」という他店基準で選択した逸品が、
Aお客にとって「生活に付け加えたい」逸品としての特性を持って
 いるだろうか。
ということです。
運動ではあたかも@=Aであることが当たり前のように考えられているのかも知れませんが、もちろん、そう言うことはありません。

 考えなければならないことは、お客の購買行動は「他店に無いもの」を求めるものではなく、自分の生活に必要なものを入手するために行われるのだ、というしごく当たり前のこと。
「逸品」であろうとなかろうと、自分の生活に必要だと思う商品は入手し、必要でないものには見向きもしない。

 他店または自店を基準に選択した「逸品」がお客の生活に、
@なくてはならないもの
A有ったほうが生活が便利になるもの
B有ったほうが生活が豊かになるもの
であるかどうかは、全く無関係でしょう。
ここにこれまでの逸品の落とし穴が有るわけです。

 当サイトではいつも「差別化」は絶対に採用してはいけない発想
だと強調しています。
皆さんにとっていつの間にか「習い性とな」っているこの発想は、顧客の満足を実現することを通じて経営目的を達成するというマ−ケティングとは全く関係のない、時代遅れだということをしっかり確認してください。

 競合志向からお客の生活志向へ、
これが一店逸品運動が取り組まなければならない、「コペルニクス
的転換」の第一歩、このことが納得されると、一挙に視界が広がり
ます。

タイトル競合から生活へ
記事No1876
投稿日: 2007/07/31(Tue) 11:21:36
投稿者takeo
>  競合志向からお客の生活志向へ、
> これが一店逸品運動が取り組まなければならない、「コペルニクス
> 的転換」の第一歩、このことが納得されると、一挙に視界が広がり
> ます。

 一店逸品運動がその目的を達成したいと思うなら、「逸品」の基準を思い切って切り替えなければならない。
従来の「商圏内でうちにしかない商品」的着眼に訣別、「お客の生活がいっそう豊かになる商品」を「逸品」として提案・提供することこそ、「一店逸品」の趣旨である。
「逸品」はお客の生活に入り込み・その一部として機能して、お客の生活をいっそう豊かに・ラグジュアリィにすることに貢献することではじめて「逸品」と評価されるのです。
 
 このとき大切なことは、自店が奨める「逸品」は、オリジナルとか、「商圏で独占している」「初上陸ブランド」などということとは本質的に関係ない、ということです。
このことを理解しておかないと、「逸品運動」を個店〜商店街のショッピング行き先としての再構築をリードしていく「運動」と位置づけ、目標を実現していくことはできないと思います。

タイトル逸品の基準
記事No1877
投稿日: 2007/07/31(Tue) 11:44:13
投稿者takeo
> 「逸品」はお客の生活に入り込み・その一部として機能して、お客
> の生活をいっそう豊かに・ラグジュアリィにすることに貢献するこ
> とではじめて「逸品」と評価されるのです。

 したがって、「逸品」は、
@ある客相の
A特定の生活分野で
B期待されている役割
が明らかにされないと、選抜することが出来ません。

お客がその生活において実現したいことが分かっていないと、「提
案」は出来ませんからね。
逸品的提案とは基本的に「あなたの生活をいっそう充実させる・堪能するために、このアイテムを加えてみませんか?」という内容になるはずです。

したがって、新しい逸品は、
@ターゲットとなる「生活シーン」を想定する
Aシーンを堪能するために必要な大道具・小道具(材料)を構想する
Bそれぞれの材料が具備すべき条件を設計する
C条件を備えたアイテムが「逸品」である
ということになります。

 逸品は、それが使用されるシーンにおいて期待されている機能を果たすことが出来てはじめて、お客にとっての「逸品」になるわけです。
「逸品」の逸品たる所以はもともと「お客の生活における」ということのはずですから、このことは容易に納得されることと思います。
「誰にとっても逸品」というアイテムはありません。

このあたりが十分理解されないと、逸品〜繁盛店という展開のシナリオは書けません。

※異論・反論歓迎します。

タイトル逸品の定義
記事No1878
投稿日: 2007/07/31(Tue) 12:13:40
投稿者takeo
新しい「逸品」は、
@ある生活シーンを作り上げるいろいろなアイテムの中の一つ
Aシーンを作り上げ・堪能することに貢献する機能を持っている
B是非お奨めしたい商品
です。
この定義は、しっかり吟味して・納得してください。
「逸品」は単独で逸品なのではなく、類似商品のなかですぐれて
いるアイテムでもなく、「生活シーン」にぴったり当てはまり、
全体をいっそう堪能させる力を持ってなければならない。
他のアイテムと融合してシーン全体のいっそうの堪能に貢献する
のが「逸品」の役割です。

したがって提案したい「逸品」は、
@誰から見ても「逸品」というわけではない
A“うちにしかない商品”とは限らない
ことになり、さらに、
B既存品揃えになかったら集荷する
ことも必要でしょうし、面白いことに
C「生活シーン」堪能への貢献という視点で見たら。既存アイテム
で逸品に該当するものがある
という可能性も大いにあり得ます。

 お客にとっての「逸品」とは、生活を作り上げているいろいろな
材料・部品との「相性」がよく、しかもそれらの材料群を引き上げ
ていく力を持った「すぐれもの」。
したがって、「逸品」は生活シーンを作り上げる材料群のなかで果
たすべき役割、という視点で必要な商品特性を持っていることが必
要です。

 お客にとっての「逸品」とは差別化とか、当店イチ押しなどとは
無関係の話だということを理解してください。

 逸品的実例:
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/07/post_37f7.html

「逸品」についてのこの考え方を十分理解しておかないと、逸品〜
繁盛店づくりという流れを作っていく、必要な工夫・技術を身につ
けていくことは出来ません。
関係の皆さんは是非そのつもりで当スレッドと格闘してください。

タイトルご 注 意
記事No1881
投稿日: 2007/08/01(Wed) 07:02:07
投稿者takeo
 従来的一店逸品との違いは明らかだと思いますが、念のために再
言しておきますと。

 新・逸品は、他店との差別化を目指すものではなく、トータルの
店づくりのお客の購買行動への最適化を目指す・「繁盛店」づくり
の手法である、ということが基本です。
差別化ではなく最適化、というところが大事です。

 したがって、選択推奨する逸品は、自店にしかない商品とか、個
性的な商品などではなく、お客の生活シーンにぴったりの商品、と
いうことです。
このとき大事なことは、“商圏で扱っているのはうちだけ”といっ
たことを基準にしないこと。

 他店が扱っていてもいっこうにかまわない、というところに新・
逸品の「新しさ」があります。
なぜそう言えるのか? これは後ほど説明します。

 次に、逸品は「ストライクゾーン」に位置していること。
どういうことかといいますと。
@自店が狙っている客相(客層)のニーズにストライクであること
A自店が狙っている生活局面のニーズにストライクであること

小売店にとって「お客は誰か」と「何を提供するか」は、その業容
を決定するための基本方針です。
新・逸品は、自店が狙うお客の生活ニーズにぴったり該当する領域
に位置している商品であることが必要です。

「他店にない」などを基準にすると、肝心の「これからお店が向か
おうとする店づくりの方向」などとは無関係に逸品を選択したりす
る可能性があります。
これでは、“アイテムを求めるお客に品揃えをアピールする”とい
う小売業の原則を実現することが出来ません。
もちろん、「他店にない逸品」を基準に品揃えを奨めていく、とい
った方向もアウトです。

初心に帰って「うちの店は誰の・どのようなニーズのために存在す
るのか」、あらためてしっかり考え、標的とするお客の・標的とな
る生活局面のニーズにぴったりの商品を「逸品」として提案する。
つまり、新・逸品を選択する仁尾あたっては、「新しい店づくりの
方向を象徴する商品」であることが重要な条件になります。

あたらし店づくりのど真ん中に位置する商品群のうち、特にこの時
期、この局面で一押しの商品、が「新・逸品」です。
逸品運動を成功させている個店の取り組みには、こういう取り組み
になっているところが多いはずです。

取り組みが進んでいくと、「逸品」にも変化を持たせることが出来
るようになりますが、スタート時点ではあくまでストライクゾーン
の商品を選ぶこと。
繁盛店づくりとしての逸品運動の場合、これは鉄則だと考えるのが
いいと思います。

タイトルRe: 逸品の基準
記事No1885
投稿日: 2007/08/03(Fri) 19:00:04
投稿者takeo
> このあたりが十分理解されないと、逸品〜繁盛店という展開のシナ
> リオは書けません。

逸品の基準は、もちろん、その商品が持っている特性ですが、この
「特性」が問題でありまして、
@自店でしか取り扱っていない商品
A個性的な商品
B手作り商品
などということでは、お客が生活で期待していることによりいっそ
う貢献する、という目的は達成することが出来ませんし、逸品で来
店したお客に品揃えを提案する、品揃え全体のお得意さんにもらう
という方向にはほど遠い。

 「逸品」の基準を“お客の生活堪能への貢献”というところに
おけば、候補アイテムはグンと拡がります。そして、そのことが
「業容転換」という繁盛店実現へのトータルの取り組みにおける
ナビゲーターという、「逸品」の新しい位置づけを可能にします。

 逸品運動に取り組んできたが、今ひとつ成果が挙がらないとい
う皆さんは新しい「生活堪能的逸品」という視点での取り組みを
検討されたら如何でしょうか。

タイトル逸品を作り、店づくりに活かす
記事No1891
投稿日: 2007/08/08(Wed) 10:43:07
投稿者takeo
>  逸品運動に取り組んできたが、今ひとつ成果が挙がらないとい
> う皆さんは新しい「生活堪能的逸品」という視点での取り組みを
> 検討されたら如何でしょうか。

 視点を変えることで、「並品」がたちまち逸品に早変わり。
ということが大事でありまして、逸品は、「並み」に混じっている
「逸品」をピックアップするのではなく、「誰に・何を・何として」
提案するか、ということで「何が逸品か」ということが決まります。

 というのが、新しい「逸品」の発想でなければならない。
そうすれば、どこのお店にも「逸品」の素材があふれていることに
なる。逸品は、それとして出来上がっているものではなく、自分の
努力で見いだす・作り出すものです。
 着眼としては、【サイト内検索で「革新」を引いてみてください。
既存商品を「革新」という目で見直すと、逸品としての切り口が見
えてくるはずです。

 大事なことは、アイテム単品で考えるのではなく、お客の生活の
文脈を先に考えること。お客の生活という文脈にぴったり当てはま
り、生活全体の「堪能」を一層高める、という役割を果たすことが
出来るのが逸品。
というように考えれば、「逸品の前に生活有り」、お客の生活・生
活に対する期待を熟知することが先決です。

 ということが納得できれば、逸品と「店づくり」の関係も、自ず
と理解されてくるのではないでしょうか。
仮説〜試行で取り組む店づくりの技術とお客との関係なども。

タイトルアピール
記事No1879
投稿日: 2007/07/31(Tue) 14:18:44
投稿者takeo
 新しい逸品は、「生活シーンへのアイテム提案」という性格を持ちますから、アピールの方法もこのことを前提にします。

 AIDCAなども新しい意味づけのもと、採用してみるのもアタマの体操になりますね。AIDCA=購買行動の5段階

A:探索・アイテム認知
I:比較選択
D:評 価
C:購買決定
A:買い上げ
なども、新しい意味をもって検討しなければならない。

そうすると、「逸品」の提案方法もあらためてしっかり吟味しなければならない。

提案方法:
@提案のコンセプト
A見せ方
B環境設定
宣伝媒体、実務の両面でAIDCAのプロセスを誘導する仕組みを作らなければならない。

いろいろと仕事が増えますが、この増える仕事こそが「繁盛店づくり」のプロセスであり、作業を通じていろいろと分かってくることがある。

第一に、逸品のアピールに呼応して来店してくれたお客に、どう「AIDCA」のプロセスを楽しんでもらうか、ということを考えなければならない。
たちまち「仮説^試行法」のお世話にならなければならない。

タイトル準 備 段 階
記事No1883
投稿日: 2007/08/01(Wed) 08:42:07
投稿者takeo
 一店逸品を繁盛店づくり・商店街活性化の取り組みとして実効あるものとして再構築するためには、「準備」が不可欠です。
ここが従来の一店逸品運動と「新」の大きな違い。

 従来の一店逸品は、店内から「逸品」を選抜し、アピールする。
選抜の基準は、「他店にない・自店独自の商品」ということが基本だったと思います。
この「逸品」をアピールし、来店を促し、来店客に品揃えを売る。

 うまく行かなかった理由については、既に別スレッドで分析していますので省略しますが、これまでの「逸品からの繁盛店づくり」路線は、技術の裏付けというか、必要な技術を開発していく方法などがありませんでした。
もっぱら「参加者相互の切磋琢磨」に依拠する、ということだったようですが、理論の共有が無いレベルでの切磋琢磨は、相当に危なっかしい。
理論技術の試行〜蓄積は不可欠ですが、それを可能にするバックボーンが無い、というのが従来の一店逸品運動の特徴です。

 新しい一店逸品運動の再構築は、「理論」を共有する作業からスタートします。
新しい「逸品」は、お客のよりいっそうの生活堪能に貢献する、という趣旨で作っていくわけですから、お客の生活や消費購買行動の現在と将来予測、既存小売業の対応状況などについての理解は逸品選定の前提条件です。

 「勉強無くして新・逸品無し」ということですが、これまで逸品運動に一所懸命取り組んできた皆さん、当コーナーの逸品運動論議を吟味してこられた関係各位にはご理解いただいているものと思います。
逸品から始める繁盛店づくり、基本になるのはその道筋と取り組み方についての理論です。

といってもそんなに難しい話ではありません。

タイトルお客の生活を知る
記事No1886
投稿日: 2007/08/03(Fri) 19:30:36
投稿者takeo
 お客が逸品を求めるのは、生活で期待していることをいっそうよく実現することだと納得できればあとは簡単です。

 お客が生活に期待していることを実現するためには、生活の材料である個々の商品アイテムはどんな特性を持っていなければならないか?
答えはお客の「生活の論理」から導かれるのであって、商品自体が持っている特性ではありません。
商圏内で自店にしかない商品とか、個性的な商品とか、手作りとか、これまでの逸品運動で「逸品」の基準とされていたこととは全く違うのです。

 逸品は、お客の生活の中で、お客が期待している役割を果たすことが出来てはじめて逸品足り得るのです。
これまで成功している「逸品」アイテムはすべて「お客の生活」において支持されている商品ばかりのはずです。
それはもちろん、自店にしかない商品、だったからではなく、お客の期待にぴったり合致するものだったから、ですね。

 本当に逸品運動を成功させたかったら、「今、お客は生活に何を求めているか?」しっかり理解することが不可欠です。
“よそにない商品をアピールすればお客がうちの店に来る”などというレベルで考えていたのでは、繁盛店づくりに役立つ運動にはなりません。

 まずは、お客の“生活に対する期待”を理解すること。
そうすればあなたのお店の品揃えの中から「逸品候補」があなたの目に飛び込んできます。
それをお客にどうアピールするか、他の商品へのAIDCAをどう組み立てるか、仕事はドンドン増え、かつドンドン進んでいくようになる。

 今、お客は生活に何を望んでいるか? それを知ることが、「生活材料提供業」である小売店のうち、新しい繁昌を目指す皆さんがまず最初に取り組まなければならない課題です。

 ということで、「クオールエイド的逸品運動」を考えました。
これは案外うまく行くかも、ですね。
誰か取り組んで見る人はいませんか?
いらっしゃったら、結果を教えてください。