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タイトル一店逸品、私はこう思う
記事No1812
投稿日: 2007/05/08(Tue) 17:02:25
投稿者takeo
ということで。
私の評価は本日(8日)のディリーフラッシュに書きました。

賛否あると思いますが、ご意見をどうぞ。
「一店逸品、どこが悪い」という反論を歓迎します。
ガチンコで丁々発止とやってみたいですね。
業界には「論争」がないのはまことにもって問題です。

Webを検索してみましたが、理論的な説明を見つけることが出来無かった。
もっと探せば見つかるのでしょうが、これまでの見聞をもとに自分で「一店一品運動とはなにか」
説明してみます。

※その前にこれまでの当社の「一店逸品」についての考察:

http://www.quolaid.com/cgi/j-forum/wforum2.cgi?no=1566&reno=n ..... mp;page=10

http://www.quolaid.com/cgi/j-forum/wforum2.cgi?no=1680&reno=n ..... mp;page=10

とりあえず、これらは参考まで。

新しく試みる説明は「推進派」の立場で行います。

タイトル「一店逸品」 課題と目的
記事No1813
投稿日: 2007/05/10(Thu) 08:36:11
投稿者takeo
>・・・これまでの見聞をもとに自分で「一店一品運動とはなにか」
> 説明してみます。

一店逸品とは? (「推進する立場」に立って、出来るだけ有利に書いてみましょう)

商店街活性化への道として提唱される一店逸品運動、その論理と実践はどうなっているのか、
まずはその全体像を紹介します。

「一店逸品」が対応策として提唱される問題情況:
次のようにとらえられていると思います。

@商店街の空洞化は、依然として進展している
A従来の活性化策では個店レベルの活性化を実現することが出来 ず、結果的に商店街の買い物の場としての再構築は難しい。
B従来取り組んできた施設整備事業や販売促進事業とは異なったレベルでの 取り組みが必要になっている
Cこれまでの経験から、商店街が全員一致で取り組むことには限界がある

このような状況認識のもとで企画される活性化への取り組みは、
@取り組めば取り組んだだけ成果が挙がること
A特段の準備をしなくてもいますぐ着手出来ること
B有志による先行取り組みが出来ること
B成果を挙げて全体に波及させること
などが目標になります。
現在の状況で本気で「商店街活性化」に取り組むとしたら、このような目標を達成出来る施策でないと成果を期待することは出来ません。

「一店逸品運動」は、このような問題状況において活性化を実現していく取り組みたることを目指して企画されたものです。

もう一度、事業が達成すべき目的・目標を確認しておきましょう

目 的:商店街の街ぐるみ活性化の実現
目 標:参加個店の技術レベル・業績の向上
    参加者・店舗間の連帯の強化
    活動の普及   
方 法:意欲のある有志が先行して取り組み、成果を挙げることで全体に普及させる

ご覧のとおり、このレベルでは、当社が提唱している「商人塾」をツールとする「活性化への道」と変わるところはありません。
実践されている皆さんがよく“「一店一品運動」と「商人塾」は目的は同じだ”といわれる理由がよく分かりますね。

では、われわれとも共通する目的を達成する手段として実践される「一店逸品運動」はどのようなシナリオをもって目的を達成しようとするのでしょうか?

タイトルシナリオ
記事No1814
投稿日: 2007/05/18(Fri) 08:40:38
投稿者takeo
> では、われわれとも共通する目的を達成する手段として実践される「一店逸品運動」は
> どのようなシナリオをもって目的を達成しようとするのでしょうか?

1 組織の立ち上げ
(1)勉強会の開催 「運動としての一点逸品」目的・取り組みなどの説明
(2)参加者の募集

2 参加者の取り組み
(1)「逸品」の選定
 ○自店の品揃えから逸品を選定する
  (逸品は、自店にしかない商品、類似品と比較して優れた商品、
   お客にとって値打ちのある商品など、要するに「お客に買ってもらいやすい商品)
(2)逸品のアピール
 ○単独または仲間と「逸品」をアピールする
  (共同で取り組めば効果、コスト面で有利)
(3)効果
 @お客が来店する。来店客が逸品その他を買ってくれる
  (来店目的の訴求、来店促進、販売促進)
 A逸品が評価され、買い上げ客がお得意客に変わる
  (売り上げ実現、一見客の固定客化実現)
 Bお得意客が増え、つまり客数が増え・売り上げがふえ・繁昌す
  る(活性化への道)
 というシナリオが考えられいます。

 もちろん、このシナリオを実現していくためには、いろいろな課題があり、それらの課題への取り組みもちゃんと考えられています。
次に課題への取り組みを考えてみましょう。

注・一店逸品運動の内容については、web上で適当な資料を探し出すことが出来なかったのでtakeoが独自に組み立てています。
「実際の一点一品運動とは違う」というところがあれば、指摘してください。
作業が終わってから「takeoが批判しているのは本当の一点逸品運動ではない」などと言われるとなんのための作業か分かりません(笑。
詳しい方、協力のほどお願いします。     

タイトル課題への協働
記事No1815
投稿日: 2007/05/18(Fri) 09:26:45
投稿者takeo
>  もちろん、このシナリオを実現していくためには、いろいろな課題があり、
> それらの課題への取り組みもちゃんと考えられています。

各段階の課題

(1)一店逸品の選定
 既存の品揃えから「逸品」を発見する方法
 全店的に売れていない・客観的な評価が出来なくなっている経営者が「一店逸品」として自信を持って取り組む商品が品揃えの中に存在するだろうか?
 どうしたらそれを発見できるのか?

(2)アピールの方法
 発見した逸品をお客にアピールし、買い上げに結びつける方法
 限られた予算で本当に来店を促すためにはどのようなアピールが必要か?

(3)全店的活性化への展開  
 成果を業容全体に及ぼす方法
 逸品的取り組みの成果を店舗全体に拡大していく取り組みはどう考えるべきか?

 取り組みがこの通りに進めばたちまち繁盛店が出来上がるはずですが、業績が低迷しているお店の経営者にとって、@〜Bを実現するのは難しいことです。取り組んでいくためには「協働」が必要とされています。


解決方法
(1)〜 (3)の取り組み、とても現在、お店の業績を“かくあらしめている”店主さんたちが「なるほど、一店逸品化、いいことを聞いた」とすらすら取り組める話ではありません。そもそも売れないとぼやいている品揃えの中から、どうやって自分の店の逸品を発見するのか・・・・?
 販売促進のノウハウも陳腐化しているし、さらに、品揃えの再構成などもここ何年も取り組んだことがない、という状況での取り組みです・・・。

 そこで活用されるのが「協働」であり、一店逸品運動の「運動」とは、一面、このことを指しています。
運動仲間の「消費者としての観点」を互いに最大限利用して、
@「逸品」を選び、
A「販促アピール」を考え、訴求する。
B「店舗トータルのあり方」を評価し・改善策を考える。

 一店逸品運動は、もちろん、各参加店・経営者以下の自助努力が主体であることはいうまでもありません。しかし、問題がありまして、自助努力を起案し・実践に取り組むのは、「売れていないお店」の経営者・関係者が長年培って?きた「目」と「アタマ」であり、「一店逸品」の理論が理解出来たとしても従来の発想を抜け出すことは難しいかもしれません。
また、今どきのお客のニーズと微妙にずれる可能性も考えられます。

 そこで、出てくるのが協働・運動という考え。
「お客にアピールするための逸品」ですから「お客の目で選び出す」ほうがお客にアピールできるに決まっている。
ということで、一店逸品運動に参加した仲間同士、お互いに“互いが互いの店にとって消費者である”ということから、消費者としての視点で仲間の店・品揃えをチェックし、逸品を選び、ついでに店舗の内外をチェックして改善すべき点などを指摘し合う。

 このとき大切なことは、もちろん商売人としての経験や知識にもとづいて逸品を選定したり、店舗診断をするのではなく、あくまでも消費者という立場、「買う身・使う側」に立って吟味すること。
 お互いがお互いのお店にとって消費者・お客である、という関係を繁盛店づくりに活用する、消費者の視点を活かした・協働による繁盛店づくりというのが「一店逸品運動」の柱となる考え方だと思います。

タイトル逸品の選定
記事No1816
投稿日: 2007/05/22(Tue) 07:25:22
投稿者takeo
 自店の品揃えのなかから、「逸品」を発見し・取り組みの対象として選定する。

「逸品」は“逸品としてアピールすれば必ず売れる”と判断される商品でなければならない(*)。
どういう商品が売れると判断されるのでしょうか。一般に次のような特性を持った商品が考えられます。

@お客にとってその商品を新しく生活に加えることが“生活をより豊かにする商品”
A現在使っている商品と入れ換えることが“生活をより豊かにする商品”
つまり、お客の生活に新しい付加価値を提供できる商品で、しかも、
B自店で買うことがお客にとって「より良い買い方」である商品
でなければならない。当たり前ですね。

 特に大事なことは、Bの条件です。これは、「一店逸品運動」に自店の将来を託す=現在業績がふるわないお店にとってなかなか難しい条件だと思います。
この運動に参加するということは、お店の現状がお客にとって「あの店で買い物をするのは“よりよい買い方”ではない」、「“よりよい買い方”にふさわしい買い物行き先は他にある」と評価されていることを意味していますから、逸品の特性のうち、@及びAは“必要な条件だがそれだけでは逸品には指定されない”特性だということになります。
逸品とは、“@及びA特性を持った商品であり、かつ、自店でしか買え
ない商品”ということになります。

従って、「逸品」の選定は:
@何らかの新しい付加価値がアピールできる商品であり、かつ、
A−1自店のオリジナル商品または
A−2商圏内の他店では取り扱っていない商品
などが候補として考えられます。
これらに該当する商品のなかから、自店にとって「逸品」としての取り
組みに適した商品を選定します。「適した商品」とは、
B「この商品が売れるようになれば、店内全体に波及効果を期待できる
商品」などです。

しかし、実際にはなかなか三つの条件が揃った商品は無いかも知れません。
その場合は、仕方がありませんから@、Aの条件を優先して選ぶことになる。

選定する逸品は、最低限、
@「お客の生活に“これまでにない効能・効果”を提供出来る」商品
A自店が独占的に取り扱っている商品
であることが必要です。

業績が低迷しているお店の品揃えに果たして“逸品”を発見することが出来るか?
なかなか難しそうですね。
なかには「うちにはそんな商品はない」と即断して、参加しない人があるかもしれませんし、取り組んでもなかなか発見できない人もあることでしょう。
もちろん、そういう基準で商品を選ぶのか、よし、うちの逸品はこれだ、とさっさと選べる人もいるでしょう。
ただし、逸品はあくまでも「お客の生活」にとっての「逸品」です。
自分で選べる/選べないということよりも、“お客の生活にとっての逸品”をどうしたらピックアップ出来るか”ということが問題です。
この問題を解決するのが「協働」であり、「一店逸品運動」が「運動」であると主張される由縁です。

(*)「一店逸品」の目的は、「逸品の売り出しを通じてお店を売り込む」こと
ですから、売れなければ始まりません。
なかには「一店逸品は“運動”であり、ただちに売り上げを目指すものではない」という声もあるようですが、とんでもないことです。
「売れない逸品」では運動は続けられず、無理に続けたとしても運動の目的=“売れる店づくり”を実現することは出来ません。その理由は後ほど説明します。

タイトル体 制
記事No1818
投稿日: 2007/05/23(Wed) 08:04:38
投稿者takeo
 選び出した逸品を如何にお客に売り込むか。

目を凝らして見ると、紛れもない逸品なのに、どうして今まで売れていないのか?
もちろん、それには理由があるわけで、あらためて売り込むにあたっては「売れなかった理由」を除去しなければならない。

売れなかった理由は、いろいろ考えられますが、
@そもそもその商品がお店で売られていることをお客が知らない
A知っていてもそれが“逸 品”であることが知られていない
というのが重要なところでしょう。
おっと、もちろん、
○そもそもお店の存在がお客に」知られていない
ということもあるかも知れません。

いずれにせよ、「一店一品運動」は、「逸品」を売り込むことを通じて、「売れないお店」のトータルとしての状況を変えていこうとする取り組みですから、このような状況があることは先刻承知、この状況を打破していくところに「運動」の真骨頂があるわけです。

「売れる」ようにするために、商品の存在と効用(物理的&機能的)をお客にアピールする。
いろいろと「打てる手」があります。
@商品の属性を変える(体裁、分量、価格他)
Aディスプレイを変える(位置、陳列法)
Bその他

「打てる手」はいろいろありますが、「考えるアタマ」が弱くなっている。
「弱く」は語弊、「従来の発想をなかなか脱却できない」ということですね。
如何に「脱却」するか? これこそこの運動の得意とするところで、
仲間の「消費購買行動者」としての視点からするアドバイス、が「脱却」を助太刀します。
この「助太刀」は逸品にとどまらず、店舗全体のレイアウト、陳列、
商品構成、内外装等々、とどまるところを知りません。
もちろん、店主は仲間のアドバイスに盲従するわけではありません。
いろんなアドバイスを評価し取捨選択するのは店主の権限であり、もちろん、一部始終は店主の自己責任のもとで取り組まれます。

逸品の選定からアピールの仕方まで、従来の発想から抜けきれない店主の取り組みを仲間が互いに助けあう、というわけです。
この助け合いを通じて、お互いに自分の経営・店づくりのありかたを
「お客の目」で見ることが出来るようになり、お客の立場で考えることが出来るようになる、やがて、店舗全体がというのがこの運動の目的です。

仲間へのアドバイスを通じて、自分の商業者としての目や技術も鍛えられることでしょう。一店一品運動が「運動」と呼ばれるのは、このように、参加する人の意識が変わり・行動が変わることを目指しているからです。

ご注意:
デイリーフラッシュにも注記していますが、takeoは「一店逸品」には批判的です。
現在述べている「一店逸品」の説明は、後ほど批判を行う準備であり、すぐに「一店逸品運動」は自分たちが期待している目的を達成できない、ことをあきらかにします。
今日、ほとんどの運動が所期の成果を挙げられず低迷しているとおもいますが、その原因は「やり方がまずい」とか「運動だからすぐには成果が出ない」などではなく、「そもそも考えが間違っている」ことをあきらかにしようというのがこのスレッドの目的です。もうすぐ始めます。
ということでそれまでどうかお間違いのありませんよう(笑

タイトル広告宣伝
記事No1819
投稿日: 2007/05/23(Wed) 08:05:37
投稿者takeo
 せっかく、逸品を選定したのですから、これをお客に周知、来店してもあることが必要です。もともと、この事業には「来店促進」という期待も濃厚なわけですし。

 事業に取り組もうとする皆さんが直面している問題情況は、
@お客が来ない
A広告を打ちたいが経費がかさむ
Bどうせ効果も期待できないし
ということだと思われます。
そうでなければこういう事業に取り組む必要はないのですから。

 この状況を突破するのが「運動としての一店逸品」の優れたところ。
来店促進を運動参加者全体の取り組むにすることにより、
@経費分担の軽減
A各店の逸品を「品揃え」としてアピール出来るため、個々にとり組む場合よりも
インパクトがある
という効果が期待されます。
これまで組合が取り組んできた「抽選付き売り出し」とは大分違うわけで、直接売り上げ増進につながることが期待されます。

もう一つ。
「空洞化に悩む商店主たちの自助努力」として、マスコミに取りあげられる可能性がある。これは広告宣伝とはひと味違う効果を期待させます。

こうして取り組みは準備万端、あとはお客の来店を待つばかり。

タイトル実 務
記事No1820
投稿日: 2007/05/24(Thu) 08:07:01
投稿者takeo
逸品をあらためて世に出すについては:
@逸品の選定、リニューアル
Aプレゼンテーション(陳列)
B宣伝の方法と内容
などを、考えることが必要です。当たり前ですね。
このいわば「逸品ミックス(*)」を的確に作らないと、一品運動に取り組む目的が達成されません。

(*)「逸品ミックス」:
商品(ネーミング・パッケージなども)
陳列(店内位置・ディスプレイ方法)
広告(キャッチ、内容、媒体) など、逸品が逸品として世に出ていく
ために必要なワンセットのこと。

 ところが、前にも書いたことですが、商店街の皆さんが「一店逸品運動」に取り組まなければならない「問題情況」を考えてみると、
@業績低迷
A改善の方策は考えつかない
ということですから、こういう状況を作り出している本人が「よし分かった、一店逸品だな」と膝を叩いて乗り出したからといって、右から左に「逸品ミックス」を作れるとは限りません。中には作れる人もいるでしょうけど。

 そこで、仲間(自分の商売関連以外で消費生活者)の支援が必要になる。
消費生活者としての目で、うちの店の逸品、逸品ミックス作りに参加してもらうわけです。
お客には聞けない、聞いても本音は聞かせてもらえない、生活における
自店の商品の評価の一端を知ることが出来る。
これは、逸品だけでなく、自店のあり方、商売全般についてのヒントに
なる可能性が高い。
もちろん、聞く耳があり、考えるアタマがあれば、のことですが。

この「支援」を相互化することで、運動の仲間は次第に「顧客の立場」でお店を考えることが出来るようになる。
仲間からのサゼッションをヒントに商品をはじめ、店づくり全体を見直すきっかけが生まれる。
自分のものの見方・考え方が変わっていく・・・。

 運動に参加している仲間が全員(すくなくとも立て前としては)こういう姿勢になっていくとすればけば、その相乗効果たるや図り知れない
ものがある。

ここが「一店逸品」の真のねらいであり、「運動」といわれる由縁です。

タイトル展 開
記事No1821
投稿日: 2007/05/24(Thu) 09:07:10
投稿者takeo
PR、宣伝広告の実施。
A・I・D・M・A的プロセスを経て、逸品目当てのお客が来店します。
通常よりも来店客は多いはずですし、ねらいどおりに逸品が支持されれば、売り上げも増えます。
売り上げが増えるということは、逸品が逸品としてお客に認められた、
ということですから、「事業に取り組んで良かった」のはもちろんのこと、「逸品ミックス」作りの過程で身に付いた・従来装備していたものと入れ換えた「ものの見方・考え方」があります。これは、ずうっと使えますからね。

逸品が売れれば、あとは同じ手法で次の「逸品候補」を探しだし、
これを材料に「逸品ミックス」を作る・宣伝する・お客が来る・逸品が売れる。
これを繰り返すことで、だんだん売れる商品が増えてきます。
「逸品候補」は意外に早く品切れになるかも知れません。
「逸品」の特性からして、小売店の品揃えに「オリジナリティ」のある
商品が多いとは限りません。
そういう場合はどうするか? 心配ご無用です。
「逸品」は「逸品ミックス」というセットを作ることではじめて「逸品」足り得ます。
このことから、商品実物は逸品の特性を持っていなくても、ネーミング、包装、キャッチ、ディスプレイなどを工夫することで、「逸品」的なアプローチが出来ることが分かってくる。
逸品ミックス的手法で、逸品以外の商品も売れるようになる。

というように「順風満帆」が期待されます。もちろん、これは最初の「逸品」がお客に「逸品」と認められたときの話。
すべての「逸品期待」が「逸品」になると決まっているわけではありません。
中には気合いを入れて取り組んだが、お客に評価されなかった、ということもあるかも知れません。
ひょっとしたら、当初は結構な率で「外れ」があるかも知れません。
しかし、“「外れ」もまたよきかな”、失敗を活かすとっておきの方法があります。
それは、「なぜ逸品はお客に支持されなかったのか」、その原因を「ミックス」全体にわたって、しっかり考え、突き止め、次の逸品ミックス作りに活かす、ということ。もちろん、スタート時点とは比較にならないほど上達した仲間の「批評・アドバイス」も受けられます。

 次に提供する「逸品」は、「失敗に学ぶ」プロセスを経ていますから、成功する=お客に支持される可能性が高くなります。
さらにまた次の新たな逸品ミックス作り・・・。

 こうして「逸品ミックス」つくりが進んでいくうちに、逸品ミックス
作り技術が向上し、逸品ミックスから店づくり三点セット=店づくりミックスづくりへと発展していき、ついには「繁盛店」が出現する。
もちろん、取り組みは同志的結合によって行われていますから、成果は
各参加店で共有され、商店街のあちこちに繁盛店に生まれ変わる店が続出する。これを確認した、これまで運動に参加していなかったお店も参加するようになり、運動はさらに拡大し、成果も向上し、やがて商店街は「繁昌商店街」へと面目を一新する。
 これが「運動としての一店逸品」のねらいです。

 というように、「一店逸品運動」の概要を説明してみましたが、運動のねらい・取り組みについての理解、これでよろしいでしょうか?
ご存じの方、チェックしていただくと有り難いです。

 さて、「一店逸品運動」が、大要、これまで説明してきた通りのものであるとするならば、「一店逸品運動」がその目的を達成する、すなわち、「一店逸品運動」を採用すれば、商店街は活性化できる、という皆さんの期待は、達成されることはありません。

どうして達成されないと言えるのか?
以下、説明します。

その前に、「一店逸品運動」の説明について、間違いや不足があったら、指摘していただくとありがたい、詳しい方、よろしくお願いします。

タイトル一店逸品 その背景
記事No1822
投稿日: 2007/06/01(Fri) 08:53:41
投稿者takeo
> 新しく試みる説明は「推進派」の立場で行います。

 さて、ここまで「推進派」の立場で、一店逸品の方法・その目的とアプローチについて述べてみました。
これは推進派の主張を囲繞したものではなく、「繁昌店づくり」「商店街活性化」という目的を掲げて取り組む場合のシナリオとしては、このように考えられるということです。

 このあたりのことについて、推進派の皆さんの間ではあまり議論が行われていません。
webで検索してみますと2万件以上のヒットが得られますが、ほとんどが実施団体の実施に関する情報です。
Web上で一店逸品について論議はあまり盛んではない?

 取り組んでいる商店街は多いのですから、「一店逸品総合サイト」などがあってもおかしくはないと思いますが・・・。

 上に書いたように、一店逸品から繁盛店・商店街活性化に至るシナリオは、本来なら当然、推進派が準備すべきもの、見あたらないので当方でまとめてみました。
推進している人の中にも「一店逸品ってそんなシナリオだったのか」とはじめて知った人がいるかも、です。

 さて、もちろん、当社はアンチ「一店逸品」という立場、“「一店逸品」では所期の目的を達成することができない”という立場であることはご承知のとおりです。
一店逸品に対する当社の批判は、その目的を批判するのではなく、“一店逸品では、一店逸品が達成しようとしている目的は達成することができない”ということです。一店逸品は目的を達成することはできない、一店逸品では繁盛店を作ることは出来ない、ということです。

 何故そう言えるのか? これから説明します。

タイトル逸品の理論的商品特性
記事No1823
投稿日: 2007/06/03(Sun) 13:43:57
投稿者takeo
一店逸品とは:
定義しようとするとなかなか難しい。
一般にいわれているところでは、
@商圏内の店舗で唯一自店だけが扱っている商品
Aお客に知ってもらえば買ってもらえる商品
というところでしょうか。
他にもいろいろいわれているかも知れませんが、一店逸品の趣旨からして、逸品とは、「お客の来店目的となりうる商品」でなければならない。

いくら、「唯一の商品」、「お客に喜ばれる商品」でも、それがお客にとって「わざわざ買いに行く」だけの値打ちが無いと、一店逸品の趣旨は通じません。
よろしいですか?

いくら「逸品」でも「それを買うために・日頃なじみのない店に・わざわざ出かけて行く」という強力なアピール力を持っていないと逸品とは呼べません。
イエ、呼んでもいいんですが、呼んだからといってその逸品がお客を呼ぶ力を持っていなければ、逸品としての効能効果を発揮することはできませんからね。

従って、「逸品」の定義は、通常いわれているようなレベルでは不十分でありまして、試みに考えてみますと。

@自店既存の品揃えのうち
A適切にお客に告知すれば
Bお客の{この商品を買いにあの店に行こう」=来店目的となりうる特性を持った商品のことである。

如何ですか。まず、この定義が間違いないことを確認しましょう。
もちろん、条件はこれにとどまるものではありません。
もしその逸品が、よその店でも売られていたら、特に、お客の行きつけの店で売られていたらその商品は「逸品」にはなり得ません。
うちにわざわざ買いに来る必要がないからです。

「逸品」は商圏内の他の店では取り扱っていない商品であること。
これは重要な条件であり、実はここに逸品の大きな落とし穴があるのですが、そのことはもう少し先で説明します。

以上の条件から、皆さんのお店の品揃えから「逸品」をピックアップしてみましょう。
@商圏内でうちだけが扱っている。
Aお客が知ると欲しくなる。
つまり、うちだけが取り扱っている、知ったらきっと欲しくなる、他の商品では代替できない商品、が逸品です。

こういう特性を持った商品があなたのお店にいくつありますか?
いいえ、とりあえずは一個でもよろしい。ピックアップしてみましょう。

タイトル逸品は存在するか
記事No1825
投稿日: 2007/06/03(Sun) 16:26:06
投稿者takeo
まあ、自分のアタマを使ってあらためて考えてみれば、当店には逸品に仕立てあげられる特性を持った商品があるかどうか、すぐ分かります。

さらに、逸品運動の目指すところは、「逸品目当てで来店したお客に品揃えを買ってもらう」ことだということに思いをいたすと、逸品は単に逸品であるだけでは所期の目的を果たすことが出来ないことが分かります。
逸品はお客の来店目的になりうる特性を持っていなければならない。

 本当に定義どおりの「逸品」がそんなに都合良くうちの店にあるのだろうか?
ということですね。
実際の取り組みではこのあたりは大いに緩和されまして、「自店が自信を持ってお客に勧められる商品が逸品である」という定義もあるようです。
しかし、自分が自信を持っていればそれが即・お客にとって「買いたくなる商品」、「来店目的」になるとは限りません。なにしろ、逸品運動に取り組むお店に共通しているのは、「売れなくて困っている」ということですから。


「お客の目で商品を吟味すれば、きっと見つかる」ということで、一緒に運動に参加している商店街仲間の“消費者としての目”を活用して在庫のなかから逸品をピックアップする、というのもあり得る取り組みですが、
@仲間の目利きが即・自店が狙うお客のニーズにマッチするとは限らない
Aいくら目利きしても逸品的商品が無い店には無い
ということで、やむを得ず、とりあえず「このあたり」をアピールしてみようか
と「自信を持って奨められる商品」などに落ち着いたりするわけです。

 自分が自信を持って奨められる商品=逸品? なんだか?ですね。
そんな「自信を持って奨められる商品を今まで自信を持って奨めてきた結果」がお店の現状ではないのか? そうではない、という人には「ほいじゃ、今まで何をやってきのぁ?」ということになる(笑
今までないもやって来なかったが、これじゃあやっぱまずそうだから「一店逸品」をやりたい?

 といった人も加わっての運動になるわけで、このあたりの可能性をいろいろ考えたりすると、なかなか話が先に進みませんから、大まけにまけて“首尾良く「逸品」が見つかった”ことにして、そこから話を続けてみましょう。

さて、逸品運動が逸品を通じて「個店全体の活性化」を実現していくためには、逸品目当てに来店したお客が何気なく品揃えを見渡すと、「あそこにもここにも」自分にぴったり、いますぐ買って帰りたい商品のオンパレードではありませんか!
という店内情況を作り上げなければならない。こういう店づくりが出来上がっていてはじめて一店逸品に「釣られて」来店したお客が得意客になってくれる、かくしてお店は繁昌する、めでたしめでたし、となるわけですから、問題はもちろん「品揃え」です。

 今現在の品揃えをどう変えていったら「逸品から品揃えへ」という取り組みが構築されるでしょうか?
ここまで来ると逸品運動の欠陥がイヤでも分かってしまいます。

 逸品からスタートして売れる「店づくり」を実現していくことはできません。
次回はこのことを考えます。

※「逸品」に取り組んでいる皆さん、「魅力ある個店づくり」の手法として「一店医品」の導入を検討している皆さん、“クオールエイドの「業容転換」と一店逸品の目的は一緒だから”、一店逸品を継続しようとしている皆さん、(笑
皆さんご推薦の一店逸品と当社が提唱する「業容転換」は、全く違う方向と方法ですからね。一緒だと思っている人は、「商業集積」についての基本的な知識が不足していることを自白(笑しているに等しい。

 おっとこの話は次の記事で論じることでした(笑

タイトル品揃え
記事No1826
投稿日: 2007/06/05(Tue) 12:05:24
投稿者takeo
>  今現在の品揃えをどう変えていったら「逸品から品揃えへ」という取り組みが
> 構築されるでしょうか?
> ここまで来ると逸品運動の欠陥がイヤでも分かってしまいます。

 一店逸品に取り組み、逸品が売れるようになると、
@商品とお客のニーズとの関係に開眼する。
A新しい眼で店舗内外をチェックし、お客のニーズを志向する店づくりに取り組む
というのが基本で、Aにはいろいろバリエーションがあるようです。
○逸品が売れるようになったら、次の逸品をピックアップする とか
○逸品的特性を持った商品を新たに確保し、デッドストックと入れ換える など。

さて、そんなに都合良く逸品候補が見つかりますか?
新商品。どこから集めてくるんですか?
といった課題を解決しなければならない。

いずれにせよ、一店逸品に取り組んでいる間を通じて、業績は全般的に改善されていくことが必要です。逸品アイテムが売れるようになったからといって業績全体が上向く、というのは小規模菓子店などですね。
一般に集荷小売業の場合は、一アイテムがブレイクしたからといって、即・業績が向上する、ということはありません。
中小小売業の基本的な戦略は、
○売り上げは在庫の回転で作る
○単品を求めて来店したお客に品揃えをアピールする
ということだと思いますが、さて、逸品の売り出しを皮切りにこの戦略にどうすれば結びつけて行けるのか?

もう一度繰り返しますと、
「逸品に釣られて来店したお客に「品揃え」をアピールする」というあるべき店づくりは、いつ・どのような方法で取り組まれるのか?
ということです。

常識的に考えれば、お客が来店したときには、すでに仕掛けが完了して
いなければならない。
すなわち、「逸品」を売り出す前に、「逸品」目当てに来店するお客に
アピールする品揃えを作り上げておかなくてはならない。

そうしないと、せっかくの来店客が「逸品=一品」ワンアイテムを買う
だけで帰ってしまうことになる。バーゲンハンターならぬ逸品ハンター(笑

逸品は売れても業績の向上にはつながらない、という事態が起きそうです。
次から次に逸品を掘り出し、アピールしていく、やがて店内が逸品だらけになる、といシナリオですが実現はきわめて難しい。

タイトル販促戦術としての逸品
記事No1827
投稿日: 2007/06/11(Mon) 08:18:26
投稿者takeo
> 次から次に逸品を掘り出し、アピールしていく、やがて店内が逸品だらけ
> になる、といシナリオですが実現はきわめて難しい。

他方、一店逸品を「個店の販売促進」と位置づければ、話は分かりやすくなります。

販売促進が役に立つのは次のようなお店:
@既存の繁盛店
A一念発起、業容転換に取り組み、「品揃え・サービス・環境」三点セットを作り替えた
B新しくオープンした店で三点セットばっちりの店
つまり、
A 販促をしなくても売れている店・・・@
B まだお客に知られておらず、お客がついていないがお客に知られたら繁昌する店・・・A、B
 「売れていない店」とは、もともとお客に「買い物の場」とし手評価
してもらえるような「業容」を構築出来ていないのですから、こういう
お店が「目玉=単発来店目的」を工夫して来店をアピールし、首尾良く
お客を来店させたとしても、後が続きません。
だって、もともと「買い物の場」と認めていないんですもん。

 で、「逸品」で来店をアピールするのは、「目玉=単発来店目的」で
お客を釣る、ということですよね? でも、
○売れていない店が目玉を仕掛ける。
○釣られて来店したお客が「お得意さん」になる
などということは金輪際ありません。

 事例的に一店逸品に取り組んで成功しているのは、個店レベルだけ。ちゃんと理由がありまして、
@もともと繁昌していた店。
A三点セットをいじった店
のいずれか。もちろん、多いのは圧倒的に@ですね。
こういうお店は、みんなで一店逸品運動に取り組むと助かります。
@販売促進経費が軽減される
A新規来店客が増える(可能性)

参加店の成績は、逸品の良し悪しではなく、店づくり三点セットの良し悪しという逸品運動以前の段階で既に決まっているのです。

 一店逸品は、業容転換がある程度進んだお店が、「お試し来店」を
訴求する販売促進作戦として展開すれば効果を期待することができます。
 先年、業容転換に取り組んでいるグループが取り組んだことがありますが、もちろん、単に「目玉」を出し合うということにとどまらず、ある程度「来店目的」を共通したうえで「逸品」ならぬ「一品」を提案する、という取り組みでした。一点による売り上げつくりではなく、新規及び疎遠になっているお客に来店を訴求、店づくりをアピールする、という趣旨。

 小売業の鉄則は、「単品を買いに来たお客に品揃えを売り込む」こと
ですからね。
品揃えができでいないのに単品を売り込もうとする「一店逸品運動」は、もちろん、即時的な売り上げ増進を狙っているのではなく「繁盛店づくり」を目指していると主張します。

 「一店逸品」を起点とする繁盛店づくり、さてその顛末や如何に・・・
というわけでもう少し検討を続けます。

タイトル背景の見え隠れ
記事No1828
投稿日: 2007/06/13(Wed) 21:55:18
投稿者takeo
 なぜ「逸品」を売ろうとするのか? あるいは、なぜ「繁盛店づくり」の突破口が「逸品」になるのか?

 答えは簡単、お察しのとおりです。
“「うちにしかない商品」を告知すればお客はその商品を買いに来店する”これが逸品=うちだけが扱っている商品を前面に出して取り組む根拠です。
「差別化」ともいいますね。

 既にお気づきのように、当サイトでは「差別化」ということをただの一度も提唱していません。
提唱しないばかりか「差別化は繁盛の敵」というのが当社の主張ですね。ご存じでしたか?

 差別化はどうして「繁盛店への道」として間違っているのか?
このことがハッキリすれば、すなわち、「繁盛店への道」としての一店逸品が間違いである、ということがあきらかになる。

タイトル一店逸品の展開
記事No1832
投稿日: 2007/06/18(Mon) 07:17:22
投稿者takeo
逸品のピックアップからスタートする店づくり。
まず逸品のおさらいから。逸品とは、
>@自店既存の品揃えのうち
>A適切にお客に告知すれば
>Bお客の{この商品を買いにあの店に行こう」=来店目的となりうる特性を
>持った商品のことである。

 まず、自店現状の品揃えから逸品を選択します。
運良く(これは本当に運ですからね)、品揃えの中から逸品候補をピックアップすることが出来たとします。
これを「逸品」として告知、お客の来店を訴求します。

 来店訴求の目的はもちろん、
@逸品を買ってもらう
A逸品以外の商品も買ってもらう
ということですね。

そうしますと。
ふたつの問題を解決しなければならない。

その一 逸品をアピールするアピール
その二 逸品以外の商品のアピール
以上は、「レイアウト」「ディスプレイ」にとどまらず、店づくり全般に関わる課題です。
逸品という1アイテムを求めて来店するお客に、品揃えをアピールするわけですから、店内に物理的・心理的な「回遊性」を作り上げておかなければならない。
物理的:ゆったり歩き回ることが出来る
心理的:回遊したくなる陳列・接客
逸品で来店したお客にとって買い物目的はあくまで逸品です。この目的を拡大しないと売り上げ増、来店頻度増を実現することは出来ません。逸品候補に磨きを掛けると同時に店舗空間・接客にも磨きを掛けなくては。

 さらに、回遊した結果、具体的に買いたい商品が発見されること。当たり前ですね。
いくら歩きやすく・面白そうななレイアウト・陳列が行われていても実際に回遊し、商品を吟味した結果、「買いたい商品」がいろいろ品揃えされていなければ、話になりません。
一回目の逸品買いの時は、お試しで回遊するが二度目からは逸品だけのお買いあげ。

 逸品を買いに来たお客に店内を回遊してもらい、逸品以外の商品のお買い上げにつなげるためには、逸品以外の品揃えも、逸品に劣らず、「お客のニーズ」に合致するものでなければならない。これも当然ですね。
逸品を買いに来たお客が、目的以外の行動として店内を回遊し、目的外の商品をピックアップし、吟味し、買い上げるわけですから(衝動購買)、逸品以外の商品もお客から見れば、逸品同様、
>@商圏内でうちだけが扱っている。
>Aお客が知ると欲しくなる。
>つまり、うちだけが取り扱っている、知ったらきっと欲しくなる、
>他の商品では代替できない商品
という特性を持っていることが必要ではないか?

逸品を訴求して来店を促し、来店客に品揃えをアピール、買い上げてもらう、というシナリオを実現するためには、あらかじめ「品揃え・サービス・環境」という店づくり
「三点セット」を逸品対象のお客のニーズに合わせておくことが前提になります。
つまり、業容革新ですね。

逸品のアピールからスタートして繁盛店を作り上げるには、アピールに先立って、「店づくり」を革新しておくことが必要である。

しかし、肝心の「店づくり」を革新する技術はもちろん、持っていないわけですから、“さあ、どうする?”ということになります。
ホント、どうするんでしょうね。

ということは次のアップで考えます。


そもそも。一店逸品は一村逸品のパクリで販促技術として導入されたのですが、本家・一村逸品は今どうなっているでしょう?

タイトル一店逸品のねらい
記事No1833
投稿日: 2007/06/18(Mon) 07:19:30
投稿者takeo
> しかし、肝心の「店づくり」を革新する技術はもちろん、持っていないわけですから、
> “さあ、どうする?”ということになります。
> ホント、どうするんでしょうね。

実際問題として、こういうことが出来る条件はとてもじゃないが備わっておりません。
備わっているようなら何も逸品に頼る必要はないのですから。

では逸品は何を狙っているのか?

「意識の改革」ですね。
逸品が狙っているのは売り上げではなく、意識の改革。
実際に取り組みの中でも“逸品は運動であって、即時的な売り上げをめざすものではない”と言われているようです。
“逸品は運動だ”つまり、逸品は意識改革の運動です。

では、逸品に始まる意識改革は何をめざそうとしているのか?

タイトル展開と隘路
記事No1834
投稿日: 2007/06/18(Mon) 07:32:59
投稿者takeo
 端的に説明すれば、次のとおり。

@逸品に取り組む
Aお客が来店し逸品を買ってくれる
《《 意・識・改・革》》
B新しい取り組み

 逸品作りに挑戦する。逸品を作り上げる。逸品をアピールする。その結果、お客が期待どおりにあるいはそれ以上に評価してくれた。
という一連の取り組みの結果を確認することで、
“お客のニーズに対応すれば、商品が売れる、店は繁盛する”
ことをあらためて実感し、この実感を基礎に、店づくりの現状を革新していく、というのが一店逸品運動が「運動」である、と自称する由縁です。
 運悪く逸品が評価されなかったときでも、“顧客ニーズに合致していない商品を逸品に選んだから”であり(他店の成功をみればこれは明か)、“逸品はお客が認める逸品でないと逸品ではない”ということがあらためて自覚され、新しい取り組み・店づくりに向かっていくことになる。

ということで、「逸品運動は運動であって、逸品の売り上げをめざすものではない”とはそういうことだったのですね。

では、逸品に端を発する店づくり改革運動、果たしてうまく行くでしょうか?

タイトル運動としての一店逸品
記事No1835
投稿日: 2007/06/18(Mon) 07:47:39
投稿者takeo
> では、逸品に端を発する店づくり改革運動、果たしてうまく行くでしょうか?

商店街、関係者が二人以上集まると、二言目には聞かれるのが「意識改革」というコトバ。
通常は、“意識の改革が必要だ”、“そうだ、そうだ”ということで終わるところ、一店逸品運動の場合は違います。

“意識改革が必要だ”というところにとどまらず、“意識改革を実現するにはどうしたらよいか”という問題意識kら、意識改革を実現する手段として考えられたのが一店逸品です。
“意識改革が必要だ”とことあるごとにしたり顔で宣い、しかし、改革につながる実践は何一つ行わず、考えることもしない関係者に比べれば、“比べものにならない”のが一店逸品、参加者がその気になるのも当然です。
事実、運動のリーダーさんたちは、運動の運動たる由縁を自覚していますから、多少の批判などでたじろぐことはありません。

では、運動としての一店逸品は、首尾良く目的を達成することが出来るでしょうか?

タイトル展 開
記事No1836
投稿日: 2007/06/18(Mon) 08:20:01
投稿者takeo
 運動の基礎にあるのは、“お店はお客のためにある”。
お客のニーズを知り、それを店づくりとして実現することが、唯一、繁昌実現の道である、ということを一店逸品運動の実践であらためて確認する。
それからが運動の本旨である「店づくり」へのチャレンジが始まります。

チャレンジの方法・武器は何か?
「試行し、お客の反応を確認し、次へ進む」
「一店逸品」に取り組んだ結果は、このように総括されます。
というか、一店逸品を運動として、繁盛店づくりの方法として採用するということは、つまり、一店逸品は上のような「展 開」であると理解しなければならない。

※このあたりは、十分理解していない一店逸品実践グループもあるいはあるかも知れませんが、運動の主旨はそういうことですからね。

“一店逸品は、運動として展開する繁盛店づくりである。
“お店の現状有りのままからスタートし、お客の評価を基準に試行錯誤を繰り返しながら、繁盛店を作り上げていく”

クオールエイド流とそっくりですね。
事実、当サイトご講読・ご愛顧の皆さんの中には、各地の一店逸品運動のリーダーさんもお見かけするのですが、異口同音にいわれるのが、「クオールエイドは一店逸品と同じ」
ということです。“もー、どこがじゃぁ!”(笑

ということで、クオールエイドと話すときは意気軒昂なリーダーさんたちですが、商店街に戻ると問題山積、運動はなかなか運動になりません。

どこに問題があるのか?


※一店逸品運動について、ねらいと方法をまとめてみました。
おそらく、運動を実践している人たちから“そう、そのとおり、これこそわれわれが取り組んでいる一店逸品運動だ”と太鼓判をもらえると思いますが、如何でしょうか。
どなたか、「認定」していただけないでしょうか。


※さて、ご承知のとおり、当社は一貫して「アンチ・意識改革」です。
理論創発編におけるカントさんとか、自力思考とかのスレッドはすべて、「アンチ・意識改革」の立場で繁昌店づくりの実践をめざす場合、不可欠の作業です。
当社は、“「意識改革」なんか取り組んでも無駄”イエ、“百害あって一利無し”という立場ですからね。

 当社が提唱する「繁昌実現の道」、「活性化への道」は“一店逸品”とは全く異なるものですからお間違いの無いように。

どこがどう違うのか?
それは次のアップで。

※ちなみに、現実の「一店逸品運動」がなかなか所期の目的を達し得ない、波及しないし、取り組む店舗の業績もまだら模様だし、と問題に直面しておいでのリーダーのみなさん、あなたの問題は、一店逸品という方法に内包されており、一店逸品では解決出来ないことですからね。

 ということを論証するのが当スレッドの目的、あらためて確認しておきます。

タイトル意識改革
記事No1837
投稿日: 2007/06/18(Mon) 17:29:50
投稿者takeo
一店逸品に取り組みました。
首尾良く逸品を掘り出すことができ、きちんと陳列・ポップ・広告に取り組み、お客が来店し、逸品を評価していただき、買い上げてくれました。
万々歳です。

振り返ってみてあらためて気づいたこと。
お客のニーズに対応した商品をきちんと品揃えして提供すれば、お客は必ず表してくれる。
ということが、よ〜く分かりました。
売れないのはお店のせい、お店がお客のニーズに合わせて変わっていけば、お店は繁昌することができる。
一店逸品に取り組んだ結果、以上について実際の体験として理解することが出来ました。これは「意識改革」です。
ですよね?

意識改革に成功した参加者には洋々たる「繁昌への道」が開けているようです・・・。

タイトル次の段階
記事No1838
投稿日: 2007/06/23(Sat) 07:24:35
投稿者takeo
 変化が必要であり、うまく変化することが出来ればお客の支持を得ることが出来る。
よく分かりましたが、本当の問題はここから。

いったいどう変わればよいのか?

逸品への取り組みで、「変わらなければならない」ことはよく分かりましたが、どこへ向けて変わっていくのか、どうやって変わるのか、ということについては分かりません。・・・・・・。

逸品の経験を活かし、
品揃えを見直す
その過程で、あらためてレイアウトなども再構成する
接客態度も改善する

というトータルの取り組みが必要です。
「一店逸品」が運動である、ということはまさしくそのことを狙っているわけですが、これらについて、「逸品」の経験を基準に、自力及び仲間の協力で取り組み、実現することが出来るのか?

「逸品」への取り組みの経験から、「品揃え・接客・環境」を試行として変えていく「方向」を定めるわけですが、これはなかなか難しいことです。

絶対不可能ということではありませんが・・・。

タイトル一から十を展開する
記事No1839
投稿日: 2007/06/23(Sat) 07:45:57
投稿者takeo
> 絶対不可能ということではありませんが・・・。

「逸品」の経験で必要性を十分理解した「みせづくり」という本当の課題に、「逸品の経験」を活かして、取り組んでいく。
店づくり全体の改革改善に取り組んでいく。

課題は分かりましたが、
〈品揃え・サービス・環境〉について、「逸品」を基準に改革していく、というのはとても難しいことです。

お客の消費購買行動、これに対応するための店づくりの基本的なありかたを「逸品とお客の関係」から導き出さなければならない。
言い換えれば、「逸品とお客の関係」を「お店とお客の関係」にまで、拡張しなければならないわけです。

「逸品とお客の関係」を必要な水準で理解すること。
「必要な水準」とは、“〈品ぞろえ・サービス・環境〉の改革にあたって、取り組んでいく課題群の「取り組み方」を教えてくれる”という水準です。
つまり、非常に抽象的なレベルで「逸品とお客の関係」を理解しておくことが必要です。

簡単にいえば、具体一個の「逸品」から、有るべき「店づくり」の全体像を導き出すことが出来なければならない。

どう取り組むのでしょうか?

「逸品に店づくりを観る」ということですが、これを実行するには、実は「理論」が必要です。

タイトル逸品の理論
記事No1840
投稿日: 2007/06/23(Sat) 08:05:28
投稿者takeo
「一店逸品」を繁盛店づくりの運動として考えるなら、

“「逸品」を選定し、お客に提案したら、支持された。”

この経験を理論化しなければならない。
「逸品」は首尾良くお客に支持されたわけですが、
@こちらのねらい通りの支持が得られたのか?
A「ねらい」はどの程度自覚されていたか?
分析してみることが必要です。

というよりむしろ、「逸品」選定に先立って、選定の基準を決めておかないと「繁盛店づくり」そのものである「逸品運動」を導く「逸品経験」は得られそうもないということです。

逸品の経験を活かして繁盛店を作っていく、そのためにはそういう機能を果たせる経験が出来る逸品をあらかじめ選択して逸品運動を始めなければならない。
そうしないと、「次の段階に進む」方向が分かりません。

逸品の選定は、「自店にしかないもの」では済まないわけです。
「お客の立場で考えたとき、お客にウケそうなもの」というのはいいんですが、店づくりの基準にする以上、“どういう客相にどういう理由でウケるべきか”ということを決め、これを基準に逸品を選ぶことが必要です。

もちろん、この基準は提出されていませんから、参加者が自分で作ります。
というか、「運動」はその必要を感じていませんから、繁昌店づくりと「逸品」の関係は、きわめて偶然性が高いものです。

たまたま選んだ単品が、たまたまお客に支持された。
この単品の特性を抽象化し、それを基準に品揃えを変える
同じく サービスを改善する
同じく 店舗内外の環境を改善する
という取り組みですが、“たまたま選んだ単品」は、
◎自店が狙うべき主要客相のニーズに合致していた
◎店づくり三点セットの転換を導く基準となるような特性を持った
単品だった
ということですね。

これはなかなか有りそうもない話。
有りそうな話は次の二つ。

タイトル有りそうな話
記事No1841
投稿日: 2007/06/23(Sat) 08:13:57
投稿者takeo
「一店逸品に成功している」とされるお店の場合。

その一
 日頃から「店づくり」を心掛けている。「逸品」の選び方も、
「うちにしか無い単品」ではなく、
「この時期にうちのお客にアピールしたら喜んでもらえる単品」だったりする。
これはお客に評価される可能性が高い。
「これが逸品運動だ」と、パターン化する。
成功する可能性は高く、かつ、経験を「店づくり」にどんどん反映することが出来る。「これこそ繁盛店づくりの方法だ」ということになる。

しかし、これは「店づくり」が逸品に先行して相当程度進められていた、ということが条件です。

旧態依然たるお店が「逸品運動」に取り組んだら、みるみるお店が変わり、繁盛店に生まれ変わる、という筋道が構築されているわけではありません。

タイトル逸点突破・全店展開
記事No1842
投稿日: 2007/06/24(Sun) 18:57:17
投稿者takeo
 まず、現状ありのまま、業容三点セットはご覧のとおり、
という状況から、スタートします。

 
1.品揃えのなかから、次の基準で逸品をピックアップする
(1)ピックアップの基準
@商圏で自店だけしか扱っていない商品
Aきっとお客が気に入ってくれる商品
B自分が「逸品」としてアピールしたい商品
“何が逸品か”ということについてはそれほど厳密考えることはありません。考えても良いのですが、考えたあげく、定義に合うような商品が無かった、止めとくわ、では話になりません。

(2)取り扱い
@とにもかくにもお客に認知してもらわないと話になりません。
AAIDMAのAとI、とにかく気づき、興味を持ってもらうことが第一、先に進めません。
アピールにいろいろと創意工夫が必要です。共同チラシなどのキャッチコピーも難しい。誇大広告はダメでしょうし、だからといってありのまま、というのもですね・・・。
ということで、キャッチコピーがうまくなるという副産物があったりしそうで、これにはまるせっかくの「運動」がチラシづくりで終わってしまいます。
B来店したお客へのアピール
 ともかく、この商品が如何に逸品であるかということをしっかりアピール、お客に納得してもらわなくちゃ、先に進みません。
C逸品用サービス
 従って、接客も自ずと変わります。逸品の逸品たる所以を説明し、質問に回答し・・・、というプロセスを作り・こなすことが大切です。

(3)総 括
 一定の期間取り組んだら、結果を総括する。
@うまく行った場合
 その理由は何か?
Aうまく行かなかった場合
 その理由は何か?
キチンと総括して得た情報を次の逸品開発及び業容改革に活用する。
ここは一番大事なプロセスですが、難しい課題があります。

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